2025/02/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にカルムさんが現れました。
カルム > (依頼があり、受注をする。それによって成り立つQUEST(お仕事)。冒険者が考える冒険というには、少しずれがあるが、それを気にしている冒険者はどれだけいるだろう。
冒険者カルムは、気にしてないわけでは無いが、諦めも交じり始めていたりもする。
農家の三男坊として、食い扶持を減らすために外に出され、農家になることもできず、巡り巡って冒険者。
そして、農家の知識を使い、こういう場所に来ては、樵や、薬草採取の依頼を受ける毎日。
花形の討伐系の依頼を受けないのかと言われれば、うーん、と悩む。
固定のメンバーがいないから、そういう依頼を受けるのは躊躇われる、依頼を受けて返り討ちに会いました、は何度も経験済み。
それもあるから、基本的には、薬草採取や、樵の代わり、冒険者ギルドの拠点の整備など、そういった方面での依頼ばかりを受ける。)

「さぁ、てと。」

(依頼を受けてからしばらくの活動、どこにどんな薬草があるか、というのはよく知っているから。どこが比較的安全か、も。その知識と経験を生かして、依頼された薬草の採取は熟して終わり。
ここからは、ボーナスタイム(依頼外で、売れたりするものの採取)に入る所存。
とはいえ、だ。ここは、森の中でもそこまで危険な場所でもない。
他の冒険者が他の依頼でかち合うというのもよくある話でもあるし、まずは周囲の確認から行う。
知らんうちに他のパーティと敵対してたとか、笑えないことも以来のかぶり方ではあるのが、この国の怖いところ。
もう少しそういうのをしっかり管理してほしいなぁ、ギルド、とか思わないでもない。
男は、少しばかり用心深く、眠そうな顔のままで、くるぅり、と見渡してみる。

ちちち、と小鳥の声は聞こえているのは、ちゃんと認識できている。)

カルム > (詰まるところ、冒険者(adventurer)というのは、自分で行きたい、未開・未知の土地に行き、帰ってくるものだ、と、カルムは考えている。
世間一般様は、何でも屋だと思っているのかもしれないが、それは違うのだ、と言いたい。
真の意味で冒険者を名乗れるのはどれだけいるだろう。カルムも真の意味での冒険者とは言えないのは、自覚している。
だからこそ、諦めが混じっているのだ。
ギルドというのは相互補助の組合であり、冒険者途中、路銀が尽きて倒れないように、依頼を周りから集めて張り出してくれる。
それを受けて、日々の生活費を稼ぐことで、支援としてくれている。
ただ、ほとんどの冒険者が、ギルドの依頼を受けて、そこに立ち止まり、そこで旅ができなくなる。
多くの理由としては、固定されたギルドの寝床のありがたさ、そして、依頼はたくさんあるから食い扶持には困らない。

カルムだって、ギルドで寝泊まりし、依頼を受けて生活費を稼ぐ。
冒険に出るという事自体、資金的に、難しいのだった。)


「お、いいもん発見。」

(ふと、見かけたところにある、木の実。これは、何かの薬の材料で、高値で売れる。皆がこぞって取るので、あまり見かけないものだ。
普通は、穴場で一杯集めるようなものだが、今日はラッキーディらしい。
冒険者を名乗るぎりぎりとして、遺跡の探索もあるよなぁ、と。それをするにしても準備が必要だ。
その準備のために、金が必要となることを考えるから。
木の実を二つ、三つ、四つと、もぎ取り、革袋に詰め込んでいく。結構な量が取れそうだな、と男は、木の実をむしり取る。)

カルム > 「このくらい、集めればそれなりに、かな。」

追加報酬(お小遣い稼ぎ)だからこそ、できるだけ持って帰りたいところだが、無理は禁物だ。
何せ、金貨ではないから、それなりにかさばる、革袋も無限に入るわけでは無い。
魔術師なら無限に入るバックとか持っているだろうけれど、自分はそうではない。
バックパックに入れる要領にも限度があるから、程々にしておく必要があるし。
ある程度実を残しておけば、実が落ちて種になり、それが次の木を作り出してくれる。
農家をしているとその辺りもなんとなくわかってきてしまう。という事で、この辺でやめておく事にする。)

「さてとさてと。」

(依頼物の収集も終わった、お小遣い稼ぎも終わったし。森というのは安全な場所ではない。それならば。
依頼が終わり次第さっさと撤収するべきな場所である。
荷物を確認し、依頼内容の素材に不足が無い事をもう一度再度確認して。
男はバックパックを持ち、森から出て戻る―――。)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からカルムさんが去りました。