2023/09/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にビーンさんが現れました。
■ビーン > ハイブラゼールその煌めきの中の一つ。
少女の姿をした少年がカジノのBarカウンターのスツールに浅く腰かけ、床から離れた足を暇そうにゆらゆらしながら鮮やかな青の色をしたさっぱりと甘い飲み口のカクテルを味わっている。
スツールに載せられたお尻から延びるのは太腿の半分ほどまでの丈のぴっちりとしたスカートから延びる日に焼けていないしなやかな足。
カウンターテーブルに頬杖を突きながら、コースターの上に戻した水滴の纏わりつくワイングラス、指先でつつっと側面を撫で上げてから濡れた指先でグラスの口を撫でれば、グラスが震え小さな音を奏でる。
そんな音をぼんやりと聞きながら、やや退屈そうにしている。
カジノのキャストしてのアルバイト。
女の子の服を着て接客をしたり、少し甘えて見せたり、煽ってみたりするだけでお金が稼げる。
買われる子もいるが、自分は未だその様になっても良い相手に出会えずにするりと捕らえようとする腕から逃げて見せ、立ち回っている。
それでもやはり、誰かに抱かれたりエッチな事には興味があるが…。
勝気な表情の下に隠すのはちょっとした恐怖と期待。
乱れてしまったらどうなるのだろうか…。
■ビーン > 「はぁ、つまらなぁい」
ぽつりと漏れるのは声変わり前の何処か甘みのある声。
足をパタパタゆるゆる揺らしながらつぶやいて、ため息一つ。
濡れた指先でもう一度グラスの縁をなぞり鳴らしてからため息零し、細い首に指を添え持ち上げ一口。
甘みと酸味を味わってから一息。
おつまみのドライフルーツ。真紅のイチゴに塗した砂糖でコーティングしたそれ、一つ摘まみ口の中に。
もぐもぐと噛めば口の中で広がる酸味と甘みに唇の端が僅かに上がり機嫌が上向く。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からビーンさんが去りました。