王城などの南に広がる大海。
穏やかな海だが、海棲の魔物も存在し、注意が必要である。
さらには海賊なども出没する。
海底には遺跡が存在し、魔法などで潜ることができれば探索も可能。
海辺には様々な洞窟があり、海賊の宝が隠されているといわれている。
そのために洞窟などを目指す者も多いが、海の魔物や海賊に襲われるケースも多い。
参加者(0):ROM(1)
Time:07:03:41 更新
ご案内:「セレネルの海」からアードルフさんが去りました。
■アードルフ > 後は酒瓶が空くまで一人晩酌の時間。
肴は引いては寄せる波の音。
■アードルフ > ザリッ、と砂を踏みしめる音を立てて歩く波打ち際。そこから少し進むと消波堤に行きつく。
砂地を脱し大分歩きやすくなったその場所。沖へ向かい伸びたその場所の先端まで歩くと足を海へ投げ出す形で腰を下ろした。
ともすれば身投げに似た光景ではあるが…。
「もう少し……、もう少ししたら目一杯泳げるな、流石に今はまだ自殺行為だが。」
そうなれば目の保養にもなって一石二鳥だろうと、いずれにせよこの時間ではそれも叶わないだろうけど。
■アードルフ > 街の明かりを背に浜辺にたたずむ影一つ。月明かりを受けているとはいえ夜の海は黒く深く不気味な気配を孕む。
いつ海からの怪異が襲ってきても不思議ではないが、そんな空気もまた悪くないと思えるのは自らの出自の所為。
「闇より出でて闇へ還る。なーんて思いたくもねぇが…」
もし、そうなるときが来たなら、この波の泡のように人知れず。等と物思いに耽るのはきっと、そう。酒が足りていないから。
小瓶に移し替えた店の酒、その蓋を開ければ豪快に煽る。頬を伝う酒気をそのままに、暫くは波打ち際でその闇を眺めていた。
ご案内:「セレネルの海」にアードルフさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からグリードさんが去りました。
■グリード > 取引現場に選んだのは未だ海を楽しむには早い気候を睨んで。浜辺に繋がる土壁の影。
傍らにいる少女は異種族の耳と尻尾が生え、衣類も全身を隠すローブを被ってはいるがその下には何も着用していなかった。
「おや時間通り。いつもいつも真面目な事ですねぇ?」
せせら笑うように待ち合わせ場所に来た大男を見上げると、ローブに手をかけ露わにさせる裸体。貧相な体躯の中心に刻まれた紋が光ると盛りの付いた獣のように舌を出し、尻尾を伸ばして息を荒くした。
「はいはい、ご希望通り……毎度あり!」
男の腕に抱かれた少女より、手の中の貨幣である。それを布袋に収めて満足げに歩く。淡く跡を残す波打ち際に。途中背後から淫らな声が聞こえて来たけれどそれもすぐ波の音に聞こえなくなる。
「壊して売りつけるなんて、俺はなんて優しいんだろう」
あの少女はもう、快楽の事しか頭にない。理性を残したままの隷属
その悲しい顛末はいくつも見てきた。勿論、壊したとて顛末はさして変わらないのだが。
ご案内:「セレネルの海」にグリードさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からミレーナさんが去りました。
■ミレーナ > そうして歩いていれば沖合からやってくる子船。
それに飛び乗ればそのまま沖合にと消えていく。
■ミレーナ > 日の暮れ空には月明かりが輝く時間帯。
人の気配のない砂浜の波打ち際を一人歩く。
最近はずっと陸地で過ごしていたので海の傍という本来の住処の直ぐ傍にいるということで体も軽く。
ご機嫌というように波打ち際を歩き。
「んー、やっぱり海はいいね。生き返るよ」
機嫌如何にも良いという声でそう口にしては腰のポーチを取り出しコインを取り出し。
王都で見つけたレアものというコインを月に掲げるようにしては笑みを深め。
それを指で弾いてはキャッチと繰り返し。
「しばらくはこっちで過ごして、また行くのもいいかもね」
過ごしにくく力も弱まるが王都は王都で美味いものがあったので行ってよかった。
また気が向けば行ってみよう、そう決めてはコイントスをしながら歩く。
ご案内:「セレネルの海」にミレーナさんが現れました。
ご案内:「セレネルの海」からアードルフさんが去りました。
■アードルフ > 酔いの回った男が一人。無防備に眠る砂浜。
果たして無事に帰れたか否か……
■アードルフ > 日中は夏を感じさせるようになったが日が暮れればまだまだ残る春の香り。
人々が踏み荒らした砂浜に新たに足跡を刻みながら波打ち際まで歩むとそこへ先日の反省を元に大きめのシートを引いてから腰を下ろす。
「隙間から入り込む砂の不快感ったらねぇからな……。」
そんな愚痴を客にしたところ勧められた工夫。満足げにシートを叩き
いつものように酒瓶を横に置く。今日は店を開けた。だから飲んでも構わない。そんな酒飲みの言い訳。
「と……、これなら最悪潰れても死にはしない、か?」
足元に寄せる波が少しずつ遠くなる、引き潮になったならしばらくは安全だろうと胡坐をかいて酒瓶を煽った。
波の音と瓶の中の水音が心地よく鳴る。