2024/10/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」に青麗さんが現れました。
青麗 > ハイブラゼールのとあるバー。
中央に位置するライトアップされた檀上では妖艶な踊り子がポールダンスを踊り、
それを取り囲むように配置された薄暗い席では来客が各々、
酒を楽しんだり見世物を楽しんだり、あるいは密談を行ったりしている。

「王都の文化も中々ねぇ?」

そんな中、一人テーブル席で静かにカクテルを嗜む女。
見るからにシェンヤン人であり、異国情緒あふれるシェンヤンドレスを纏った姿はコンパニオンかとも思えるが、れっきとした客である。
彼女、青麗は普段の仕事の疲れを癒しにこのバーで酒とショーを楽しんでいた。

「…さて、今日は本国からの連絡は無し、か」

勿論、それだけが目的ではない。
このバーは彼女と本国、つまりシェンヤン帝国からの使者が落ち合う場所の一つ。
定期的に訪れ、何か追加の指令や伝えるべき情報等があればここに使者が来ることになっているのだが、
今日はその姿は見当たらない。

「じゃ、ゆっくり楽しめるわね…」

踊り子に視線を向けつつ、青麗はグラスを傾ける。