2024/01/30 のログ
メアリ > 「たしかに、いろんな意味で大変なことになりかねませんね。」
そう思えば禁酒令を出した雇い主の判断は賢明といえる。
酒の付き合いもまた先ほどのお礼になればと思っての申し出だったが、無理じゃない範囲で、と気を遣ってくれる男にはありがとうございます、と笑みを向ける

「あらら、ではきっといつも以上に力が発揮された方もいらっしゃったかもしれませんね
……仲間同士の喧嘩ですか?それはいけませんねぇ」

その分戦闘では暴れた、と聞いて、その様子を想像しては可笑しそうにクスクスと笑っている。
傭兵同士の喧嘩は珍しい話でもないが、閉鎖空間での喧嘩は困ったでしょう?なんて尋ねながら残りのエールをぐっと煽って飲み干し

モーリッツ > 酒に酔い、船に酔えばそこは大惨事、つらくはあったが雇い主の懸命な判断には文句はつけれず。
一人で飲むよりも誰かいればやはり酒は美味く、そういう意味では感謝もあるので無理強いはするつもりはなく。

「どいつもこいつも凄いもんだったな。
いや、傭兵にはメアリみたいに女もいるだろ?」

戦場よりも狭い甲板、そこでの大乱闘に近い戦闘では何にも海に落ちたと笑い。
喧嘩ではなく別も意味だと呆れたように口にしてはエールを飲んで。

メアリ > 大乱闘、更には何人も海に落ちたと言われるとその様子を想像して、口元を抑えながら楽しそうに笑っている。
退屈だったのを考えなければ、そんな戦場もまた楽しいのだろうなぁと羨ましく思ったり

「あぁ、なるほど。そういうことですね」

喧嘩だけではない、皆まで言わずとも男の言葉の意味を理解すればなるほど、と頷いて。
そこで店の女性が通りかかれば追加のエールを注文し、男の酒もまたすぐ空きそうな様子ならば男の分も一緒に頼むつもりで

「でもモーリッツ様から聞くような環境でしたら、そんな人が一人や二人出てきても仕方がないと言えばないのでしょうね。
まぁそれが免罪符にはなりませんけれど」

モーリッツ > そんな大乱闘で海賊、傭兵問わず海に落ちた者も多数。
戦いが終われば怪我人の治療と海からの引き上げだったなとエールを口にしながら話し。
帰りはもはや偽装の必要もなく、拿捕した海賊船もあり窮屈ではなかったと笑い。

「判らなくはないが場所を考えろってんだ」

もっともそんな傭兵は質も低いものであり、当然失敗した上に取り押さえられ、その上に海に捨てられたと呆れた顔になり。
そんなことを話しながらもエールを飲み進め、お代わりが頼まれると礼を言い。

「真っ当な奴か戦場経験が長い奴はまずやらない事だな。
なるわけねぇだろ。完全な邪魔者だな…ヤりたいなら終わってからにしろ」

そう言っては大きく息を吐いてつまみを口に運び、そうして女の姿をつい見てしまう。

メアリ > 「ふふ、それは大仕事でしたね。
帰りくらいは余裕をもって帰ってこれたみたいでよかったですね」

海での仕事の様子を聞きながら想像し、楽し気に男が語ってくれる話に耳を傾けている

「あらあら、その方は海に投げられてしまったのですね。
……そうですかねぇ、真っ当かどうかは置いておき、戦場経験が長い方でもたまに魔が差してしまうことがあるかもしれませんよ?」

海に捨てられたと聞いてつい声を出して笑ってしまう。
此方を見る男を真っすぐに見ながら、魔が差して、なんて言う口振りは経験者のそれ。
しかしそれに対して批判批評などの含みなどはない。
おかわりのエールが届くと、一つを男の前へと差し出し

「それにしても良いペースで飲んでらっしゃるのに顔色一つ変わりませんね。もしかしてお酒結構お強いのですか?」

きっと身体の疲れもあるだろうに、変わらずけろっとしている男を見ながらちび、と届いたばかりの酒を口に含み

モーリッツ > 「けどな、楽しめたから悪くはなかったな。
帰りは随分と楽に帰って来れたのも大きいな」

今までは楽しめないと思っていた海の仕事。
それも案外悪くないと思えたと酒を飲みながらに楽しげにし。

「無駄に騒ぎを起こしてたからな。誰かがキれたんだろ。
まあ、それは否定はしないな。俺だって戦闘明けに経験はある」

面倒ごとを何度も起こす奴がいれば危険も増えるからなとさらりと流し。
魔が差すという言葉に、あるなと経験があることを零し。
お代わりが届き、一つを差し出されれば受け取り口をつけ。

