2023/09/29 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に八蛟さんが現れました。
■八蛟 >
欲望に使ったこの王土
奴隷都市や港湾都市に腰を下ろすことが多い鬼は現在 山脈街道
王都と港湾都市を繋ぐ路を行く馬車の用心棒としてそこに居た。
鬼の図体を収める分弱小貴族や商人ではなく、それなりなデカさとそれなりな酒
それが用意できるところに収まった鬼
山の中だけと言わず街道の顰めれる岩場や草むら そう言った場所から出て来る増えた賊
なんでも最近は、山脈内で蔓延っていた賊が空気が合わなくなったように群れや個別で山を降る
それらが分散化した結果、治安が悪くなった一方だという。
鬼が受けたのはそれ 欲望の為に鬼退治と為ってしまう結果にどう立ち向かうか
ただの人間とやり合う機会の少なさから、時には寝入り時には酒に浸り
偶に外に出ては それだけで逃げていく賊につまらなさげに瞼を下げ、亜人となれば
手に携えた八角型の鋲打金砕棒が迎え撃つ。
肉を打つ手ごたえ 木の幹で叩きつけられ、肉籠のように向こうへ伸びる手足
鬼は多少の満足感と共に、ご機嫌な商人の雇い主から酒を増しで与えられて街道を進んでいた。
「件の山か 戦の匂いが絶えないネェあそこも。」
山脈街道に差し掛かると、賊は多くなるものの危険な匂いに敏感なのか
余り出て来ることはない。
此処を抜ければ危険度はグッと下がるせいか、馬車の動きも足早。
鬼の赤い眼は、興味はありそうで薄い
鬼にとってはまだアケローンのような場所のほうが らしい のかもしれない。
「ゾスを抜けて ここら辺は落ち着ける場所もない、か。」
馬車の中 図体のデカい鬼の他幾人か護衛と物資
素焼きの壺酒の中身を軽々とつかんでぐびりと煽るのなら、腰の煙管を抜くに至った。