港湾都市ダイラスの名物ともいえる大歓楽街。
「至福の島」という意味を持つハイブラゼールがこの歓楽街の名前である。
元々は小規模な酒場やカジノの集まる場所だったが、ダイラスの街が大きくなるにつれ、この場所にも多くの人間がやってくるようになった。
一種の複合施設であり、幾つかの建物が合わさって一つの建築物となっている。
その中には酒場、カジノ、さらにはいかがわしい劇場なども設けられ、ある種の不夜城となっている。
闇が深い部分もあり、娼館や性的なサービスを提供する風呂屋などもこの建築物の中に収められている。
そこで働く者たちは様々な事情でここにいる。
カジノなどで負け、身ぐるみをはがされるような者、借金のためにここで働かされる者なども珍しくはない。
それでも、人が絶えないのは、皆一攫千金の夢を捨てられないためである。
参加者(0):ROM(1)
Time:03:54:47 更新
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/風呂?屋」からレフェーリアさんが去りました。
■レフェーリア > そのまま、陶酔した表情を浮かべながら、宿で待つバイコーンの元に向かい。
扉が締まれば、眠らぬ街に相応しい時間が始まるだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/風呂?屋」からバロンさんが去りました。
■バロン > 「どう見ても物足りないという様子だが…」
これほどの痴態で風呂屋から無事に来れるはずがないだろう。
そこから出てから宿屋に着くまでの間も、誰かにどこかにと連れ込まれ、その身体を好き放題されてきたということくらい容易にわかるというものだ。
それだけの痴態と雌臭を漂わせながら彼女は興奮をより高めさらなる肉欲を求めていることは、その目を見れば明らか。
下ごしらえは十分にできたということだ。
男が椅子から腰を上げれば穢れ切った彼女に遠慮なく手を伸ばし、彼なりの愉しみ方を始めることになる。
■レフェーリア > 「あ……は、はい、ぃ……」
むんと扉を開けた途端に香る雄臭を感じ取れる程には、屈強で大胆な戦士と思わしき面々の姿。
報酬が入って息抜きにこの歓楽街にやって来たのかは知らないが、普通のそういった店では断られる事も珍しくない亜人や獣人達が見つけたのは一人の女性。
早速とばかりにくぐもった嬌声が響いて、清めたばかりの身体を汚され、汚された後で洗われ、また汚され……
どれだけ淫らな欲望が叩き付けられたのかは、既に獣臭を纏った彼女の姿から知る所でもあるだろう。
宿へと戻って来た時には日が明け始めた頃合いであり、衣服が盗まれた代わりにタオル一枚のみ巻き付けた姿で戻って来た。
疼く身体からは動く度に内腿に精液と愛液が伝い、風呂に漬かっていたとは思えない程に雌臭すら漂わせていて。
■バロン > 彼女がここへ訪れたのは身を清めるためというのもあるが、何より連れ合いのバイコーンにそう言われたからでもあっただろう。
彼いわく、自身には用があるため入浴ついでにここらでも時間を潰して来いとかなんとか。
彼女を連れていかなかったということは、たいして色気の無い、しかしそれなりに重要な用件があったのだろうという想像。
彼女の想像通り、今でこそ彼女だけの貸し切り状態であった風呂場には、ずかずかと入り込んでくる人、それも団体が押し寄せてくる。
屈強な肉体の戦士たちの集団…それは冒険者かそれとも闘技場の参加者か、はたまた荒くれものの一団か。
人間だけでなく亜人獣人も入り交じった男どもはにぎやかにぞろぞろと風呂場に入っていき、そしてそこに佇む豊満な女を見つけては…その先はもはや言うまでもなく。
「暇つぶしはできたか?」
その後指示された合流地点である宿の一室。
すでに用件を済ませたバロンはそこでゆっくりとした時間を過ごしているだろうが、そこに彼女が訪れたのははたしてどれほど時間が経ってのことか。
部屋に訪れた彼女の有様すらいつもの事のように受け入れ、バロンはすんなりと彼女を招き入れるだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/風呂?屋」にバロンさんが現れました。
■レフェーリア > 足を伸ばせる広さの湯船に溜められた湯からもうもうと立ち込める湯気に、用意された洗い場。
如何に眠らぬ街と言えども例えば日中夜の荷運びに汗だくになった船員や、闘技場の戦いを経て全身血と臓物を浴びた者がシャワーだけでなく身を清める場所は必要でもあり。
「……ふう」
そんな風呂屋を見付けた女性一人が普通の客として利用するのも、何ら珍しい事では無いのかもしれない。