「酒は強い方だ。金があるときは結構飲んだりもするんだ。
そういうメアリは大丈夫か?」

あまり強くないと聞いていたので己のペースに合わせて飲んでは大丈夫かと問いかけて。

メアリ > 「楽しめたのでしたらそれが一番何よりですね。」

楽しげに話す様子に双眸を細めては微笑みを浮かべて、うんうんと相槌を打ち

「それはごもっともですね。仕事も危険も増えてしまえば百害あって一利もない。海に捨てられるのが妥当です。
……ふふ、そうでしょう?それに戦場に居ればつい身体が昂ってしまうことも多いですからねぇ。ほんの些細なことで気持ちが傾いてしまうこともありますし。」

しかしそれも先ほど言った通り免罪符にはならないため、迷惑をかける輩は海にポイです、なんて笑って告げて

「そうなんですね。私は少し身体がふわふわしてきたところです。
……もし最後までお付き合いできずに潰れてしまった時にはその辺にでも転がしておいてくださいな」

酔いは顔には出ていないが、楽し気に笑って戯言を零しているあたり気分が高揚していることが伺えるだろう。

モーリッツ > 「つまらない戦場ほど辛いもんはないよな」

本当に戦いこそが生きがいというように話し。
微笑みを浮かべ相槌を打つ女につまらなくないかとふと気になり。

「無駄に被害が出て顔なじみが減るのが面白くもないしな。
派手な戦いの後は特にな、そう思うと…あいつに悪いことをしたかもな」

そうは思うが後悔はない、女の言うとおりに免罪符になどならないとうなずき。

「無理してつぶれるなよ?
そん時はお持ち帰りするから安心していいぞ」

笑って戯言を零す女にそれならば持ち帰ると返し。
本当につぶれそうになれば流石に飲むのはやめるかと、十分楽しめているのもあってそう考えるほどで。

メアリ > 女もまた戦場に生きがいを感じ、戦いを楽しむタイプなので、男の話には同意するように何度もうなずいて聞いていた。
取り繕ってと思われるかもしれないが、そこにつまらなそうな素振りは一切ない。

「お優しいのですね……
大丈夫ですよ、海に落とされるようなことをしたのが悪いのですから。運が良ければ波に流されて適当なところにたどり着いてるでしょうし、そうでなくともその辺を通りかかった船に助けて貰えるでかもしれません」

まぁ運が良ければの話だが。運が悪ければ死んでいるかもしれないが、それは船の上に限った話ではない。戦場を走ることの多い傭兵にとっては当たり前の常識だ。

「あら、良いのですか?モーリッツ様のような男前の方にお持ち帰りしていただけるのでしたら、潰れたフリでもしてみようかしら」

ふふ、と楽し気に笑いながら酒をひと口飲んで

モーリッツ > 傭兵のような危険な仕事は報酬か楽しみでのなければ早々出来ず。
何度もうなずく女の姿はつまらなさそうには見えず。

「そんなんじゃないって。顔見知りのほうが仕事がやりやすいって理由だ。
俺よりもどっちのほうがよっぽど優しくないか?」

運が良ければを考えるあたり優しいだろうと見て。
投げ込んだ側としてはそこまでは考えていないにで余計にそう見え。
最も投げ込まれていなくても、戦闘で後矢はあったかもなと思える態度の悪さだったなと。

