2023/10/12 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 九頭龍山脈、麓付近の山中か。
流れる河川の傍らに、腰を据えた姿を見せる少女が一人。
まぁ、こんな場所だ、やっている事は決まっている。
片手に釣竿、足元に水を張ったタライ。
そのタライの中には、数匹の魚が泳いでいた。
別に取って食べる、と言う訳ではない。
いつもの通り、釣って楽しむ、との風情を楽しんでいるのだ。
とは言っても、こんな時間。
ぽつんと灯す、狐火の明かりに照らされている程度、その状態は、近くに寄らねば確かめられないだろう。
「ふむ…こうした釣りも、たまにやると楽しいものじゃのぅ」
ゆらゆらと、釣竿を揺らし、軽く様子見。
次なる魚が釣れるのか、釣れないのか、それはまだ分からない。
■タマモ > 調子の波、その流れは、いつどう変わるか分からない。
最初の調子はどこへやら、しばらくの沈黙が続く。
まぁ、こうして釣り糸を垂らす、そんな時間も、そうした事もあると思っていれば、そう気にはならず。
狐火だけの、小さな灯の中、のんびりと釣りを楽しみ。
「………まぁ、今日は、これくらいじゃろうか?」
とりあえず、それなりには満足した。
そう思えば、ひゅん、と釣竿を振るい、垂らして釣り糸を引き戻す。
釣り糸を軽く釣竿に巻くように絡め、ぽんっ、と消し。
よいせ、と腰を上げれば、タライの中を覗き込む。
「ひい、ふう、み、よ…思ったよりも、釣れたもんじゃな。
まぁ、食べるつもりでって訳でもないし、どうするか…」
全部解放をしても良いし、一部、持ち帰るのも良いだろう。
タライの中を泳ぎ回る、そんな魚達を眺めながら、軽く思案して。
■タマモ > 「そうじゃな、今回は…こうじゃっ!」
がし、とタライを両手で引っ掴めば。
ばしゃーっ、と引っ繰り返し、魚はすべて水の中。
ぱんぱん、と手を叩き、満足そうにすれば。
ぽん、とタライも消し、これで後は己と狐火のみ。
後は、そのまま、その場を後にするのだった。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からタマモさんが去りました。