2023/12/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にルクスさんが現れました。
ルクス > 「よっ、と。ありがとうおっさん」

船着き場に小さな漁師の舩がたどり着く。
そこから頬に十字傷を持った一人の青年が降りてくる。
船で出ていたとは思えない格好をしているが、実際に舩に乗っていたらしい。
たまたま海に流されていたのを気のいい漁師が拾って助けてくれたという経緯があった。

「さて、今日はどこに行こうかね……ふぇっくしょん!」

ずぶ濡れの恰好でずっとさらされていたせいかすっかり体は冷え込んでいた。
ましてやもうすぐ寒くなる時期。凍え死んでいてもおかしくはないだろう。

「とりあえず宿なり寝床なり温かい所に行かないと、かねぇ」

そうぼやきながら、ダイラスへとその青年は歩き出した。
びちゃびちゃと雫を垂らしてずぶ濡れの足跡を残しながら。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からルクスさんが去りました。