2023/11/04 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > この街では昼夜の区別を忘れてしまいがちだ。
ハイブラゼールの中級ホテルで自堕落な休暇を過ごしている男は、目が覚めると時刻を確かめることもなく、いつもの革パンツとシャツ、上からコートという格好でホテルを後にした。
向かった先は休暇中、頻繁に訪れている酒場。
ただの観光客はもちろんのこと、娼婦に売人に詐欺師と、あらゆる目的の客が訪れる店だ。
この店で酒を引っ掛けながら女を漁り、意気投合すればホテルの部屋へ連れ帰るというのが日常になっていた。
通い詰めたことで顔を覚えられたマスターが、いつも注文する酒を瓶ごとカウンターテーブルに置く。
何度も注文を受け付けるより、そちらのほうが手間がかからない、後は勝手にやれということだろう。
客に対する態度としてはぞんざいだが、男は肩を竦めて礼代わりにして。
「――ぐゥ、寝起きにコイツはやっぱり効くな」
喉が熱く灼ける感触で目が冴えたところで、薄暗い店内を改めて見渡した。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にランヒルド・ダールさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からランヒルド・ダールさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からラッツィオさんが去りました。