2023/08/07 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下街」にアストラさんが現れました。
■アストラ > この時期の神聖都市には多くの人が訪れる。
神に供物を捧げる儀式みたいなもの?という認識しかないアストラ。
ヤルダバオートへと向かう商人の護衛依頼を受けてついてきたが、そのまま連れていかれたのは地下街だった。
そうしてあれよあれよという間に、案内された場所で禊の体験ということで身を清められる。
そして元着ていた服は没収され、サイズが一回り小さい修道女の服に着替えさせられた。
ボディラインにぴっちりと食い込むようで、豊満な乳房は盛り上がり、おへそから腰のライン、大きな臀部までそれはもうぱっつぱつの状態。
そのまま連れていかれたのは地下街の中でも、大広間のような場所。
売春宿のワンフロアをそのまま反映したような、薄暗い灯りの中で似たような修道服を着ている女性たちが入口の傍の壁際に並んでいる。
不安そうな、泣きそうな、絶望したような、そんな顔が薄暗い中見て取れた。
「あらぁ……これはやられたわねぇ」
どうやらアストラはここで供物側になるらしい。
この後は喜捨という金品を支払う貴族を含めた者達に、身を差し出すことになるのだろう。
護衛してきた商人はきっと、アストラを教会側に渡すことで、地下街で存分に豪遊する予定だったようだ。
どうりで報酬の羽振りがいいと思った。とため息を吐きつつ、修道女たちの中にたたずむ。
歪んだ祝宴はそうして開始された────。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下街」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > 彼女が入ってきた扉とは別方面から、男性のものらしい声と、近づいてくる足音が大きくなってくる。
「……だから、元はといえばテメェらが、『地母神の媚酒』とかいう大層な名前で怪しいもんをコソコソ売り捌いてるのが悪いんだろうが。
どうせ中身はただのご利益ある水なんだろ。
1本ぐらいチョロまかしたぐらいで、そんなマジになんなって」
男は前後左右を修道女に取り囲まれ、さらに用心棒と見間違えられそうな屈強な修道僧も監視につけられた態勢で、地下の大広間に連れられてきた。
荷運びの仕事を請け負ったはいいが、その中身が最近少し話題になっている奇妙な酒と知り、1本ぐらいと拝借したのが事の始まり。
普通の商人であれば1本くらいの損失は気にも留めないか、代金を請求して終わりだが、あっという間に拘束されてしまった。
時と場合によるとはいえ、負い目があるうえに丸腰の修道女に囲まれては、抵抗らしい抵抗もできない。
理由がよく分からないまま下着一枚の姿に剥かれ、地下への階段を下ってここまで連れて来られたのだった。
「いったい何だ、さっきの酒で宴会でも開こうってか?
そのわりに、料理がなにも出てねェが――……って、お前、アストラか……?」
今のところ命を脅かされそうな気配もないため、冗談を交えながら広場の中央まで来たところで。
相対する位置に立っていた、過剰なほどパツパツで肉体を強調する煽情的なシスター服を着た女性の顔に見覚えがあり。
■アストラ > なんだか騒々しい声が聞こえてくる。
やってきたのは裸、かろうじて下着一枚だけを纏った屈強な体格の男性。
その尾てい骨あたりから伸びる尾は特徴的で、広間の中央へと佇む男を見ればあらまあ見覚えのある顔。
「あらあらラッツィオったら、そんなつんつるてんにされてどうしたのかしら?」
頬に手を当てながら知古である彼の様子を頭から足先まで見て一体何をしたのかと、おかしそうに笑みを浮かべる。
ここは宴の場だ。供物である修道女、修道士を、教会に金を落とした者達が食い散らかす祝宴と言う名の爛れた淫行会場になる場所。
そんなところで裸に剥かれてしまっては……。
「貴方、後ろは初めてかしら。まぁきっと、可愛がってもらえると思うわ」
何をしたかは知らないけれど、と付け足しつつ。
アストラは別に乱交会場には慣れているので構わないけど、彼はどうだろう?
