2024/08/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃墟の宿」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 単に採算が取れなかったのか、魔物や盗賊の襲撃でもあったのか、それとも人が居なくなったのか。
温泉の名所と謳われている通りにそこら中に温泉宿が建てられていると言えども、全ての宿が健在である訳等無い。

崩れた扉に穴の開いた建物、雑草の飛び出した床と荒れ放題でもあったけれども。
誰もいないからには料金を支払う必要も無く、一応は寝室と思わしき場所で横になって眠れもする。

「……っふうぅ……ぅぅ……」

一番の目玉であるのは、源泉から引いている配管が未だ健在である事だった。
大浴場と思わしき場所を満たすまでは望まず、配管を磨きそこら中に転がっていた盥に湯を溜めて、温かな湯を使って体を拭い、ついでに服を洗い、配管から直接湯を浴びる、と一通りの事は出来て小さく声が溢れる。

これだけの設備が整っている以上は、盗賊や山賊にも用いられているのかもしれないがそんなリスクも覚悟の上で、

…もしくは、それをどこか望んでいる様な軽やかな調子で、隙間だらけの空間に灯りすら焚いて一人の時間を楽しんでいて。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃墟の宿」からレフェーリアさんが去りました。