2024/03/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にラッツィオさんが現れました。
ラッツィオ > ダイラスの船着き場に併設されて、いくつもの大きな倉庫が立ち並んでいる倉庫街の一角。
1つの倉庫を自宅兼事務所として使っている男は、倉庫の入り口付近にデンと鎮座している所々カバーの破けた年季物のレザーソファに凭れかかって、客がやってくるのを待っていた。
用件として聞いているのは「話がある」という、ただそれだけ。
千客万来とはいかない暇を持て余している商売である。
仕事の依頼ならば万々歳だが、暇潰しに絡みに来るでも、なんなら世間話だけでも構いやしない。
訪問の時刻も、昼過ぎという以外は特に決めていない有様だ。

「――とはいえ、あンま遅いと暇すぎて寝ちまいそうだ」

ソファの前にはローテーブル、上には酒瓶とグラスが2つ。
1つには酒が注がれており、昼間から酒に浸っていることは丸わかりだ。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からラッツィオさんが去りました。