2024/02/25 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にルーシアさんが現れました。
ルーシア > 奴隷ではあっても扱いはそれぞれによって違う。
それは何が出来るかとか、容姿がどうであるかとか、理由はそれぞれだろう。
そうした中でも特殊な扱いを受けている奴隷というのも存在する。
売りに出されているのではなく、貸し出しをされている奴隷。
普段の生活上はある程度の自由は与えられ、ある程度に身を守る行為も許されている、そんな少女。
もっとも格好は普通に奴隷のソレである事から、その術は体術か魔術に限られるとの予想はたつだろうが。

「あんのクソジジィ、こんな荷物を持たせるなら私じゃないだろうってのに…」

悪態を付きながら、両手に抱えるような大荷物を持ってフラフラと歩いている少女。
自由は与えられても店の主と首輪が定めた主には逆らえない。
今日は買い付けたらしい商品の受け取りを頼まれ一人やって来て、今はその帰りの途中。
大荷物の中身は知らされていない、本当に只の荷運びかもしれないし、別の目的があるかもしれない。
とりあえずは持って来いといわれただけなのでそうしているのだ。

大きい割りには何とか持てる重さの箱、固定する為なのか紐で巻かれているお陰で持つのは難しくない。
それでも大きいのが災いし、持ち運んでいる際は前が見難いから進むのも一苦労だ。