彼を連れて来た人たちが、彼もまた供物にするつもりであるなら、まぁ求められるのが肉棒か尻孔かはわからないけど、きっと彼も食い散らかされる側だ。
だってここはそういう場所だから。
■ラッツィオ > 「ちょいとオイタが過ぎちまったらしい。
俺にしちゃ珍しく、きっちり謝ったんだけどな。
――おいおい、冗談は止せ。そっちの趣味はねェし、もしそうなら後のことは考えず暴れて逃げ出すぞ」
相対しているのが、体の隅々まで見せあった女であることが多少の救いだった。
相変わらずの凶悪なボディが修道服で強調されており、眺めているだけで股間が疼きそうになる。
茶化すような彼女の言葉に背筋が震えて、ここまで一緒についてきた修行僧のほうを振り返ったが、少なくとも彼らはまだ衣服をしっかりを身につけたままだった。
通路からはまだまだ続々と、神聖都市の関係者らしき人々が広間に入ってくる。
そのうち1人の修道女は、トロリと粘り気のある黄金色の液体がなみなみと注がれた、清められた銀の盃を両手に持って近くまでやってくると、押し付けるようにしてアストラと男に盃を手渡して戻っていく。
「へぇェ、なるほど。
これが『地母神の媚酒』、地母神が如く子を大地に産み落とせるようになる魔法の酒、ねェ――」
拝借して匂いを嗅いだだけで、まだ口をつけてはいない酒と同じ匂いがする。
祝宴の開始を告げさせるつもりなのだろうか。
盃を手に持っている者は広場のあちこちにいて、それを当然のように眺めている者もいれば、毒でも入っているのかと怯えた目で見ている者もいる。
大広場の奥にいる恰幅のいい修道服の男が号令をかけると、一部の者は盃を勢いよく飲み干し始め。
「……なにはさておき、こいつは飲まないといけねェみたいだな?」
アストラに視線を遣りながら、やや飲み込みづらい液体を喉へ流し込んでいった。
■アストラ > 「あら、気をつけないと。お尻でしかイけない体にされてしまうわよ」
良い反応だったのでくすくすと笑いながら冗談めかす雰囲気は、この場において異質だったかもしれない。
アストラにとっては別にこの程度は日常茶飯事。そんなに憂うこともない。
下着もつけていないのがまるわかりで、ぱっつんとした修道服から乳首もつんと浮かんでいる。
そうこうしている内に人が増えてきた。関係者か、あるいは客か、まぁ何でもいい。
修道女の一人が渡して来た杯をみる。
とろりとした黄金色の液体。匂いを嗅いでみれば酒精のかおり。
「ふぅん……媚酒ねぇ。変な薬でも入っているんじゃないかしら」
躊躇いもなく飲み干すものもいる様子に、これが一体何なのか、一応冒険者であるアストラは警戒もするわけで。
傍らで下着一枚の男がそれを飲み干す様子を見れば、豪快ねえ、と小さく笑う。
アストラは少し考えてから、さめざめと泣く修道女たちを見やりつつ、コツコツと歩き出し。
号令をかけた恰幅のいい修道士へと、その顔面に杯の中身をぶちまけた。
「あらぁ、ごめんなさい。ご挨拶しようと思ったら手が滑ってしまったわ」
そんな風に悪びれもせずにクスクスと笑う。
修道女の服装でありながら、序列に逆らうような無作法をするアストラは、あっという間に修道僧たちに囲まれてしまい。
爛れた祝宴の場において、ヘイトを集める行為がどういうことか理解している。
修行僧達に腕を掴まれ、両腕を後ろ手に拘束されるのまで受け入れて、妖艶に笑う余裕。
彼が果たしてどう動くかは分からないが、アストラに視線が集まっている内に、何人かを逃がしてくれればいいのだけど。
それが叶わなくても、アストラとしては別に何の問題もない。
■ラッツィオ > 【移動】
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下街」からラッツィオさんが去りました。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 地下街」からアストラさんが去りました。