「悪いなら言う訳ないだろ。俺だって人並みの欲はあるしな」

潰れたフリをという女の言葉に冗談で言うことでもないと笑い。
エールを飲んでは女がもし同じ仕事を受けていたら誘ってなと口にして。

メアリ > 「それもそうですね。下手に仲間を襲うような輩よりはマシでしょう
……優しそうに見えますか?もしもの話を後付けしただけですよ」

此方が優しくはないかと言われると、それはないと言いたげに首を横に振った。

「冗談に聞こえました?そんなつもりはありませんでしたのに……」

悪戯っぽく笑いながら男の手の甲を指先でつつつ、と擽りちょっかいをかける酔っ払い。同じ仕事を受けていたら、と言われると嬉し気な笑みへところりと変わって

「えぇ、勿論。その時は是非モーリッツ様の戦い方も見せてください」

モーリッツ > 「傭兵同士でも信頼できるってなると貴重なんだよ。
普通の奴なら笑い飛ばして終わりだな」

首を振る女に、普通ならそこまで考えないぞと告げ。

「冗談じゃなかったのか。そんじゃ持ち帰らせてもらうか」

悪戯っぽく笑っては手の甲を指先で擽る女。
そんなちょっかいをかけられるとその手を取り、持ち帰ると言い切っては笑みを見せ。

「いいぜ。メアリなら背中を任せれそうだ」

メアリ > 「そんなもんですかね?ふふ、ならば優しいと思って貰えたとポジティブに考えることにしましょう」

優しいなんて言われ慣れていないので物珍しさからか頑なに拒否はせず、男の言葉を受け入れることにして

「あら、まだ酔いつぶれてはおりませんのに……」

手を取られ持ち帰ると既に宣言されると可笑しそうに笑いつつ、その状態のまま店の人間を呼び止めて男の分と自分の分の酒をちゃっかり追加する。

「よろしいのですか?まだ私の戦う姿を見ていないのにそんなことを言ってしまって。背中、うっかり刺されても知りませんよ」

エール片手に首を傾げながら楽しげに笑い、取られた側の手は指を絡めて男の手を握り

モーリッツ > 「そんなもんだよ。それがいいな」

己の高尾t場を受け入れる女にそれでいいと笑い。
完全にやさしさがないとそれはそれで問題だと口にしてはエールを口に運び。

「フリをしてもいいんだぞ?」

おかしそうに笑えば、フリでもと返しては手を強く弱く握り。

「そこは俺の勘を信じるだけだ。そうなったらなった時だ」

己の勘では大丈夫だと言ってはエールを飲み干し新しいものに手を伸ばし。
取った手、その手が指を絡め握られると軽く握り返し、これを飲んだら行くか?と告げて。

メアリ > 「ではもう少し飲ませていただきましょうかね。そちらの方が信憑性も高くなってフリかどうか分からなくなるでしょう?」

端からフリでもいいなんて言ってくれる男の言葉に笑いながら、今更それらしく見せようなんて言うのは建前。
半月ぶりという男にとってはまだまだ飲み足りていないだろうと、そんな気遣いからで。

「面白い方ですねぇ。」

果たしてその勘は間違いないだろうか。
しかしもし男と共に戦場に立つ日が来るのなら、その時は間違っても自ら男の背中が刺されるような半端な仕事はしないだろう

「……えぇ、そうしましょうか。」

これ、と言われた酒は残り一杯にも満たないが、男がそれでも問題ないのなら拒否する理由はない。
相変わらず顔に出ない酔っ払いはゆっくりと酒を煽りながじぃ、と男の顔を真っすぐに見つめて

モーリッツ > 「そうだな、なら俺ももう少し飲んどくか」

己の言葉に笑う女に笑みを見せては中身が少なくなったカップを揺らし。
その気遣いに感謝してはエールを飲み。

「俺の勘はあんま外れたことはないんだよな」

面白いと言われればそうか?と首が動き。
まだ実力はいていないがおそらくは大丈夫だと考え、ともに戦場に立てる時を楽しみとし。

もっと飲んでもいいのだが、そうなればフリではなく本当につぶれるかもという心配もあり。
酒はいつでも飲めるが持ち帰りを優先順位を上げ、飲んでいるさなかに顔を見つめられると不敵に笑って見せ。
そしてエールを飲み終えれば代金をテーブルにと置き、女と共に店を後にして。

メアリ > 「今回も外れないと良いですね」

自信ありげな様子に変わらずにこにこと笑みを向けている女は楽し気に酒を飲みすすめている。
まさかこんな楽しくお酒を飲めるなんて、と内心今日の偶然の発端であった例のチンピラに感謝しつつ、相変わらず顔色一つ変化ない男の顔を見ていた。
酒が空になったあと、テーブルに代金をおく男の姿を見て、お礼で連れてきたのだから私が払うと頑なに譲らない女。こう見えてかなり頑固な一面もあるのだ。
そして代金を払い終えると男と共に店を出て、男の隣に立ちながら夜道をゆっくりと歩き始めた……

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からメアリさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からモーリッツさんが去りました。