2024/09/15 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にエリシアさんが現れました。
エリシア > 「おーい、どこにいるー?」

自然地帯にある洞窟の一つ。
ここに依頼で向かった冒険者が帰らないので見てきてほしい、そんな依頼を受け足を運ぶ。
朝早くに出発し、洞窟にたどり着いたのが昼前であり、洞窟の前にはその冒険者が用意したと思われる野営の跡。
しかしその姿がなく、洞窟に向かった足跡はあるが出てきた足跡がないために中へと足を踏み入れる。

そして中に入れば入り口付近はまだ明るいが、奥に入れば暗くなり。
今は魔法の明かりを片手に洞窟内で、危険ではあるが声をかけて奥へと歩く。

「途中に大きな分布もないし…もっと奥かな?」

そういい洞窟の奥を見ればかすかに下り続いている洞窟。
途中の横道は小柄なら兎も角、大人は通れないと思うので論外とし。
行くしかないと考えれば、声をかけながら洞窟の奥へと進んでいく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にサエトさんが現れました。
サエト > 「もう、助からないのかな……このままここで、誰にも見つからずに死んじゃうのかな……?
え……今、声が聞こえたような……?
おーい、誰かー! 誰かいるのー!? 助けて、ここにいるよー!!」


(荷物持ちとして大人の冒険者達に雇われて、一緒にやってきたこの洞窟。
途中までは一緒に行動をしていたものの、戦闘を行く斥候役の冒険者が見落としたのか、落とし穴の罠に自分だけが引っ掛かり、10mの高さから落下してしまった。
しかし、一緒に来た冒険者達は実はたちの悪い冒険者で自分を見捨てて先に行ってしまい、取り残されてしまう。
もう助からないのかと想っていたところに声が聞こえてくれば、落ちたときにくじいた脚を引きずりながら立ち上がって、大声を上げて存在を示す)

エリシア > 「もう実は自力で戻ってる可能性もあるし。
一度引き上げるほうがいいか」

それなりに奥に来たとは思うが人影はなく。
途中に魔物の遺骸はあるので人が来たのは確実。
しかし肝心の人影はなく、実は見落としただけも戻っているのか、そう考え始め。

そんな時に聞こえる声、その声に引かれるように向かい。

「ここ?こんな場所に落とし穴あったんだ。
ここにいる?」

その声に導かれ落とし穴を見つければ、なんで今場所にと思い。
ただそこから声がした気がし、中をのぞくようにして声をかけて。

サエト > 「足音が近づいて来てる……誰か来てくれたんだ。
ここー、ここにいるよー!」

(落とし穴に近づいてくる足音が聞こえてきて、更に大きな声を上げて持っている鉄製の剣で落とし穴の壁をがつんがつんと叩いて音を立てて存在を報せる。
そして落とし穴の上に逆光になっていて良くは見えないものの、人が覗き込んできたのが分かれば両手を振っている、とアピールをする)

「ごめんなさい、落とし穴に落ちちゃったんです!
お願いします、助けてくれたら何でもしますから助けて下さい!」

(ここでもし見捨てられたら今度こそ本当に死を覚悟しなくてはいけないので、必死に助けてと懇願する。
自分に出来ることなら何でもするから助けて欲しいと、上から覗き込んでくる人影に頼み込んで)

エリシア > 穴の中に声をかければ、そこから穴の壁を叩く音が聞こえる。
ここが当たりだと分かれば魔法の明かりを振りかぶり。

「明かりを投げ込むから気を付けて」

それだけ言えば、穴の中に魔法の明かりを投げ入れ照らし。
その底にいる小柄な人影を見つけてほっと笑い。

「依頼で助けに来たからお礼はいいよ。
それより、ロープを下すから上がれそう?」

必死な様子に大丈夫と笑っては、見捨てないと安心させるようにし。
そして荷物からロープを取り出し、くさびで固定すれば穴の中に投げ入れ、上がっても大丈夫だとアピールしていく。

サエト > 「あ、はいっ!」

(上から気を付けてと言われて頷いて、落ちてくる灯りに当たらないように壁際に背中を着けるようにして端に寄って。
落ちてきた灯りに眩しそうに眼を閉じてしまうものの、慣れてくればうっすらと目を開けて。
久しぶりに見る灯りに、助かったと思い目に涙を浮かべてしまう)

「でも、人に助けて貰ったらちゃんとお礼をしなさいって言われてるから。
えっと、頑張ってみます!
……よいしょ、よいしょっ、んっ、わぁっ!?」

(目に浮かんだ涙を拭いて、下ろされてきたロープを掴んで、挫いた足は使えないので片足でどうにか上がろうとする。
途中までどうにか腕の力で上がっていくが、そこが限界で手を滑らせてまた穴の底へと落ちてしまい、背中を打って悶絶してしまう)

