2023/09/12 のログ
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ご案内:「セレネルの海」にエルトシャンさんが現れました。
エルトシャン > 海に面した崖にはぽっかりと開いた穴は、自然の作り出した迷路の入り口。
入ってすぐ緩やかな傾斜が続くため、一応海底洞窟と呼ぶべきだろうか?
洞窟の奥はまた別のダンジョンが存在するというが、
今日の目的はそちらではない。
奥から定期的にやって来るモンスターの退治だ。

「絶景で知られた地上とはエライ違いですわねえ」

放っておくと地上に出て来て、漁師や観光客に被害が出る。
冒険者ギルドは比較的頻繁に退治依頼を出し、
女は比較的頻繁にこの依頼を請けていた。
目当ては昼間のビーチでのくつろぎの時間で、そのついでとも言える。
そのくつろぎの時間を豊かにするための資金調達とも言える…

冒険者向けの資料に載っているような低級モンスターをひとしきり狩り、
岩にへばりついた苔が燐光を放つ洞窟の壁面に背中を預け、一息。

エルトシャン > 「さて、あまり薄暗いところに長居すると美容にも良く有りませんし? 何より気が滅入ってしまいますわ」

と、女は独りごちる。
奥から散発的に訪れるモンスターはそう多くはない。
今日はノルマ達成としてもいいだろう。

大きく伸びを一つして、今まで歩いて来た方角に顔を向ける。

「さ、帰ってお酒お酒」

舞うような足取りで、帰路を行くのであった。

ご案内:「セレネルの海」からエルトシャンさんが去りました。