2024/11/19 のログ
影時 > 「……まァ、そう都合もよくはならんわな」

肩を竦め、酒瓶に口を付ける。ここに子分たる二匹の毛玉も居れば、揃って呆れたように顔を見合わせたことだろう。
泳げない二匹をこの場に連れて来させる訳にはいかず、雑嚢(カバン)の向こうの隠れ家で寝かせていれば今は独り。
今少し満足するまで呑んで、身体を温めたら上がるとしよう。

夜はまだ長い――。

ご案内:「九頭龍山脈 温泉」から影時さんが去りました。