2025/04/17 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 奴隷倉庫」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 今日も今日とて各所から集められた奴隷が集められ、独特の雰囲気を醸し出している奴隷倉庫。
既に買い取っている商人から味を占めて転がそうとしているのか値段を交渉する者、泣き叫んでいたり「お試し」と称して物陰では既に事に勤しんでいる者すらもいる。
そんなありふれた光景の中、一人の女性が入り口付近で佇んでいる。
「彼女は風邪を引いているのでこの薬を……流行り病、という訳ではないので……出来れば、大人しくさせて頂ければ……」
劣悪な環境で集められる事も珍しくないが、倉庫にはほかにも多数の奴隷が集められる。
万が一流行り病や悪質な毒にでも蝕まれていたならば全員が損をするというのもあり、時々に医者や治療師の類が倉庫内に駐在しているのもまたいつもの事。
少し違う点とすれば、奴隷を診ている彼女の身体にもまた奴隷の証である値札が平然と提げられているという事だろう。
買い取られて状態の危うそうな奴隷に薬や治療を施す者がいなくなったとしても誰も気にする事はない。それが他でもない、この町の日常でもあるのだから。
ご案内:「港湾都市ダイラス 奴隷倉庫」からレフェーリアさんが去りました。