2025/03/23 のログ
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ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 街道沿いの温泉旅籠の露店風呂。
そこで木で作られた湯舟の縁に両腕伸ばし湯船に浸かって寛ぐ魔導士貴族。

「ふぅ~… いいのう。屋敷にこれを作っても、このようにはいかんのだろうなぁ」

ゆらゆら揺れる湯は白く、何かの薬湯のようで。ただ湯の温もりだけでない熱を体に与えてくる。
心地は好いが、この湯では逆上せあがってしまいそうなほどだとも思いながら。

近くでは桶に従魔のスライムも浸かっており。ふよふよ形を変えているのは湯を愉しんでいるのかどうか。

温泉宿は性的サービスの提供の場ともなっており、湯場でのサービスなどもあると聞く。
もっとも、それに従事するものは様々らしいが。

元々そういう目的で雇われている者や出稼ぎ娼婦。信徒への奉仕行為の一部だと騙されたような聖職者やら。金に困り果てた冒険者やら。弱みを握られた貴族やその子女やら。平民、貧民…あるいは学院生なども貧に窮するものなどはこういう所でのそれなりに高額な臨時雇いにと引っ掛かり、ひどい目にあうのかもしれない。

よく利用する知己などはそれがいいのだと通ぶってもいる。その者も貴種であれば、金でも立場でもどうとでもなるから、ということなのだろう。

実にこの国の現状らしい、と思いながらも、当たりはずれまで楽しむ遊びとも思えば風情もあるのだろうか。
思案を巡らせながら、はぁ~…と、身体に溜まる熱を逃すような息を吐いた。

ルーベル > 日の高いうちからの温泉を楽しんでから、取った部屋で酒を楽しむ。
その日は屋敷に戻らずゆっくり過ごし、珍しく研究をしない休息日となったのだとか…。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」からルーベルさんが去りました。