2023/12/12 のログ
ご案内:「奴隷市場都市バフート」にニルさんが現れました。
ニル > 今日も今日とて『もの』の売り買いで賑わうバフート。
昼夜を問わず、都市のあちらこちらで売買や見世物ショーが盛んに行われている――そんな街の中央市場に、雇い主と共に来ていたのだが。

「―――――はぐれた……。」

右を見ても左を見ても見知らぬ人、人、人。
住み慣れた場所だから、もちろん一人で館に帰る事は出来る。
然し、合流した時に間違いなく拳骨が落とされるだろう事が予測できて、思わず肩を落とした。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」にクロスさんが現れました。
クロス > (売買や見世物ショーで賑わっている奴隷市場都市バフート
周りを見れば、人間を始め、ミレー族や魔族等様々な種族が売られている。
そんな街の中を歩く黒ずくめの男が居た。)

「さて…今日は良さげな奴隷が売っていればいいんだが…。」

(クロスは今日の夜の相手を探すべくこの都市にやっていたのだった。
娼館でも良かったがたまには気分転換を兼ねてここに来ることも少なくはない。
そんな中で、人の中で立っている一人の少年を見つける。
遠目でその容姿を眺めればそのまま一直線に向かうことに)

「…よぉ、坊主…
ここで路上販売か?いくらで借りれる…。」

(個々人で自身を売る路上販売だと思い、近寄った少年に対して交渉を投げかける)

ニル > 恐らくは、贔屓にしている商人の元へ行っているのだろうが、その集団が今日は何処に構えている、と言うのが分からない。
ゆるゆる、視線を周囲に巡らせていれば不意にかけられた声に瞳が瞬いた。
視線が下から上へと滑り、もう一度瞬く。

「んぇ―――ろじょーはんばい……えっと、」

路上販売、と言われて一瞬思考の巡りが遅くなる。
男娼をやってはいるけれど、今の己は、はぐれてはいるけれど雇い主のお供中。
ぐるぐる思考が滞って、傍から見れば戸惑っているようにも見えるかも。

クロス > 「・・・。」

(こちらの質問に対してよくわかっておらず、戸惑っているような様子を見せられると髪をポリポリと掻く。)

「あー…その反応からして、別にそういうのもねぇみたいだな…。
っとすれば…お前、どっかの貴族かなんかの奴隷か?」

(一先ず、様子でも伺うことに
その場にしゃがみこんでは、目の前の少年の視線に合わせる様にして聞くことに。)

ニル > 相手がしゃがみ込んでくれたおかげで目線が近い。
先程までの戸惑っている様子から一転、へら、と頬が緩んだ。

「んーん。 奴隷じゃなくって、男娼もしてる――んだけど、今は別のお仕事してて……。」

それから、先の問いへの答えを改めて告げる。
だからこそ答えに迷ったのだ、と言わんばかり。

クロス > 「そうかい…じゃあ、今は借りれねぇってことか…。」

(手が空いているのなら、今日の夜にと相手をしてもらおうと思ったが
すでに先客がいるようで、その仕事の最中のようだ。)

「…あ?仕事…?
仕事って言ってるけど、聞くが今は何してんだ?こんな人込みの中でよ…。
さっき見かけた感じじゃ、完全に迷子みたいだったが…?」

(少年と会う前、人込みで左右を見渡していたあの様子。
仕事と言うのはおつかいか?と思い、さらい聞いたのだった。)

ニル > 彼の言葉がちくちくと胸に刺さる。
うぐ、と喉の奥で言葉に詰まって、あからさまに視線がうろつく。

「迷子と言うかー……はぐれたと言うか―……。」

それを人は迷子と言うのだが、帰られるから迷子じゃない、とは口にしない己の言い分。
話を逸らそうと思考を巡らせていれば、はた、と気付く。

「おにーさん! 夜の相手を探してるんなら、僕のいるお店にいこう。
 可愛いお姉さんも、綺麗なお姉さんもいるし、男の人が良かったら、お兄さんもいるよ。」

なんて、ちょっとばかり口早な客引き。
このまま帰れば拳骨は免れないが、お客さんを連れて帰れば恐らく大丈夫、なんて算段で。

クロス > (少年の少しの動作ですぐにわかった。
確実に迷子になったのだろうと。
視線が泳ぐ相手とは変わってこちらはジトっとした目線で見て察する。)

「あ?お前の居る店はそういうサービスがあるのか…?
…まぁ、良いだろう。そういうんだったら、見てみるのも悪くねぇな…。」

(聞くに、デリヘルの様な事ができる店で働いているとなればこちらの手間も省くと言ったところだ。
とりあえず見るだけでも価値がありそうだと思い、その店に寄ろうと考える。)

「わかった、だったら案内してくれよ…。」

(そのまま立ち上がり移動しようとする。
こちらも今日の夜の相手が居ないと明日に支障をきたすため、選べる材料は多いほうが良いと思い、行動に移す。)

ニル > 「んー…他のとこはよく分かんないけど、好みのひととえっち出来た方が良いでしょ?」

他の娼館に出入りする事はないものだから、他所のシステムはさっぱりだ。
ただ、娼婦の値段は一般的な娼館と同じくピンキリ。
相手が店へと赴く気になってくれたのが分かれば、ぱ、と表情が笑みに崩れて相手の手を軽く握って歩き出す。

「はあい、こっちだよー!」

緩やかな足取りで相手を娼館へと案内する事になるのだろう――。

ご案内:「奴隷市場都市バフート」からニルさんが去りました。
ご案内:「奴隷市場都市バフート」からクロスさんが去りました。