別売りされていた一度の入浴だけで使い切ってしまいそうな小振りの石鹸で全身を泡立てて清め、今ではゆっくりと湯船に浸かって長く息を吐き出している。
タオルは湯船の縁に置いている為に当然ながら全裸であり、豊満な乳房がぷかぷかと水面に浮き上がっている姿まで丸見え。
「…………」
と、そこで聞こえた人の気配にじっと出入り口用の扉に視線を向ける。
一応は健全な風呂屋ではあるが、男女の区別等はついていない。
男が交渉して女を買うのも、女側が逆に宣伝する為にやって来た娼婦であっても構わない、というのが夜の街の証であるから。
当然、彼女も知っている。女一人で使える程、呑気な場所では無いのだと。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/風呂?屋」にレフェーリアさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からナランさんが去りました。
■ナラン > 大廊下も大小人種老若男女でごったがえしていて、ヒトの流れがあるようで無い。
女は誰かにぶつかる事こそないけれど、すれ違うと思った相手が予想外の方向に足取りをむけたりしてかなり意識をつかう。
もともと人混みにも慣れていない。早々に、留まってでも目を光らせられそうな場所をいくつか見付けた方が良さそうだ。
見晴らしを考えるなら―――2階だろうか。
大廊下が続く大階段に目をやると、そこもまた人、人、人だがちょっと身なりが違うようだ。男女ともに、正装しているものが多い。
よくよく見ると階段下には正規の警備員らしき黒服がいる。一種の門番の役目なのだろう。
日雇いの警備を、通してくれるだろうか。
(…… 簡単に、足を休められるような場所は見付からないかもしれないですね)
すこしひるんだけれど、通してもらえるか訊いてみるくらいは大丈夫だろう。確か、禁止事項などには書かれていなかったはずだ。
女は少しだけ息を吸ってから、意を決して
シャンデリアできらびやかに照らされる大階段の方へと―――
■ナラン > 昼間の春の太陽が沈んで天が夜の帳に覆われれば、空気はまだぐんと冷える季節。
このハイブラゼールでは季節問わず夜が更ければ更ける程に街は明かりと熱気を増して、それに惹かれるかのように人々が更に集まって来る。
「ああいえそれは、向うです。
出口ならあちらですが…」
不夜城の中でも最たる熱気の渦巻くカジノの一つで、すこし場違いな様子の女がひとり。『警備』の腕章をつけている辺り、少なくとも今宵はこのカジノの従業員なのだろう。
さきほどから一際人の出入りの激しい通路で客とみられる人に掴まっては、二階に行くにはどうすればいいのだとかルーレットの卓はどこだとか尋ねられている。
(…… 本当はこれ、『案内係』とでも読めるんでしょうか)
案内ついでに世間話に付き合った相手を見送った後、女は自分の腕にある腕章をつまんで覗き込んでみる。多分、間違いなく『警備』のはずだが…
今日は重要人物がカジノにお忍びで来ているとかで、警備の増員の募集がギルドに貼り出されていた。報酬は高額とは言えないが、なにより討伐などの血なまぐさい仕事よりは気が楽そうだと、赴いたものの。
「… これはこれで、別の苦労がありますね」
館内の地図を読み込んでおいたのが変な所で役に立った。女は苦笑を零しながらつぶやくと、人混みの中を巡回する足取りを再開した。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にナランさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からジュンさんが去りました。
■ジュン > 「うー……ん」
ブラックジャックのテーブルでカードとにらめっこしながら唸り声をあげる青年
手札のカードの合計は16、5以上が出ればバーストとなるが
ディーラーは17以上であればそこでスタンドするため敗北の可能性が高い面倒な手札
そして見えるディーラーのカードは7…消えていないカードが10ならば勝負にでなければ勝ち目はない
青年は悩み、次のカードは何か周りの見えているカードはどうか、わかる範囲の情報をすべて拾いそして考え…
「ヒット」
追加のカードを要求し勝負に出る、引いたカードは…5
つまり合計は21、勝負したかいのある結果だ
しかしまだ油断ならない、ディーラーのカードは……10
合計は17つまり引いていなければ負けていたということだ
「はー…危なかった」
とまあこのような一勝負を繰り広げた青年は、一旦休憩を取ることにし
手近なバニーに声をかけドリンクを貰おうと辺りを見渡す