2023/10/08 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にグライドさんが現れました。
■グライド > (大きく拉げた盾を、控室に放り投げた
闘技場での一戦、賞金だけでなく、勝者に”権利”が与えられる物
主催者に依頼され、其処に参加したは良いが
普段の装備を使えない、と言う指示は、事前には聞いて居なかった
闘技者用にと貸し出された装備は、明らかに、強度が足りて居ない
相手の一撃を受けただけで、早々に変形して仕舞った盾を
寧ろ、最後までよく保たせ切ったと、今回ばかりは自画自賛したい位だ
何より、相手は恐らく、自前の装備。 ――当て馬、或いは噛ませ犬
己の役割はきっと、そう言う所だったのだろう、と想像できる。)
「―――――やってやったぜ、あんにゃろう。」
(だが――そうは問屋が卸さない。
己を「嵌めた」相手の思うままになぞ、なってやる義理は無いのだ
苦戦は強いられた、だが、最終的に勝利を掴んだのは此方だ
他の闘技者たちが居る中で、吠える様に一言、勝鬨を上げては
普段着用している金属鎧とは、比べ物にならないほど頼りない革鎧をぶちりと脱ぎ捨て
頑丈な椅子へ、どっかと腰を下ろした。)
「―――――は…! ……相手にゃ悪いが、慌ててる連中を想えば良い気味だぜ。」
(今頃、想定外の事態を収拾する為、裏方は慌てふためいて居るだろう
唯一、割を食わせたと思うのは、対戦相手の闘士だ
腕の在る相手だった。 恐らく、普通の相手であれば、噛ませ犬なぞ不必要な位には。
依頼人の事だ、相手側にも事情は伝えて居ない可能性が在る
或る意味被害者と言えるだろうし、今回己が得た"権利"も
もし、相手が拒むならば、行使はしない心算で居た。
――良い、リハビリにはなったと言えよう)。