遥か古代、有史以前より存在すると言われる名もなき遺跡。九頭龍山脈の麓に存在している。
中は迷宮のようになっており、魔物も潜んでおり危険である。
しかしながら、古代の財宝や「魔導機械」なども大量に存在するため、遺跡を潜る者たちが後を立たない。
実は古くから魔族がこの遺跡に住みついており、遺跡を改造している。
そのため、卑猥な仕掛けの罠などが大量に存在し、触手などの魔物も数多く放たれている。
これらのトラップにハマってしまえば、散々な凌辱を受けることは間違いないだろう。
ここに潜んでいる魔族は一人だけではなく、総数がどれくらいかなどは不明である。
※ダンジョンなどとしてお使いください。色々な仕掛けが施されたようなダンジョンを想定しています。
内部の構造などはご自由に想像してくれて構いません。
参加者(0):ROM(1)
Time:00:50:04 更新
ご案内:「無名遺跡」からマグゴブリンさんが去りました。
■マグゴブリン > 九頭龍山脈の麓に数多く点在する有史以前の遺跡群。
かつての魔導機械文明の痕跡とされる遺跡からは古代の財宝や、
文明の名前の由来ともなった貴重な魔導機械が発掘される。
しかも、発見された遺跡は全体の一割、二割に過ぎないとも言われており、
未盗掘の儘で現存する遺跡の数も多く、一獲千金を狙う冒険者や遺跡探索者は後を絶たない。
だが、この遺跡に利用価値を見い出しているのは何も人間のみに限らない。
この地域に棲息している魔族や魔物にとっても迷宮と化した遺跡は隠れ家に都合が良く、
謂わば、先住者として遺跡にて住まう者達が存在していた。
今、此処、名もなき遺跡の中でも小規模な遺跡に暮らしている小鬼達も御多分に漏れず。
遺跡を住居と定めた彼等は機械文明の遺産を活用しながら防犯用の罠を張り巡らせて、
迷い込んだ冒険者や探索者、近隣の住人を捕獲して、或いは、他所から連れ込んだ雌も含めて、
自分達の仔を孕ませる為の、繁殖用の牧場施設を築いていた。
迷宮奥の一室、合言葉を告げねば開かぬ扉の内側にて、人間やミレー族を始め、
魔物めいた者も加えた多くの雌が、檻で区切られた部屋で足枷を付けられた状態にて囚われており。
彼女達は水や食事の提供を受ける代わりに、日がな代わる代わる訪れる小鬼達にその肉体を玩ばれ、
胎内に吐き出される胤にて仔を孕み、産み落とし、更には、成長した自身の仔に孫を孕まされるという
いつ途切れるとも分からない悲劇のサイクルを延々と繰り返していた。
ご案内:「無名遺跡」にマグゴブリンさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からメイさんが去りました。
■メイ > 静かだった遺跡内、そこに突如魔物の声が響いたと思えば鎖の鳴る音。
そして続くのは重いものが何かにぶつけられ、そしてまた鎖の音。
その音の元には小柄な体格に似合わない武器、両手にモーニングスターを持っては振り回し魔物を駆逐する影。
見た目に合わない荒々しい戦い方で魔物を倒しては、逃げる魔物には容赦なく魔術を浴びせていき。
やがて動く魔物がいなくなれば、モーニングスターは幅広の袖の中に仕舞われ。
「これでこの辺りは大丈夫そう。確か…依頼の品はこの先だったっけ」
魔物の駆除を終え、少しの間耳を澄ませるが何かの音も声もないので大丈夫と考え。
倒した魔物、予定外ではあったが討伐部位を持っていけば報酬は貰えるのでそれらの回収。
ついでに売れそうな牙などもしっかりと回収を終えれば先を見て。
今回の依頼の目的、遺跡内に生える製薬に使う苔はこの先だったと思い。
明かりを魔術で灯して歩きだして。
ご案内:「無名遺跡」にメイさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からラヴィニアさんが去りました。
■ラヴィニア > こうして本来なら迷宮のコアである魔物の冒険が始まる。
