港湾都市ダイラスの名物ともいえる大歓楽街。
「至福の島」という意味を持つハイブラゼールがこの歓楽街の名前である。
元々は小規模な酒場やカジノの集まる場所だったが、ダイラスの街が大きくなるにつれ、この場所にも多くの人間がやってくるようになった。
一種の複合施設であり、幾つかの建物が合わさって一つの建築物となっている。
その中には酒場、カジノ、さらにはいかがわしい劇場なども設けられ、ある種の不夜城となっている。
闇が深い部分もあり、娼館や性的なサービスを提供する風呂屋などもこの建築物の中に収められている。
そこで働く者たちは様々な事情でここにいる。
カジノなどで負け、身ぐるみをはがされるような者、借金のためにここで働かされる者なども珍しくはない。
それでも、人が絶えないのは、皆一攫千金の夢を捨てられないためである。

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参加者(0):ROM(1)
Time:07:04:37 更新


ご案内:「港湾都市ダイラス 高級娼館「ファタール」」からルヴィエラさんが去りました。 (05/25-14:48:02)
ルヴィエラ > ふと、館内から娘達に呼ばれる。
如何やら人員の割り振りについて相談が在るらしい
ふむ、と少しばかり考えた後、手すりから身体を起こせば、其方に向かい

「資料と名簿を用意しておくれ。 不足してる所を上手く埋めなければね。」

一先ず、そう指示を出してから、館の中へ消えて行く。
さて、新しい従業員への挨拶は、もう少し後の話になろう――
(05/25-14:48:01)
ルヴィエラ > 娼館と言う物は、人手不足にはなりにくい。
其れは、大抵の場合、娼婦として働かなければならなくなる人間が後を絶たないからだ
仕事を選ぶ自由は存在する、だが、選ぶ事が出来ぬ者だって存在する
故に娼館の側は、人を選ぶ立場、となる事が多い物だ。

――ファタール、己が経営する高級娼館。
其の敷地内で今、行われて居るのまた、従業員の募集だ。
娼婦から用心棒、厨房人員や雑務担当など、幅広くかけられた募集に
されど実際、応じて足を運んで来る物は、少なくは無いが、然程多くも無い。

高級娼館である、と言う前提で、自分には無理だと初めから諦める者も多く
自らの容姿や技量に自信の在る者が、自然と集まり易い傾向に在るのだ
其れは、ファタールと言う名前が持つ、一種の"ブランド"力なのでも在ろう

だが、必ずしも全ての人員が雇い入れられるという訳では無い。
中には、如何に容姿が優れていようとも、技術が在ろうとも、雇用から弾かれる者も存在する。
其れが、高級娼館ならではの厳しい審査基準である、なぞと勝手に考える者も多い、が
実際は、そう言う話ではなく。

「…………ふむ、良いね。」

屋上から、庭で行われて居る其の光景を眺めながら、つぶやいた声。
今宵は、新規に雇い入れた娘達の数が、普段よりも多くなっている。
この調子ならば、王都の支店へと派遣出来る従業員も確保出来るだろう
彼方も彼方で、まだ店舗が拡大して居る途上だ、人は多いに越した事は無い

勿論、誰でも良いと言う訳では無いのだが。
(05/25-14:09:57)
ご案内:「港湾都市ダイラス 高級娼館「ファタール」」にルヴィエラさんが現れました。 (05/25-13:41:30)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からシルドさんが去りました。 (05/11-18:16:03)
シルド > しかして見目麗しい女性が座ることなく――こうしてアルバイト。ディーラー代理は無事に終わるのだった。 (05/11-18:16:01)
シルド > 出目は赤の30。悲喜交々の声が入り混じる中チップを計算し没収されたチップと幸運の女神が微笑んだ客にはチップを配られていく。
赤と黒だけに賭ける堅実な客もいれば1点勝負にドンと置いてくる客もいた。
メモを取っている客もいてそういった客は次は違う数字に確実に賭けてくる『お客様』なのだ。丁重に、少しずつチップが減らす様にされていくのだろう。

(に、してもやっぱ華はねぇなぁ。)

分かり切っていた事だが、賭場に来る客で見た目が麗しい客でもいれば目の保養にもなるし、勝負をしている様子を見て楽しむ事も出来る。
自分がやっているのは固定された力でボールを投入し、アルバイトで鍛えた小銭計算の要領でチップの回収とチップの払い戻しをするだけなのだ。
ある意味、暇ではある。
ちなみにだがこのテーブル、客人が座るとどういう仕組みか天上やテーブルに隠されている魔導撮影機でスケスケにされてしまう。
名目上はイカサマの道具を持ち込ませないためと言っているが、まぁ目的はゲスなものだろう。
さて客の一部が入れ替わっていく。破産した人間は顔色暗く、大きく勝った客は換金のため離れたり、といった具合だ。

次の客はいい女が座りますように!などというお祈りをしているのだった。
(05/11-17:28:12)
シルド > ハイブラゼールの資金源であり観光の目玉でもあるカジノ。
そのルーレットを回す姿の男が一人いた。ハイブラゼールといっても富裕層向けの区画が9割を占めているが、残る1割は平民クラスの人間。言い換えればここで働き日銭を得ている平民・冒険者の為の賭場でもあるのだ。
当然対冒険者用にルーレット盤自体に厳重かつ念入りな魔法の保護と抵抗が施されており、純然たる運以外の要素で干渉しようとすれば直ちに警報がなりお尋ね者となる。
張り紙にも『魔法・暴力などの抜け道厳禁』『違反者は即捕縛』
こう書いてある。

