遥か古代、有史以前より存在すると言われる名もなき遺跡。九頭龍山脈の麓に存在している。
中は迷宮のようになっており、魔物も潜んでおり危険である。
しかしながら、古代の財宝や「魔導機械」なども大量に存在するため、遺跡を潜る者たちが後を立たない。
実は古くから魔族がこの遺跡に住みついており、遺跡を改造している。
そのため、卑猥な仕掛けの罠などが大量に存在し、触手などの魔物も数多く放たれている。
これらのトラップにハマってしまえば、散々な凌辱を受けることは間違いないだろう。
ここに潜んでいる魔族は一人だけではなく、総数がどれくらいかなどは不明である。
※ダンジョンなどとしてお使いください。色々な仕掛けが施されたようなダンジョンを想定しています。
内部の構造などはご自由に想像してくれて構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:08:36:25 更新
ご案内:「無名遺跡」からグリードさんが去りました。
■グリード > 「さぁて、今日の釣果のお楽しみっと!」
とても…とてもお気楽に、陽気に、ポケットに両手を突っ込んだまま遺跡の内部を歩く男の姿。
もちろん遺跡の浅い場所ではあるのだが、
駆け出しや実力、経験の浅い者が良く挑む場所というのは
ギルドのクエスト版を見て把握していた。
なので、当然のように囮依頼も混じるわけで…。
『大切なブローチを奪ったゴブリンの討伐』
ゴブリンに襲われ奪われた。遺跡へ逃げ込むのを見た取り換えして欲しい。
という、ブローチのイラストが張られ
前金アリ、報酬自体は相場な依頼。
冒険者が遺跡へ潜る道から外れた横穴の中にそれは落ちているのだけど
拾い上げれば吹き上がる麻痺毒に、
天井から伝い落ちる小さな雑食性のスライム等。
他にも流れてきたゴブリンや狼等いるかもしれず。
「さッ! 傷が少ない方が高値になるけど、御開帳ってなもんで」
そう、覗き込んだが………さて?
ご案内:「無名遺跡」にグリードさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からクレイさんが去りました。
■クレイ > 「……かなりめんどい状態だなこれは」
遺跡にやってきていた男。とある情報筋から得た情報。それに貴族が興味を示して今に至る。
しかし面倒な事が起きたのは遺跡に突入してから。男がいるのは密室。そう完全な密室である。
転移トラップ。それに巻き込まれたのである。
脱出の方法はふたつ。ひとつは魔法の解析。男なら十分可能だ。とはいえ事故が起こる事もある。それを回避するとなると滅茶苦茶に時間と手間がかかる。
だから出来るのなら二つ目の方法を使いたい。ではその二つ目はというとこの部屋のお題をクリアすること。
「最低でももう1人いねぇと表示できねぇなこれ」
水晶に触れればお題が表示されるのだが、その水晶が遠い位置に二つ並ぶ。つまり協力者がいないとお題を表示させられない。
最低でも誰か1人が同じように転移トラップで飛んでくるのを待つしかないのだ。
飛んでくるのは1人以上かもしれないが。
「しっかたねぇなぁ」
その辺に横になり、少し休む。少しだけ待って誰も来なければ解析に入るかと楽観的。ポーチの中には非常食もあるし、一週間程度ならここで生活できる程度の備えはある。
ご案内:「無名遺跡」にクレイさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からティータさんが去りました。
■ティータ > 「ほらぁ、これだから嫌なのよって、もう〜」
ほんの少しだけ開けた扉の隙間から確認すると、裏側に紐が走らせてある。
辿っていくと滑車を伝って、その先に重りが見える。無造作に扉を開け放つと、これを引っ張っちゃうか、もしくは紐が切れるかで、重りで何かあるよね、って。
反対側が見えてないから万全じゃないけど、ここからできる手はこうかな、って。
