2024/12/15 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ほう……」
ぱらぱらと雨が降る夜。
山中をランタンを携え散策していた金髪の男は、その道中で山小屋を発見して足を止めた。
男は顎に手を当て思案するような仕草をしながら、その小屋をジロジロと眺め。
「ほむ……ちょうどいいから今日はココに泊まるとしようかのう。雨もこの後強くなりそうだしな」
そう独り言ちておもむろに近づけば、一応軽くノックをした後扉を開け、中へ。
明かりの灯っていない小屋の中を、ランタンを掲げて照らして眺め回す。
中には木製のテーブルが一つに椅子が2脚。
壁沿いに設置された木製の幅広のベンチのようなものは、布団のような寝具こそないが、おそらく寝床だろう。
「──ふーむ……ちょっと埃っぽいがたまに利用されてはいるといったところかな……ウム、上等上等」
などと満足気にウンウンと頷き、テーブルの上のホコリを軽く払うと、ランタンとバッグをその上に置く。
椅子のホコリも払ってから、ゆっくりと腰を下ろし。
「ふぃー……──うおっ。何だ急に強まってきた雨脚」
一息ついた所で、ざざ、と急に雨音が大きくなって軽く驚きに目を丸める。
まさにすんでのところで屋根のあるところに入れた自分のタイミングの良さに
さすが俺、などと内心で自賛しつつ、タオルを取り出すと濡れた髪や顔をわしわしと拭い始め。
ゴロゴロと雷も鳴り始めたのが耳に届くと、こりゃ今夜中には止まない奴かな……と呟きを漏らす。
■エレイ > 男の予想通り、この晩の雨は止むことなく振り続け──
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」にアキアスさんが現れました。
■アキアス > 九頭龍山脈、山賊街道。
街道沿いの温泉宿から出ていた魔物討伐の依頼を複数人で請け、首尾よくこなした後。
山賊の溜め込んでいた財宝に宿からの報酬で懐具合も良く。
そのまま宿自慢の温泉を堪能しているところ。
王都の温泉宿の様に整備されているというよりも、自然のままを生かした造り。
景観良く開放感もある温泉は男女別れてもおらず、
ちらほら見える他の女性客の白い肌に鼻の下を伸ばしながらに、湯を楽しんでいて。
「っはー……あとは酒飲んで……女でも引っ掛けられりゃ上等だけどなぁ」
酒は宿から供されるだろうけれど、夜の相手まではそうはいかないだろう。
一緒に依頼を請けた者に声をかけて首尾よくいけばよし。
あるいは他の客でもいればそちらでもというところ。
湯で温められる呼吸を逃がすように空に向けて吐きながら、とりあえずは温泉を楽しんで。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」からアキアスさんが去りました。