2024/09/08 のログ
淫堕仙人 > その後は九頭龍山脈とも思えぬほどのどかな時間。
釣りを楽しみ、釣った魚は塩焼き、燻製、即席の干物と楽しむ時間。
塩が手に入らなければ錬金窯でわずかに植物が含んでいる塩分を絞り出し、精製された塩を振りかける。
錬金窯の中には尽きぬ熱源があるために干物や燻製を作るのに時間はかからない。
自分の人生が予想以上に快適な瞬間を楽しみ、味覚を満たした後は水場で横になり昼寝の時間。

もうしばらくは困らない生活が続けられそうだ。
生活に困れば。あるいは食欲以外の欲求が頭をもたげればまた違う時間を楽しめばいい。
いびきをかく仙人が見る夢はどのようなものか。
誰も夢の仲間では忍び込めないために探りようもなかった。

ご案内:「九頭龍山脈 山中」から淫堕仙人さんが去りました。