紐を指先で摘んで、重りの反対側は、思い切ってダガーの先で切る―― ……よし、何もなし。たぶん予想通りで、重りの反対側は扉に結んであるだけ。
であれば、ピンを出して、持ってる紐の方を結んであげて、これを反対側の扉の方に打ち付けちゃう。
「できあがり。これでこっちの片方はたぶん干渉しないよね」
両開きのうち、最初に少し開けた方は、何かあるんだろう重りと紐の仕掛けから独立したわけね。
更にもうひとつ何か、って可能性もあるんだけど、それは流石に厳重すぎない? ……って、思うけどまぁ一応警戒はしておく。
ゆっくり押し開けてみれば、通れるぐらいまで何事もなく開いて。それでやっと、反対側をそっと覗き込む。
「はぁ、扉一枚に苦労するもんね……割に合わないよぅ」
一攫千金、とかって概念はわからないでもないんだけど、それこそ数歩おきにずらーっと何十枚も扉とかあったらどうするんだろう、って思っちゃう。冒険のロマン!って言うのはやっぱり自分には向かないなぁって。
扉一枚抜けた先、通路がまっすぐ一本と、横に下り階段ひとつ。あ〜、これだけ降りて、落ちてった人たちが居るかどうかだけ、見に行くべきよねぇ……って。
やだなぁ、こういうのってひとつ降りると倍危険になるんだってば、とげっそりしながら。もうちょっと頑張りますかって、気合を入れ直して下の階へ。
■ティータ > よし、と腕まくり……をする仕草だけ。袖はあるけど革で覆ってて、それ取らないと腕まくりなんて出来ないし。
お師匠さまが、いつも作業前に腕まくりする癖があって、それを見て育ったから。ゲン担ぎみたいなものよね。ちょっと気合入れないとやばそうな時だと、自分でも真似ちゃうことがあるみたい。
扉に両手を添えて、それからコツン、コツン……と軽く叩いて。木板に耳を当てて、また何度か叩く。
取っ手の下に鍵穴、光球をその前へ持ってきて、取り出した小さな鏡越しにその中を覗く。直接鍵穴を覗き込む、なんて危ないことはもちろんしない。
「ん〜…… 鍵は、かかってる、けど。でもあんまり複雑ではなさそう?
意外と、単純にただ施錠されてるだけ……かなぁ」
基本的なピックで行けそうね、と。
色んなところに隠し持っているツールの中から、よく使う鍵開け用のピック束を取り出して。これかな、と選んだ一本を、そっと鍵穴に差し込んで。あとは、指先の感覚がすべて。
「……二本要る、かな。でもまだ行ける範囲」
片方の手でもう一本、束から外したピックを最初の一本に添えるように差し込む。
――こうして、こう。 と、組み合わせたピックと指先、手首の角度をくるり動かせば、かたん、と小さく金属が動いた音がする。開いたね、と確信。
「で、やったーって慌てて開けると危ないのよねぇ」
扉の正面は避けて、斜め横から。反対側に意識を向けながら、ぐっと扉の片側を少しだけ押し開けた状態に持っていって。
■ティータ > 一応、階層ひとつぶんぐらいは見捨てないでおいてあげようか、と思う。階段ひとつ見つけたら、それは降りる。ふたつはもう私じゃ荷が重いと思うのね。ひとつぶんだけだって、単独行動が得意な生業だから行けると思うってだけで、それだって危ないのは危ないんだから。
「……うわぁ、また扉。これが街中の貴族のお屋敷です、とかなら軽い軽いってなるんだけどね〜」
行く手を、金属枠に分厚い感じの木製板を並べてはめ込んで作ってある、数人並んで通れるような大きめの扉が阻んでいて。
いつもなら、鍵とかあってもはいはい余裕余裕ってちょちょっと開けて通るんだけど。ダンジョンだものねぇ、って嫌そうな顔でじとっと見る。
一歩下がって扉の全体を見て、その周りの天井や床、壁を一通りじっくり観察。
すっと目を閉じて、頭の中でかちかちと時計の針を思い浮かべて。ウィスプを出してから、そろそろ丁度一時間になる。掛け直す頃だ、と言うことで更に扉からずっと離れて。
「この使い方ってちょっと気の毒な気がしちゃうんだけどね、ごめん、便利なんだもん」
浮いていた光の球を、しゅぱ、と扉に向けて発射――ばしん、と扉に直撃、弾けて消えていく。
