2023/08/12 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエロメア・リースさんが現れました。
■エロメア・リース > 「お金稼ぎに盗賊退治の依頼を受けたけど……いやー、思ったよりも遠くに来たような気がする」
風の中にツインテールを揺らしながら少女が歩いている。
スカート付きの鎧に剣と盾。如何にもな冒険者。しかし……その小柄な見た目や体を覆う鎧などで分かりづらいが、肩は丸く肉付いている。太ももも厚くて柔らかそうだが、その筋肉と筋肉の間にはうっすらと溝が刻まれている。
脂肪と筋肉のハイブリッド。可愛らしさ以上に、戦士の肉体だ。
「そこらの盗賊ならサクッとイケるでしょ! それにこのへんは温泉があるって聞いてるし……温泉……混浴……うん」
「やぁるぞー!!!」
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエロメア・リースさんが現れました。
■エロメア・リース > 数時間後……。
「ふぅい、結構数いたなぁ。いてて」
数カ所に切り傷を作って道を歩いている。しかしその傷はみるみるうちに治っていくようだ。オークの血、自然治癒力もオーク並である。
「報告前に……せっかくだから温泉探しして、湯治とでも行こっかな! へへへー」
緩んだ顔で少女は山道を去っていった……。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエロメア・リースさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──ほう……」
ぱらぱらと雨が降る夜。
山中をランタンを携え散策していた金髪の男は、その道中で山小屋を発見して足を止めた。
男は顎に手を当て思案するような仕草をしながら、その小屋をジロジロと眺め。
「ほむ……ちょうどいいから今日はココに泊まるとしようかのう。雨もこの後強くなりそうだしな」
そう独り言ちておもむろに近づけば、一応軽くノックをした後扉を開け、中へ。
明かりの灯っていない小屋の中を、ランタンを掲げて照らして眺め回す。
中には木製のテーブルが一つに椅子が2脚。
壁沿いに設置された木製の幅広のベンチのようなものは、布団のような寝具こそないが、おそらく寝床だろう。
「──ふーむ……ちょっと埃っぽいがたまに利用されてはいるといったところかな……ウム、上等上等」
などと満足気にウンウンと頷き、テーブルの上のホコリを軽く払うと、ランタンとバッグをその上に置く。
椅子のホコリも払ってから、ゆっくりと腰を下ろし。
「ふぃー……──うおっ。何だ急に強まってきた雨脚」
一息ついた所で、ざざ、と急に雨音が大きくなって軽く驚きに目を丸める。
まさにすんでのところで屋根のあるところに入れた自分のタイミングの良さに
さすが俺、などと内心で自賛しつつ、タオルを取り出すと濡れた髪や顔をわしわしと拭い始め。
ゴロゴロと雷も鳴り始めたのが耳に届くと、こりゃ今夜中には止まない奴かな……と呟きを漏らす。