海水がなく本気が出せないというハンデは決して小さくない。
もし海水がコップ一杯でもあれば、この矮小な姿を捨てて本来の力の半分でも出すのに、と。
闇の中を歩きだす。
ショートソードを美味しそうに齧り、貪り食いながら。
幸い食糧には事欠きそうにもなく。
■ラヴィニア > とある無名遺跡の中層、だと思われる階層。
自然の洞窟をそのまま迷宮化させたようなダンジョン。
人工的な要素のあるダンジョンと違い通路や部屋を明るく照らすものは何もない。
なぜこんな場所に
自分の領域でもない無名遺跡に。
なぜこんな装備で
新品のシャツとズボンとショートソードとバックラーと皮の胸当て装備で
ダンジョンの真っ暗闇の中で一人ぽつんと立っているのか。
自分でも大変理解し難いのだが、現状を招いたのは人間の善意であった。
平民地区にある冒険者ギルドにお邪魔した際に、
いつも通りギルドの内装や受付嬢の顔を見て、
王都に来た理由を何とか思い出そうとうろうろしていたところ、
ある冒険者のパーティーに捉まりみすぼらしい服装が悪かったのか、対話を試みる前に勝手に境遇を妄想され、
勝手にパーティー申請をされ、反論をする前に今着ている装備を着せられ、
初心者用の迷宮に連れてこられて、テレポーターの罠に引っ掛かり、
――…現状に至る。
行き成り4~5人に囲まれては慌てるのは無理もない、筈。
何か色々と詰められて否定と肯定をして対話を試みているつもりが、
きがつくと、こんな状況なのだ。
どうしよう?
明かりになりそうな物はここに飛ばされた際にロストした。
幸いなことに自分は魔物なので暗闇の中を見通すことができるので、行動に支障はない。
ただ海より離れた場所過ぎて鼻が利かないし、
テレポートのおかげで出口の方向もわからない。
どうしよう?
押し付けられたとも言える貰ったばかりのショートソードを文字通り齧り、
鋼鉄の刃を鋭い歯で噛み砕き咀嚼しながら、考える。
ご案内:「無名遺跡」にラヴィニアさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からエズラさんが去りました。
■エズラ > 「まいったなこりゃ……」
迷宮内。
深い層まで潜って未開拓地のマッピングを行う。
安請け合いしてやって来たが、すっかり迷ってしまった。
「ジタバタしても仕方ねぇなこりゃ」
手にしたランタンを置くと、その場に腰を下ろす。
周辺は広大な空間で、天井は見えない。
植物が自生しているが種類は不明。
幸いにして魔物の気配はない。
「ここで野営するしかねぇか――」
ご案内:「無名遺跡」にエズラさんが現れました。
ご案内:「無名遺跡」からエストさんが去りました。
■エスト > 「本当にここで合ってるのかな」
とある無名遺跡の中層と言っていい場所。
そこにいるという珍しい魔獣の捕獲依頼を受けたが、探せもそれらしい影も形もないことに思わずにそんなことを口にする。
近頃は冒険者としての仕事をあまりしていなかったこともあり、少しは依頼を行わないとランクを下げるとギルド側からの通告に、慌てて貢献度を稼げそうな依頼、ここに来る原因をちゃんと確認せずに受けたことを後悔し。
探しているモノは見つからず、代わりに目にするのは上層部で見るようなゴブリンやコボルドなどではなく。
オーガやミノタウロスのような遭遇したくない単独で倒すのは困難なものばかり。
しかも1体なら良いのだが、運が悪いと複数見かけるので始末に負えず。
隠れてやり過ごしながら早く目的を見つけたいと遺跡内を静かに探索し。
「あんまり奥にはいきたくないけど…そうも言ってられないよね」
理想は直ぐに上層階に戻れる場所で見つけることだが、この辺りにはそういう影も形もなく。
ならば奥に行くしかない、身の危険のリスクも高まるが依頼失敗も今後に響く。
そう考えれば、危ないと思えば直ぐに逃げると決めて奥へと足を向けていく。