すぐさま、近くにもうひとつ、新しい光球を喚び出して。じっと身構えているけれど、何も起きない。
「触ったり、わりと強めに振動とか与えても大丈夫、ね。そういう罠はひとまずナシ。
……じゃ、調べましょうか」
■ティータ > 「はぁ、やっぱり外出るとロクなことにならないよ……やだなぁ」
迷宮遺跡の中、単独でそろそろと歩いているシーフの少女。
数歩先を光の球がふわふわと浮いていて、それは松明代わりに出している精霊魔法のひとつ。松明だと片手が塞がるし、ランタンを腰に、だと灯りを狙って不意打ちされた時に危ない。なので、これは結構気に入ってよく使う。
「まだビギナーチームだから、そんなに深い所まで行ったりしない前提で……なんて言われたけど、これ、逆に熟練チームにお供した方が安全でした、って思っちゃうよね
冒険のセオリーは私も自信ないけど……私が先頭、が正解だったんじゃないのかなぁ」
普段は街中でちょこっと何かくすねたり誤魔化したり。そうやって生活してて、本格的に冒険!なんてまずしないんだけど。
初心者冒険者チームが、シーフ技能者がたまたま出払ってて見つからないからって急遽、ギルド――シーフの方、から仲介で頼まれて同行してきたら。
血気盛んなリーダーの戦士の青年が、リーダーなんだから先に行くもんだ!ってずんずん進んでくものだから。床の仕掛けを踏んじゃって、みんな落とし穴へ直行したわけで。身軽な自分は落ちなかったけど、かと言って斜めに滑っていくようになってた穴の下に、わざわざ追いかけて飛び込むほど正義感はないの。
「どうなの? 罠とか気づきやすい人がまず先に歩くべきなんじゃないのかなぁ……それとも、一応固い人が先?」
ううん、と唸りながらそろそろてくてく。途中、やっぱりいろいろ罠はあるし、冒険慣れはしてないけど鍛えられてはいるからなんとか避けて来たけど。もう少し探しに行ってあげるべき?素直に戻るべき?
……って、どっちもどっちで色々困るなぁって悩んでる。
ご案内:「無名遺跡」にティータさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」から影時さんが去りました。
■影時 > ――応えはない。
――否。悲鳴とも呻きともつかないものが色々入り混じってやってくる。
(……ははぁ。奥から逃げてきてる類か? 思った以上に運が良いじゃァないか)
足音と明瞭に判別できるのは、ざっと3人位といったところだろう。
それ以外? 人間、這いずるようにできているかね? 出来ているならそれはもう人間じゃあるまい。
傍らに置いた刀を取り上げつつ立ち上がり、水袋を腰にぶら下げる。
そうして気勢を整え、間近の接敵を伴う避難者の到来を待ち構えよう。
何にしろ――先ずは事情を聴いてから、今後の事も考えないといけないのだから。
■影時 > (声を放てば、……なァんて、うまくことが運ぶかね?)
己が足で探索し、確立させた進入路は新たに地図を書き起こし、記録している。
それまでの間で目立った遺留品、または戦闘の痕跡と呼べるものは見つかっていない。
未帰還者達が運良く無事?に先に進めているのか。
或いは、運悪く捕縛等されて、深層へと引き込まれているのだろうか。考えるとどちらもあり得るのが厄介だ。
単独で進入している身の上でわざと声を上げるのは正しくは無いが、近くにいるなどすれば、答えが返るだろうか?
「――――おぉぃ。誰かァ、居るかー?」
すぅぅぅぅ、と大きく、深く、深く。息を溜めて、此れから進むであろう方角に開いた出口に声を放つ。
石造りの部屋に殷々と響く声は大きく、強く。同じ場に居る者が在ったなら、うるささに耳を押さえかねない程。
此れで魔物等が寄ってきたなら? それは勿論、その時次第だ。
少なくとも見回り、安全確認を行ったならば考えなしに突き進むより、遥かにマシだろう。
仮に魔物が集団で寄ってきたとしても、玄室の出入り口の幅は城門よろしく広くない。やりようはある。