2024/01/07 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」に違法カジノさんが現れました。
■違法カジノ > 今日も違法カジノは相変わらず、アブノーマルでハードなメニューを掲げ、
挑戦者を待って営業中のようだ。
勝者には景品が、敗者には凌辱が待っているが、金を払わずとも誰でも参加が出来る。
本日の目玉商品としておかれているのは、
七色の光を反射するダイアモンドを使ったアクセサリーたち。
見るからにきらびやかで女性の目を引こうとでもいうのだろう。
本日のオススメメニューは肉便器プレイ、針責め、木馬責め、サンドバッグ。
新メニューに強制絶頂光線なんていうのも取り揃えている。
これらのメニューはポイントが2倍されるとのこと。
ついでにエロゲームのモデルになったりカジノで働いてくれるバニーガールの募集なんかもしているようだ。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」から違法カジノさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にシェティさんが現れました。
■シェティ > 煌びやかな照明に彩られたカジノの中、賭け事に興じる人々の合間を縫う様に、侍女風貌の女が歩いて行く。
その手には飲み物のグラスが載せられた銀盆。己を呼ぶ声に応じては其方へと歩み寄り、グラスを手渡すと一礼の後にその場を後にする。
周囲を見回せば客達の姿に混じり、自分と同じ様に給仕として練り歩く男女の姿が幾人か見受けられたが、
女の所作は彼らに比べると手慣れたもので、客達の妨げにならぬ様足を進める姿は何処か優雅さすら感じられた。
「――――……どうぞ。」
そうしてまた、客の一人へとグラスへと手渡してから緩やかな所作で頭を垂れ、その場を離れる。
その間際、グラスを傾けながら傍らの連れと談笑する客人――上流階級の住人と思しき彼らの会話を密やかに聞き留めながら。
■シェティ > 刹那、グラスの割れる甲高い音色がカジノの賑わいを打ち消すかの様に響き渡る。
周囲の視線が集まるその中心部へと女もまた蒼銀の瞳を向ければ、其処に見えたのは三人の男女の姿。
うち二人は矢張り上流階級の住人であろう、仕立ての良いスーツとドレスに身を包んだ男女。
しかし女の方の身に纏ったドレスには飲み物を零した様な染みが広がっており、
同様の染みが割れたグラスの破片が飛び散った床にも広がっているのが見て取れた。
もう一人は青褪めた表情で彼らに対し深々と腰を折る女の姿――彼女が着ているのは己のものと似たデザインの侍女服だ。
顔見知りと云う間柄では無い。唯、カジノの負けで背負ってしまった借金を返す為に給仕として働かされていると聞いている。
恐らく、自分の様にこの街での情報収集を目的としている者を除けば、此処で働いている者の多くはそういった境遇なのだろう。
「――――……申し訳御座いません。すぐに片付けますので。……お怪我は御座いませんか?」
彼女に対して特別な感情を抱く事も無ければ、手助けに入る義理も無い。
されど、平謝りを続ける給仕と二人の客人へと割って入ると、懐から取り出したハンカチで婦人のドレスに零れた飲み物を拭ってゆく。
染みになってしまうのは最早避けられそうに無いが、この侭何もせずに居るよりはましだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「あー…お主、それは染みを広げるだけじゃぞ?」
なんだか騒がしくなっている、そんな場所に、ふらりと現れたのは一人の少女。
やって来た方向を見れば、スロットが並ぶ場所があり、そこに詰まれたメダルの詰まった箱。
それで、少し離れたスロットで大勝をしている客、と言うのが分かるのかもしれない。
ただ、その見た目は少々不釣合い。
異国風の着物を身に纏う、狐を模した耳と尻尾を持つ、ミレー族…のように、見えるからだ。
まぁ、こうしたカジノの噂、それを知っているならば。
ふらりとやって来ては、大勝をして去って行く、厄介な客、と聞いているかもしれないが。
そんな少女が、ハンカチで女性客のドレスを拭く、女の行為に静止の声を掛けたのだ。
まぁ、理由は簡単だ、ふと向けた視線にそれが見えた、それだけである。