2024/06/24 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール/公衆浴場-ワンタイム・ラヴ-”」にバゼムスさんが現れました。
バゼムス > 公衆浴場-ワンタイム・ラヴ-

性的なサービスを提供する風呂屋に分類される施設。
浴場は混浴しかなく、公衆の名のとおり不特定多数の男女が入り乱れた浴室内で淫らな行為が公然と行われていた。

湯船から立ち上る湯気に混じる媚薬特有の甘い香りと、男と女の体液と体臭が入り交じった――なんとも言えぬ空気に男は瞳を細めて笑う。

つい先ほどまで男も"行きずりの恋を患った"ばかりではあるが、大して気が乗らなかったのか早々に冷めてしまった。
それ故に今は喧噪から少し離れた休憩ブース――小さなテーブルと椅子が並んだ区画で腰を下ろし、脱水症状防止のための水分補給として渡されたグラスを傾け、喉を潤した。

時折、通り過ぎる給仕役――首に嵌められた首輪と、申し訳ない程度に肌の露出を隠す水着のような衣装に身を包んだ娘たちの尻の揺れ具合などへと視線を向けているのだから、実際のところ未だ物足りぬといったところだ。

「…―― さて、もう少し休んだらまた行くかのぅ。」

盛った猿のような男の声と、悲鳴交じりの嬌声を上げる女の声を耳に留めながら、そんなことを考えていたのだ。

バゼムス > 「さて、そろそろ行くか。」

十分休息できた。そう思えば男は椅子から立ち上がって喧噪の中へと脚を踏み入れていく。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール/公衆浴場-ワンタイム・ラヴ-”」からバゼムスさんが去りました。