2024/08/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「……、……」

荷物を運び入れたり出したりする人足が行き交う、日の高い時間の倉庫街。
その片隅で、倉庫の壁面に沿って置かれた木箱の一つに腰掛け、ウトウトと船を漕いでいる
金髪の男が一人。
男は倉庫街の警備の依頼を受けてこの場に居るが、現状これと言って大したトラブルもなく暇を持て余し、
ついにはこうして居眠りをするに至っていた。

──実際にはつい一時間ほど前、些細なことからケンカを始めた連中の仲裁に入り、
結果としてまとめて海に投げ込んだりなど、一応の仕事はしてはいたのだが、
男の中ではそれは『大したトラブル』としてカウントされていないらしい。

ともかく──その眠りを妨げる何かしらの要因がなければ、自然に目を覚ますまで男はこのままだろう。
今しがた新たに船着き場に到着した客船の存在にも、気づく由もなく。