2025/03/20 のログ
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ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 「これも王都の乱れゆえかのぅ」

九頭竜山脈。昔から山賊が跋扈するから山賊街道などと呼ばれている街道。
剣呑な通称だけれど奴隷都市や湾港都市への陸路の中では整備されているほうなのだ。
広く険しくあるから、旅人や商人たちが自戒するためにもつけられたような名前。

それも、王が不在でより貴族も平民も多くが腐敗に身を浸していれば、より乱れるのも道理とも言えるだろう。

男は湾港都市へと、馴染みの貴族の隊商に同道して陸路で向かっている途中だったが、山賊に乗った馬車が襲われた。
規模が小さいわけでもなく。山賊たちもそれだけ生きるに必死なのだろう。

結果、賊は鎮圧されるも、旅程は変更。
幸いそれほど遠くない位置にあった温泉宿に泊まり、あるいは周囲で野営、と、なったところ。

貴族である男は優先的に部屋を融通され、今は食事後の暇を持て余しているところ。
隊商に同道する冒険者、傭兵、あるいは己と同じ貴族やら。宿の逗留客やら…この場の中で、その暇をつぶす相手でもいないかと、暗金の瞳を細めて不躾に視線を巡らせていて。

ルーベル > やがて湯のほうにと案内され。ひとまずはそちらでゆっくりと過ごそうかとその場を去ってゆき…
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からルーベルさんが去りました。