2024/03/13 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にサウロさんが現れました。
サウロ > (冷たい潮風が海側から吹き付けるバフートの夜。
 賑わうのは酒場や娼館、大衆浴場と言ったところだろうか。
 さすがに表で、こんな寒い中あれやこれやをする者は多くはない。
 それでも酒に酔って羽目を外す者がいないわけでもなく、それらを避けるように目深にフードを被って、街を歩く。
 吐き気を催す邪悪、とはまさにこの都市を指すのだろう。
 強者が支配する都市。この都市の支配者が誰かすら知らない。
 知ろうとすれば、間違いなく死ぬだろう。そんな場所。

 訪れた理由は探し物。
 情報屋がここに訪れていると聞いてきたが、入れ違いになっている可能性もある。
 いくつかの酒場を転々としたが、目的の人物らしき者は見当たらなかった。
 夜も更ける頃合いに、あまり表に出ているのも危険だと解ってはいる。
 腰に携えた剣の柄に軽く触れてから、静けさが広がる宵の闇を、周囲を警戒しながら歩き続ける。)

「────……」

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にクルルさんが現れました。
クルル > (そんな冷たい潮風吹きつける闇夜を切り裂くのは…銃声。

 ガゥンガゥンガゥン!!!

 けたたましく鳴り響いたその元には、淡い金色の髪を携える人影が一つ。
 そしてその先に居るのは、怯え切った表情の奴隷階級の男が一人)

「おいおい、つまんねぇ顔すんなよ。」

(ククク、と喉の奥で笑いながら、その男に一歩歩み寄る)

「せっかく相手してやるっつってンだからよ…。」

(銃を装填する様子も見せない。
 だがしっかりと指は引き金にかかったまま、
 狙いは――――次は外さないとばかりに男に向けられている)