2023/09/09 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」にサウロさんが現れました。
サウロ > (港湾都市からさらに東、九頭龍山脈に連なる道の道中にある山賊街道に建てられている温泉宿の一つを取った。
 王都にある九頭龍山脈に湧く天然温泉を引いている旅籠も利用したことはあるが、九頭龍山脈の宿を利用した回数はそう多くはなく。
 身軽に旅が出来るようになったからというのもあるが、今回は温泉宿周辺を荒らしていた山賊崩れをひっ捕まえたお礼として、
 是非泊まっていってくれと格安にしてもらった経緯がある。
 ということで、そこそこ良い部屋を宛がって貰い、風呂嫌いである相棒たるミレー族の青年は置いて早速温泉を利用させて貰おうと廊下を歩く。)

「……さすがに、王都の旅籠と違うか」

(異国情緒という雰囲気ではなく、水着や湯着の着用も可能で、男女混浴もある。
 どちらかと言えば湯治に近いのかもしれない。北の方へ行けばタナール砦やアスピダなどもある。
 負傷した兵が湯屋で湯治をするというのもよく聞く話だ。
 なにより廊下だとか見える場所で性行為が行われていないというのが大きい。アレは目のやり場に困る。

 流石にこういう場でそういう行為もないかと安心しつつ。
 男湯の室内温泉を選び、衣類などを纏めて脱ぎながら、鍛えられた裸身を露わにし、
 無料で貸し出されている湯着という下半身を隠す白い下着のようなものを着用する。
 この宿ではこういうものなのだろうか、と思いつつ、浴室へ入れば、間隔をあけて疎らに人がいる程度。
 掛け湯を済ませ、ある程度の距離を置きながら、独特な温泉の香りが充満する浴槽へと身を沈めていく。)

サウロ > (のんびりと湯舟に浸かって、心身の慰労を済ませれば洗い場で頭や体を洗い流す。
 体躯に見合うしっかりとした筋肉の下地。
 腕も脚も適度に太く、特に武器を振るい盾を構える両腕はしっかりと厚みのある筋肉に覆われている。
 胸周りの厚みからすれば腰周りは細く見えるが、余計な脂肪がないというだけで、体幹も良い。
 男らしさとは無縁の体毛の薄さや、金の産毛などのせいで見えにくいのがまた、女性が好みそうな肉体ではあるが。
 何にせよ、裸体に近い体を無防備に晒してもまぁ、公共の場だから大丈夫だろうという安心感。)

「……ん?」

(ふと外へ続く扉がある。どうやら外は露天風呂に繋がってるらしい。
 女性用の風呂場からも繋がってることから混浴とわかるが、湯着があれば問題ないかと、そちらへ足を運んだ。
 そこそこに広そうな様子もあるし、天気も良い。
 のんびり外の温泉に浸かってから部屋に戻ろうと決めて、外の露天風呂に浸かりにいく。
 そこに先客がいるか、あるいは誰もいないか、誰かが訪れるかは分からないが──。)

サウロ > (ざぱ、と混浴の露天風呂に浸かってのんびりと過ごす時間は、存外平和だった。
 女性の姿もなく、山から下りてきたのか野生の猿が浸かってたが、サウロが来たら逃げてしまった。
 そう言えば女性を襲う猿もいるのだとか。
 魔物ではないにしろ、そう言う理由で女性客もあまり露天風呂を利用しないのかと納得の表情。

 九頭龍山脈から吹く風は涼しく、湯は熱く、空は雲が流れて絶景。
 良い所に泊まれたと思いながら、もうしばらく浸かったら、上がって部屋に戻ろう。
 そんな風に考えて、時間は刻一刻と過ぎて行った──。)

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/温泉宿」からサウロさんが去りました。