富裕層向けのディーラーなら魔法への対策なども出来るのだろうが、自分はそういった物がない。なので特注のルーレット盤でディーラーを行う事になっていた。
ベーシックスタイルの赤黒と数字が描かれている盤は客の夢と欲望を乗せて回されているのだった。
カーっという軽い音と共に盤の外周を綺麗に回る白い球。
皆が一斉にチップを張っていく。

「――ノーモアベット。」

そのコールでベットが締め切られ手を合わせて拝む者
無駄に熱くなっているのか血走った目でボールを追いかける者。
既に勝ちを確定させているので少額ベットを行い、富裕組には劣るが有料サービスを受けつつ空気だけを楽しむ者等がいた。

(んまぁ、このルーレット自体イカサマなんだけどなぁ。)

カジノの上層部がこのルーレットの出目を操作しているというのは半ば公然の秘密ではある。
ボールに刻まれた紋章がウィールを滑る時に摩擦などを計算して未来に干渉している。魔法の抜け穴ではあるがそれを表立って騒いだところでどうなるものでもない。
逆に言えば、上層部の気まぐれ次第でおこぼれにあずかる事もあるのだ。
(05/11-17:17:22)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にシルドさんが現れました。 (05/11-17:06:24)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からエレン・ローズマリーさんが去りました。 (05/02-22:43:14)
エレン・ローズマリー >  
 「ふふふ、あはははっ。」


 周囲はおおっと笑顔と共にディーラーの手を見た。
 エレンは20 負けてもこれなら仕方ないとフラグめいた手で終了させていたものの
 ディーラーが引いた数はまさかのキングの13 いわば絵札。
 つまり10として数えられることでそれは見事な3枚札によるBJ(21)を形成していた。

 エレンはディーラーに負け惜しみどころかイカサマをしていないのを見れていたのか、
 白いレースで包まれた手で拍手を送る。
 それはもちろん、ディーラーに向けての称賛だ。


   「ずるいわ あの子の運を吸っていたのは私ではなく貴方だったなんて。」


 誰かが不幸であるならば誰かが幸福である。
 間近で眺めればよりそれは濃く感じらえれる。
 エレンであったかもしれなかった しかし幸運の女神が与えたのはディーラーにだった。
 杯の中身を飲み干し、手元で増やして乗せた賭け金は回収される。
 周りも、その21と20の対決で場が温まったのか、笑顔を浮かべてこれだからBJは、と微熱を浮かべて
 そしてその場が続けられるだろう。
 もちろんエレンも、楽しいからと続けてカードを配られることになっていくのだった。


   「次のワインをくださる?」


 そして喉が渇いてしまうだろうから、と次の白桃ワインを伺っていたスタッフに頼むと
 チップとしてゴルドをカランッと空の杯の中で納めて渡した。
(05/02-22:29:42)
ディーラー > ディーラーの手はもう一枚増やされ、それは合計11を示す。
嗚呼、次絵札か10が来てしまえば、負けるのかと察したエレンは片方の眉を持ち上げて笑みをディーラーに向ける。
ディーラーはその視線を受けて刹那だけ目を合わせると、更に一枚抜き出すだろうか。
[1d13+0→13+(+0)=13] (05/02-22:21:51)
ディーラー >  
 プレイヤーの動きが終わった後で、ディーラーは自身の二枚のカード
 一枚は表 一枚は裏の手
 それらが示すもの次第で、次の手が増えていくか減っていくか。
[2d13+0→5+6+(+0)=11] (05/02-22:19:33)
エレン・ローズマリー >  
 一枚は表の10 裏のままの二枚目は絵札のK13 つまり手は20。
 杯の中身をコクリコクリと飲みながら、白桃ワインの熱も心地よいままチップを上乗せして終了。
 周囲が二枚で終わらせたエレンに視線を投げる。
 手札が余程よかったのか、と顎を撫でながら聞いてきた隣に片目のウィンクを。
 半円のテーブルの椅子には高さを合わせるクッションもあるためか、頬杖をついてのんびり周囲を待つ。

 周囲と競い合うのも楽しいものの、やはりディーラーの手札次第なところもあるせいか。
 エレンの二枚だけで終わらせた手を警戒し、数人が勝負を降りた中でディーラーの手札もまた、始めることになるだろう。
 ベレー帽と肩出しゴシックのエレンは、翼をゆっくりパタパタと揺らめかせながら事の次第を見守る方に移っていく。
 ふと聞こえた、先ほど眺めていた方向からのテーブルを両の手で叩いて嘆く声。
 嗚呼、負けてしまったのか、と先ほどの商品にされてしまった相手の愛人二人を考えながら
 誰かが不幸だから誰かが幸福になれる、というよくある流れに、エレンは負けるつもりもないものの
 もしディーラーがブラックジャック(21)を出してしまえばそれはそれで仕方ない負け方だと
 もうどちらでもいい気分でいた。


   「フフッ。」
(05/02-22:16:59)
エレン・ローズマリー > [2d13+0→10+13+(+0)=23] (05/02-22:03:20)