2024/10/27 のログ
■エレン >
港湾都市 至高の島 ハイブラ。
冷えているか生ぬるいかもはっきりしない気温と月の末が近づいたこの頃。
もうすぐ仮装を含めた祭りなどで盛り上がりそうでもあり、裕福なものや店々は飾りやちょっとした衣装アレンジなど
その場その場での楽しみ方を心得て金を落とさせていく。
エレンもまた、生物学上 同じ見た目の女は数年ヤっただけで飽きがくる をとても現実的に捉えている。
もちろん、夫婦間や恋人同士がそれだけとは限らないものの、一般的には“あるある”だ。
それをちょっとしたコスプレを含めるだけで、また金がたっぷりと下りてくる現状。
稼ぎはよろしいようで、経済を潤滑に回すように地下闘技場に足を運んでは、賭け札を手にしている様子。
仮装する♀スタッフからは白桃ワインと、ビターテイストなチョコレートスティックが入ったグラス
パキッと鬼歯で挟んで砕かれたそれは、カーミラが溶かしたチョコレートを嗜んだように咀嚼して喉を下る。
イチゴ色の赤い舌で唇をなめながら、自身のテーブルにもまたハロゥインを意識するかのように
テーブルに深々と突き刺さった独特な意匠の大剣
テーブルと剣の間に彩る深々と突き立てられてい男の骸と広がる赤。
パタパタと落ちる雫の音と共に、エレンはまるで気にする必要もない。
やや鉄臭い匂いはスティックを齧り折る際のいいアクセントとでもいうようにそのままにさせていた。
「偶には八つ当たりされてみるものね。 ちょうどいい飾りがつくれたもの。」
ステージ上のbgm 身分違いからくる命乞いと恨みの怨嗟
伸びた鉄の冷たさと鋭利な光
悲鳴 悲鳴 悲鳴 悲鳴 歓喜
いつも見るものとは違う 逆一方的なプレイ だ。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 地下闘技場」からエレンさんが去りました。