2023/09/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (ハイブラゼールの娼館前、少しばかり騒ぎが起きて居た
通りを歩いて居た若い女達が、突然一斉に蹲り、動けなくなる異常
慌てた通行人達が騒いだのを、娼館の従業員達が発見して、館の中に運び込んだ
自警団が駆け付けたが、今度は其の中にも異常を訴える者が現れ――

現在は、娼館前は一旦の通行止め状態。)

「―――――それはまた、困った事だねぇ。」

(未だ原因の究明が出来て居ないと、状況を伝え聞いたのは
外出先から戻って来た、丁度、今になっての事
ゆっくりする心算では在ったが、流石に己が店の前で、そんな事になって居るのは捨て置けない
やれやれ、と肩を竦め、館からは出ない様にと、娼婦達に言いつけてから

――先ずは、運び込まれた女達の様子を確かめるべく、部屋へと向かった
大部屋は偶々空いておらず、其々を個室へと運び込んで隔離して在る状態
伝え聞く症状は、正直な所、思い当たる節が幾つか存在する
そして、其処から考え得る限り、其れは――恐らくは、悪質な営業妨害か、いたずらか

部屋の一つ、其の扉を開ける。
其の向こう、寝台で横たわる被害者の、其の腹部には
何らかの魔術に障られた証である紋様が、現在進行形で其の身を侵食しつつあった)。

ルヴィエラ > 「――――……広範囲、設置型の呪術だねぇ。
何処かで起爆したのだろうね…範囲内の対象者、全員を狙って。」

(――無差別テロ、と言える所業で在ろう。
魔族の仕業で在るとは言えない。 準備さえ済めば、人間の魔術師にだって行えよう
寧ろ、人間の方が、こういった事を起こし易くは在るのだ
何せ、魔族にはこの大地において、「制限」が掛かるのだから。

其の下胎に手を翳せば、呪印に干渉する
幸いながら、完成した後に本格的な効力を発揮する類の物
今止めて仕舞えば、直ぐに快方へと向かう筈だ
本当ならば、少し時間を掛けて術式を解析すれば、術者の情報が手に入るやも知れぬが
被害者の中に、客人も含まれている以上は、長引かせる訳にも行かぬ。)

「付近の同じ術式を、纏めて解呪する。
館の中は、此れで全て対処出来るだろう。 直ぐに回復もする筈だ。
―――……全員運び込めているね?」

(己が領域と言える館の中、同一の術式を探知して、介入する。
術式の存在を把握し、掌握し、停止し、解除する
完成し切って居ない呪いであればこそ、まだ対処は容易い
他の部屋に運び込まれて居た女達からも、同時に呪いが霧散して行く
取り敢えずは、目の前の問題への対処が叶うだろう

念の為、最後に確かめたのは、被害者がこれで全部か如何かだ
運び込んだ際の事は、己が到着する前であり、まだ把握して居ない
呪いを受けたのが此れで全員なら、事は済むのだが――果たして
もしも、発見されて居ない誰かが。 或いは、中途半端に耐性が強く
呪印が完成するまで、動けて仕舞った者が居るなら、早々に対処が必要だ

もし、此れが完成して仕舞ったなら、其の時は
自力では、恐らく解除は難しい。 ――淫魔の其れを模した紋様は
当人の魔力を食らいながら、起動し続けるのだから)。

ルヴィエラ > 「―――念の為、だ。 ……手の空いて居る者で、外を少し回ろう。
何か見つけても手出しはせず、私の元へと戻りなさい。 良いね?」

(―――まだ、根幹は解決して居ない
こう言った仕掛けをする者が、近くに潜んで居るかは判らぬが
愉快犯であれば、或いは、だ。

娼婦たちに指示を向けて、己もまた館の外に向かう
さて、何か見つかれば良いのだが――)。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にビーンさんが現れました。
ビーン > まだヒルの余韻の熱さが残り、外へと出れば湿った空気がねっとりと肌に絡みつき、うっすらと汗ばむ肌は街の明かりによってどこか淫靡に照らし出される。
棒付きの玉になっているフルーツ味の雨を転がしながら賑わうハイブラゼールの大通りを歩く少女。
実際の中身は男の子ではあるが、薄く膨らんだ胸やしなやかに伸びる手足と女物の服を纏えばそれ以外には見えない。

少年は女の子の服を着ると普段の引っ込み思案な性格は引っ込み、自身に溢れ、勝気な表情を見せそれが妖艶な色香を放つ。