2024/01/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にモーリッツさんが現れました。
モーリッツ > 夜に差し迫る時間、船着き場に一隻の船が着く。
船が付き桟橋は付けば降りてくるのは如何にも戦明けという一団であり。
その誰もが今回の成果、商船に偽装した船での海賊狩りの大戦果に笑みを浮かべて。

そしてその誰もが手にした報酬で酒場に行くか、娼館へ、闘技場で一攫千金などということを口にする中、己も仲間に話しかけられ。

「俺か?俺は酒場だ、浴びるほど飲んで闘技場で一試合かもな」

そう軽い様子で返し、問いかけてきた傭兵仲間が、奴隷を買うといえば、見つかると良いなと笑って返し。
その傭兵が入港しているはずの奴隷船を探しに去れば一度足を止め。

このまま一人で酒場に繰り出すか、それとも仲間を探すかと一度周囲を見回し。
そして酒場につくまでにだれか捕まるだろうと考えて歩き出し。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にメアリさんが現れました。
メアリ > あなたが船着き場に到着して傭兵仲間と会話をしている頃、所用で少し離れた場所をたまたま通りかかった際に如何にもチンピラらしい茶髪の男に絡まれてしまう。

「……すみませんが、この手離していただけますか?」

強引に距離を詰め肩を掴むその男から感じるアルコール臭に思わず眉間に皺を寄せながら告げるも、男は手を離す様子もなく無理に女の肩を抱こうとしているだろう。
丁度新しい船が到着したようで先ほどよりも人が多い。
男を引きはがすのは容易だが、目立つ行動は避けたいがためにどうしようかと悩んでいて

モーリッツ > 今回の仕事は存分に戦う事ができ満足でき、さぞうまい酒が飲める。
そう考え、誰かを捕まえることができれば共に酒をと考え酒場に向け歩き。

その途中、視線の先にチンピラが絡んでいる姿を目にする。
普段ならば気にしないのだが、今のいい気分を台無しにされたと思えばそちらに足を気が付けば向け。

「おい、俺の連れに何か用か?」

そうしてチンピラが女に絡んでいる近くにまで寄れば眉間に皺を寄せ不機嫌だという声をかけ。
その声にチンピラが睨んでくるも殺意が籠った視線を向け、女の肩に回されようとしていた腕を思いきり捻り上げ。

「俺は今、機嫌がいい。今消えりゃ命は許してやる」

そう告げては目立つのも気にせず腕の痛みに悲鳴を上げるチンピラを先ほどまで傭兵仲間がいた方向へと蹴り飛ばし。

「ついてなかったな、大丈夫か?」

人目は引くが己の見た目ならむしろ目を避けられる。
なので周囲など気にせずに女に声をかけていく。

メアリ > 声をした方へ反射的に視線の先を向ける。
連れ、と言う男には当然見覚えがなく、一瞬目を丸くするも男が助けようとしている意図は察したため、此方は黙ってチンピラが蹴り飛ばされるまでその様子を見ていた。

「えぇ、大丈夫です。助けてくださってありがとうございます」

男の見た目に物怖じする素振りもなく微笑みを浮かべて礼を告げる。その間にチンピラは情けなく捨て台詞を吐いては、ふらふらとした足取りでどこかに立ち去って

「ふふ、あんな絡まれ方をしたのは久しぶりで少し驚いてしまいました……
あの、もし宜しければお礼がしたいのですが、この後少しお食事かお酒でもいかがですか?」

無理にとは言わないが、男が乗れば近くの店でご馳走しようかとそんな心算で

モーリッツ > ここで知らない扱いをされると面倒だが、そんな様子はなく。
チンピラもそれなりな強さはあるようだが己からすればその辺のものと変りもなく直ぐに蹴り退ける事が出来。

