2024/02/26 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に纏糸の蜘蛛さんが現れました。
纏糸の蜘蛛 > 九頭竜山脈の一角。

鉱脈が発掘されたということで金の匂いに我先にと駆け付けた行商人の息がかかった調査団が消息を絶ち、それがやがて鉱脈発掘の為に発破をかけたところ魔物の巣に穴を開けてしまったという事が後の第二調査団の調査で判明。

確認されたのは蜘蛛型の魔物であり、鉱脈と目される岩肌に覆われた山の一角は既に山の地肌の殆どが白糸が縦横無尽に張り巡らされており、数多くの蜘蛛型魔物が糸を伝って我が物顔で徘徊しているということで鉱脈の発掘作業を再開する為には魔物の討伐が必須であるという判断に。

それでも欲深い行商人は鉱脈を掘り当て売り捌けば十分におつりが来るということで人件費、そして人の命が懸かっているという事は構わずに冒険者、騎士、傭兵等形振り構わず手当たり次第に平均より高額な報酬を餌に討伐依頼をかけていて。

しかし、調査は十分ではなく、報告は正確ではなく。
確認できている蜘蛛型の魔物とはあくまでも子蜘蛛に過ぎず、親個体にあたる凶暴かつ強力な大型の魔物が発破によって開けられた巣穴にて消息不明になっている調査団の内雌個体を苗床に卵を孕ませている事は当然知らないからこそ伝わっておらず、依頼を請けて赴いた者が脅威を軽視してしまう事にも繋がりかねないか。

纏糸の蜘蛛 > 報酬に釣られた冒険者と鉱脈に目が眩んだ商人の欲によって蜘蛛の巣は拡大され、繁殖を繰り返すことに。
本格的に駆除に全力を挙げねばならないと気づいた時には既に手遅れという事態に近づく間にも、巣穴からは無惨にも苗床とされた雌達の嬌声とも悲鳴ともつかぬ声が響き続けて。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」から纏糸の蜘蛛さんが去りました。