2024/06/02 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にサウロさんが現れました。
■サウロ > (相変わらず雑然とした区画を歩きながら周囲を見渡す。
曇天の空は雨季が近い表れか、すり抜ける風もいくばくか生温い湿度を持って頬を撫でていく。
冒険者風の体を装って中央広場から離れた道を歩く。
表の通りなのか裏通りなのかも判別しづらいが、ここでは表も裏も危険なことに変わりはない。
魔族の国からマグメールに戻ってきて、案内人と別れた後宿に籠って報告書を纏めていたが、
得た情報をふと思い出してこうして街へ出てきた。
目的の場所で目的のものを入手したその帰り道である。)
「一雨来そうだな……」
(宿に戻るまでに降りだしそうな空を見上げて呟く。
少し急ぐか、どこかで雨宿りをするか。
どちらにしてもこの都市で雨宿りに入れるような気楽な店があるのかという疑問。
歩調は少し足早になって、喧騒の中を通り過ぎる。
その中で目に留まるものがあれば、視線を向けたかもしれない。)
■サウロ > (本降りになる前に、急ぎ足で路地を抜けていく。
その後は大雨になるだろうか。果たして間に合ったかどうか――。)
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からサウロさんが去りました。