2023/09/01 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”裏カジノ」にルキアさんが現れました。
ルキア > 「い、いらっしゃいませ……。」

相変わらず瓶底眼鏡と三つ編みで野暮ったい印象を相手に抱かせる認識阻害の魔法を使用したまま、これまでのこの裏カジノでのバイトでは危険な目に合う事もなく仕事を行えていた。
バイトの契約期間も終了が近づいていて、まとまったお金が入ればしばらく生活の心配はしなくて済むだろう。

……しかし、本日はイベントということで従業員のコスチュームが変更になるというお達しがあったのは、シフトに入った直後の事であった。
人がいない、衣装を着ることで手当は弾むからとマネージャーに懇願されて断りきれずに今に至る。
来店されたお客様にむけてのご挨拶の言葉には、強い恥じらいが混じり尻すぼみになってしまう…。
それというのも、今の少女の格好のせいだった…。
ワンピーススタイルの白の水着の上に、首元に襟飾り、腰元に丈の短い水色のスカート、ニーハイソックスにローファーとメイドらしいヘッドドレスといった、水着メイドなんていった格好は正直恥ずかしすぎる。
水着の生地も薄くて、下着をつけるわけにもいかなければうっすらと突起の形が浮き出てしまう。
とはいえ、豊満な肉体をもつ女性従業員の中で見れば、貧相ともいえる体つきに加えて、野暮ったい印象の少女にそうそうちょっかいを出そうという奇特な客というのがいないのが、幸いなところ。
手に持ったお盆で体の前面と隠すようにしながら、とりあえずは飲み物の注文やおかわりに呼ばれるのを少女は、ホールにたってまつ。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”裏カジノ」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 店のイベントに呼ばれ、顔出し程度に来てみたが。
すぐに帰るにもいかなくなり、席に収まった。
店の様子を客というよりは経営側のような目線で見ていると、気になる女がいた。
人見知りで身体を隠しているような有様で。すぐに客もつきそうにない。

「ちょっと、君。お代わり頼むよ」

グラスを空にして、呼んだのは少し遠くにいる眼鏡姿の少女だった。
近くの店員が素早く動くのを制して。ゆっくりとした仕草で彼女に手を差し向けて。

「彼女に、頼んだんだ。ね?」

ウインクして、戸惑っている彼女に再度頼む。

ルキア > 「はっ…はいっ」

近くのお客様から声を注文などの声をいつ掛けられてもいいように、きょろきょろと辺りを見回していれば、思った以上に遠くから声を掛けられる。
声をかけてきたお客様の近くには、ほかのスタッフがいるにも関わらず…。
少女ははじかれたように、呼んだお客様のほうを見るとお盆を抱くようにしたまま小走りでお客様の元の元へと近寄っていくだろう。

「同じものをお代わりですね。少々お待ちください。」

お盆は体を隠すためのものではないから、一瞬躊躇しながらも体を隠していたお盆をとれば、薄い胸のふくらみに細い体のラインが見えていくだろう。
ウインクされるお客様に、衣装への羞恥にほんのり頬を赤らめたままぺこりと頭を下げると、おかわりのためのグラスを受け取ろうとお盆を差し出していく。
お盆にグラスが乗せられたなら、そのままもう一度ぺこりと頭を下げてバーカウンターの方へと向かっていくだろう。
しばらくすれば、前回の注文と同じ酒が入ったグラスをお盆に乗せてお客様のもとへと戻ってくる。

「お待たせいたしました。お代わりです。」

そして、またぺこりと頭を下げながら新しいグラスと酒をお盆に乗せてお客様に差し出していき。

グスタフ > 「それじゃ、お願いね。ああ……ついでにおつまみも」

彼女のお盆にグラスを置いて、一つ注文を追加すると笑いかける。
なんてことはない注文なので、試すわけでもないのだが。
なんというか、豊満な水着姿の中で、確かに逆に目立つような気もする。
考えながら、思ったよりも彼女の水着姿を凝視してしまったかもしれない。

恥ずかしそうに離れて程なくして戻ってくる彼女からグラスを受け取ると。
お盆にチップを重ねた。

「ありがとう。ここに座って。少し話相手を頼めるかな」

ルキア > 「はい、おつまみも追加ですね。おつまみはお任せでよろしいですか?」

凝視されているのに気づくと、恥ずかしそうに眼鏡の奥の瞳を彷徨わせて頬を染めていくだろう。
おつまみもと言われると、確認とともに一つ頷いてバーテンに報告。
お酒に合うおつまみということで、ナッツがグラスに盛られたものも一緒に持って戻ってくるだろう。

「………あ、チップ…ありがとうございます。」

空になったお盆に、チップを重ねられると律儀に頭を下げてお礼を言う少女へと、次いで話し相手を求められる。

「話し相手ですか?…ええ、はい…大丈夫です。」

ちらりと他のスタッフへと視線で確認すると、頷かれたのでお客様のご要望に応える事に。
失礼しますと、となりへと腰掛けていくだろう。

グスタフ > 一つ一つの所作は悪くないが、慣れていなさそうな感じが新鮮に感じる。
嫌味のない笑顔で見送ってから、隣に座らせて。
とりとめのない話を。なんでここで働くようになったとか、それとなく。
意外と話は盛り上がり、男は自然と店側と彼女の連れ出しを交わして。
手を取って彼女と店を出ていく。

「それじゃ行こうか」

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”裏カジノ」からグスタフさんが去りました。
ルキア > 何故ここで働いているのか、などとりとめの無い話を振られるのに少女は正直に答えていく。
学院にかよっている事、生活費が苦しくなって学院の男子生徒から紹介されたことなど。
しかし、話が盛り上がっていると思っていたが、あれよあれよという間に店側と男性の間で連れ出しについての話が交わされ、少女は手を取られていく。

「え?…え??」

行こうかと言われて手を引かれるのに、状況がわからないまま少女は男性に連れられていくことになっただろう。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”裏カジノ」からルキアさんが去りました。