「気にするな、ただの気まぐれだ。
それにしても災難だったな……けどな、お前ならあの程度即払えただろ?」

己の容姿に動じずに笑みを浮かべて礼を口にする女に気まぐれだと返し。
捨て台詞を吐いて立ち去るチンピラなど気にせず、あの程度追い払える実力はあるだろうと口にし。

「酒で気が強くなったんだろうな。
丁度酒を飲む仲間を探してたんだ。折角だ、突き合わせてもらうな」

そして女からの誘いは酒を飲む仲間を探していただけに渡りに船。
断ることもなく、むしろその誘いに喜んで乗って。

メアリ > 「あら、ふふ……バレてしまいましたか。」

か弱い女性のフリをしてみたところで一瞬で実力を看破されてしまい、思わず眉根を寄せて口元を隠しながら笑う。

「目立つのは少々苦手でして……
 まぁ、そうだったのですね!丁度いいタイミングで良かったです。」

言い訳を並べつつ、飲み仲間を探していたという話を聞いて、丁度良かったと手を合わせて喜びを見せ、早速男と共に店に向かって歩き始める。
行く先については男が行きたい店があるのならそこへ、特に希望が無ければ少し歩いた先にある酒場へと行くつもり……

酒場に到着すると適当な席に落ち着き、腰から提げていた愛刀を椅子に立てかける。

「そうだ、私はメアリと申します。よろしければお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

自己紹介がまだだったことに気が付くと、胸に手を当てながら丁寧な物言いで告げ、その後に男の方を見ながら名前を伺い

モーリッツ > 「これでも人を見る目はあるつもりなんだ」

眉根を寄せる姿に戦場に何度も立ってれば自然とわかるもんだと返し。

「それなら追い払いにくいか。
デカい儲けがあったからな、盛大に飲むつもりだったんだ。
本当にいいタイミングだ」

その途中で見かけたので助けた訳であり、誘いは本来の目的と変わらないので断る理由はなく。
手を合わせて喜ぶ姿を見れば偶の人助けも良いかもなと思え。
特に店も決めていなかったので女と共に少し先の酒場にと向かうこととなり。

「お互いに名前も知らなかったな。俺はモーリッツだ、よろしくなメアリ」

適当な席に座ればエールを二つ先に注文し、そして名前を問われれば隠すことでもないとサラリと答え。
その仕草や丁寧な言葉使いに貴族の騎士か何かとみてしまう。

メアリ > 「モーリッツ様ですね。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
……先ほどはありがとうございました。」

名前を教えてもらえばニコリと微笑み、席に落ち着くと改めて男に礼を告げる。
自身の仕草や言葉遣いにはどこか品があり、貴族の騎士と見間違えてしまうのは当然ともいえるかもしれない

「……ところでモーリッツ様、先ほど戦場にいらっしゃるようなことをお伺いしましたが、もしかして同じ雇われ兵でしょうか?」

先程か弱い女性のフリをしたので少し躊躇いを感じつつも自身が傭兵であることを告げ、男もまた同業者ではないかと思い尋ねてみる。
酒がテーブルに届くと、ついでに適当に摘まめるチーズやナッツがあればそれも欲しいと店の人間に声をかけて注文し

モーリッツ > 「気にしなくていいぞ。本当に気まぐれだからな」

再び礼を告げられては気にしなくていいと笑い。
野暮としか言えない己と比べるのも失礼だが本当に礼儀正しいと思え。

「ある商人に雇われて海賊狩りをやってたんだ、中々楽しめたな。
ン、同じ?メアリも傭兵か?」

てっきり騎士だろうと思っていたが同業者かという問いかけに驚きを見せ。
道理で実力があるように見えると納得しつつ、エールが届けば手にする。
そして女の注文が終われば先に乾杯しようとカップを掲げて。

メアリ > 「いえ、でもその気まぐれに助けていただいたのも事実ですから」

必要以上に気にしているという様子でもなくそう告げて

「海賊狩りですか。確かに最近航路に海賊が出て被害を被った話などがありましたものね……船の上で戦うのもまた楽しそうでいいですねぇ。
……えぇ、そうですよ。」

てっきり先ほど船着き場の時点で傭兵とバレていたのだと思っていたから、驚きを見せる相手にむしろこちらも驚き首を傾げた。
まぁそれはともかく、届いたエールを手に促されるがまま乾杯を。
丁度喉が渇いていたのでカップの三分の一を一気に飲み干してから一度カップをテーブルに置いて

