2024/08/04 のログ
ご案内:「セレネルの海/洞窟」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 迂闊に安価な宿を取ってしまったならば眠っている間に汗塗れになり、街道沿いを進む巡行馬車も窓を開け放って動かす頃。
定住しているのならば大人しくしていれば良いし、水練場や大浴場で涼むのも大いに構いはしなかったが。
定住を持たない者にとっては死活問題。魔物を狩る前に暑さにへばり、陽炎の立つ中ではまっとうに行動出来もしない。
そこでやって来たのは海……であったが、日和によっては砂を踏むだけで足が灼ける事すら大いにあり得る。
「……ふう」
彼女が選んだのは洞窟だった。光が届く位置に足を踏み入れ、そこで奥まで進むのではなく簡易に過ごす用意を整え、手頃な岩場に服を引っ掛け。
誰もいないのだからという気持ちが半分、誰かが居たとしても、という思いを半分抱くままに如何にも熱に弱そうな裸体を晒しながら、波音の聞こえる洞窟の中で過ごす準備は整えられる。
平たい地面に腰掛けながら釣りをしても良いし、時間が空いたならば海に泳ぎに行っても、と向こう数日の過ごし方を考えて。
ご案内:「セレネルの海/洞窟」からレフェーリアさんが去りました。