2024/08/28 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 高級酒場」にアロゥンさんが現れました。
アロゥン >  
 夏のピークが過ぎ始めた暑さは心地よさに代わる。
 日が高い内はともかく、夜はもはや活動的になれる時間帯だ。
 月の明かりが雲がかることがまだおおくても、涼しい風と冷めた空気
 咽る土の匂いも青臭い草の匂いも強く漂うことがないから、いろいろな匂いが感じ取れるだろうか。

 王都に比べ危険度の上限が跳ね上がっても、階級差別という物が薄く感じる港湾都市
 使えるか 使えないか 高いか 安いか 強いか 弱いか
 其処に貴族の立場を使えるのは王都よりも限りがある。
 人狼自身も、その煽情的な軽装と身に何本か巻き付くように絡む七つの尾
 その姿でも堂々と歩けるだろう。


   「正直立っているだけで成立すると、体が疼くんだけどなぁ くっさいし。」


 街中で起こった小事でスカウトされ、寝床と路銀を造るための気まぐれなバウンサー
 外の扉 店内の一角 いろんな場所で佇み、揉め事を潰していくだけでいい。
 始めな賄を食べながら過ごしやすく感じたものの、体臭と酒精と香水と煙草
 いろいろと混じりすぎると、狼の鼻は少し自由が欲しくなる。
 顔立ちと陽気な雰囲気も手伝い、客と絡むのは割と楽しいものの、ふと月を見上げたくなる夜だった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 高級酒場」からアロゥンさんが去りました。