「海賊狩りということはしばらく海の上にいらっしゃったのですか?」

モーリッツ > 「そういうもんか?なら礼は受け取っとくな」

気にしている様子ではないが事実といわれると、そうかと納得し。

「ハテグほどじゃなかったが悪くなかったな。
最近噂になってるだけあって中々の実力だったぞ、それに船の上でやりあうのも新鮮だったな。
騎士だと思ってたんだが…俺の目も鈍ったか」

女の驚きにその立ち振る舞いの言葉使いから騎士だと思ってたことを説明し。
乾杯をすれば早速エールを口に運び飲んでいく。
楽しみだったエールはまるでしみ込むように消えていき、カップはあっという間に空になり。

「あぁ、半月ほどはな。用心深い奴らで中々襲ってこなくてな。そこが苦労したな」

船の上だったかという問いかけにそうだと頷き。
戦闘は楽しかったが待つのが苦痛だったと告げながらエールのお代わりを注文をして。

メアリ > 「腕の立つ相手と戦うのは仕事のし甲斐があって良いですよねぇ
……なるほど、そういうことでしたか」

立ち振る舞いから騎士と勘違いされていたと聞けば、双眸を細めながら納得してしまう。
むしろこの立ち振る舞いや言葉遣いは幼いころ近くに居た騎士譲りのものだったため、男の目は正しいといえるかもしれない

「あら、良い飲みっぷりですね。
……半月ですか、随分粘る方たちだったのですね。強くて用心深いのなら厄介だったでしょうに。お疲れ様です。」

男の飲みっぷりに感心しつつ、続く話には仕事の大変さが伺えてお思わずねぎらいの言葉を贈る。

「船の上だとできることも限られて大変でしたでしょう?
それにお酒も久しぶりではございませんか?」

モーリッツ > 「そういう奴と戦いたくて傭兵をやってるからな。
少なくとも傭兵には見えなかったな」

立ち振る舞い言葉使いは騎士、そうでないなら護衛か冒険者。
少なくとも傭兵という選択は初対面では見えないと。

「久しぶりの酒だ、もう少し味わうつもりだったんだがな。
傭兵を大規模に集めてたからな、それで警戒されたんだろうな」

一杯のエールを飲み干しても寄った様子はなく。
この海賊狩りの為に傭兵を大規模に集めたのでそうなったのだと想像し。
ねぎらいの言葉にはありがとうなと笑みとともに返して。

「酒もない上にトレーニングも大して出来ないな。暇が一番つらかったな。
半月も飲めないとは思ってなかったな、本当に」

メアリ > 「大規模にということは人数もそれなりにいらっしゃったのでしょうね。でしたら余計、船の上にいる間は大変ですよね……
半月飲めなかった分、今夜は満足するまで飲みましょう?
あまりお酒は強い方ではありませんが、お付き合いいたしますよ」

にこりと笑みを浮かべて、カップを手に取りエールを少し飲む
男の酒と共に先ほど頼んだ摘みも届けばそれを男に進めて

「トレーニングもできず、閉鎖空間で半月……仕事とはいえストレスが溜まってしまいそうですねぇ」

容易に想像できる環境に同情しつつ、ナッツを摘まんでから追いかけるようにエールを煽って

モーリッツ > 「まあな、お陰で余裕がある商船で結構窮屈だったな。
船の上で悪酔いしたら大惨事だろ?おかげで雇い主からの禁酒がな…満足するまで、いいな。
無理じゃない範囲でいいぞ」

満足するまで、強くはないが付き合ってくれるという言葉に嬉しそうに笑い。
新しいエールと摘みが届けば勧められるままに手を伸ばし。

「その分戦闘じゃ暴れたけどな、それでもストレス発散には程遠いな。
あとは…同じ傭兵仲間に手を出そうとするバカもいたのがな」

エールを口にし、ナッツに手を伸ばしてはその時を思い出し。
その中でそういう馬鹿もいたという話もしたりとして。