エリシア > 助けに来たのに目つぶしをしてしまっては意味がない。
自分の言葉に素直に光を直視しないようにした様子にえらいと頷き。
ここで我がままを言わないなら、救出も楽に済むと安心し。

「まじめだね。
でもさ、君は新人だよね?新人にお礼を強請るほど私は意地悪じゃないよ」

そう言ってはロープを掴み上り始めるのを見下ろし。
あと半分ぐらいかな、と思えば手を滑られたのか穴の底に落ちていくのを目の当たりにして目元を抑え。

「無理そうだね。ちょっと待って」

実は結構な怪我でもしてる?でも今落ちたのでどっちにしろ怪我はした。
そう考えては降りて回復させた方が早いと判断し、待つように告げてはロープを降りて穴の底へと降り立ち。
改めて助けに来たと笑いかけていく。

サエト > 「冒険者としては確かに新人だけど、孤児院の先生からちゃんとお礼の出来ない人は駄目な人になっちゃうよって言われてるから」

(新人なのは間違いないけど、それでも助けて貰ったらきちんとお礼をしないといけない、とそう言われて育ったのでそこだけは意固地になって応えてしまう)

「っ、っ、っくぅ……ご、ごめんなさい……ありがとうございます……えっ、女の子?」

(背中を打ったことで悶絶していると、待ってと言って上から人が下りてくれば、慌ててそちらに申し訳なさそうに頭を下げる。
そして顔を上げれば自分とそんなに背の変わらない女の子が下りてきたことに、こんな小さな子が助けに来てくれたのかと、びっくりした顔をしてしまう)

エリシア > 声の主の言葉を聞けば、本当にまじめだと思ってしまい。
それで冒険者としてやっていけるのかなと心配にはなるが、それは今は別の話として。

「その考えは立派だけどね、新人の時はお金を大事にしないと駄目だよ」

何か意固地になっているような言葉に、優先順位があると返し。
ロープを降りて底につけば、助けに来たと胸を張り。

「もうお礼は言ってもらったからいいよ。ん、そうだけど?
それより怪我してるなら先に治そうか」

底にいた少年に、もう良いからねと告げては近寄り。
女の子と言われては、そうだけどと首をかしげてしまい。
驚いた様子はさほど気にせずにそう言っては怪我はどこかと問いかけて。

サエト > 「うぐっ、それは、そうなんだけど。
あ、じゃあ、お金以外で……荷物持ちとか家事とか、身体で払うよ?」

(ロープを伝って降りてきてくれた相手へ、お金を大事にしないと駄目と言われれば今している装備を買うのも大変で、早くお金を稼がないと折角の装備を売らないと生活できなくなってしまうのも確かで。
それなら、と今回のような荷物持ちであったり、孤児院でしていた家事であったり、それから意味は良く分かっていないものの、身体で払うと言ってしまう)

「えっと、助けに来てくれたのはすっごく嬉しいんだけど、大人の人は……いないのかな?
君だけで来たの? 落とし穴に落ちちゃった僕が言うのもなんだけど、一人だと危ないよ?
僕だって一応は他の大人の冒険者と来たんだし……置いてかれちゃったけど」

(胸を張る少女へ、そうだけど、と言われればまた驚いた顔をして。
相手の力量を見抜くほどの目はまだ育っておらず、見たままの、見た目通りの相手と想ってしまい自分のことはひとまず棚に上げて注意するようなことを言ってしまう。
そして怪我はどこか、と聞かれれば挫いてしまった足を引きずる様にして、ここ、と指さして)

エリシア > 「お金以外?んー……考えておくね。
あとね、身体は女の子が言うのが多いかな」

そうは言われてもパッとは浮かばず。
荷物持ちを頼むほど運ぶことはなく、家事と言っても宿暮らしなので不要。
身体でと言っているのは意味は知らないだろうなと考えて。

「むむ?私が子供に見えるっていうのって……見えるか。
これでもエルフだから長生きしてるんだよ?きっと君のおばあさんぐらいは生きてるかもね。
それに私はドラゴンにも勝てるから、こんな場所だと危険もないんだよ。
おいて行かれたって……」

助けに来たのに子ども扱いをされると、ムっとするが直ぐに何時ものことだと笑い。
種族的に長生きだから子供じゃないことを強調して告げるのは忘れず。
少年の注意には全く問題ないとまた威張り。
そして怪我の場所を指されると、そこなんだと近づいていき。
少々露出が多めの衣服を気にすることなく、治すよと告げては足に回復魔術をかけ始める。

サエト > 「うん、きちんとお礼がしたいから考えておいて?
女の子……? 一緒に来てた他の人から僕が失敗する度に、後で身体で払って貰うって言われたんだけど……?」

(考えておく、と言われるとこくこくと頷いてそうして欲しいと真面目な顔で。
女の子が、と言われれば意味は全く分かっておらず、一緒に来ていた冒険者から言われていたんだけど、と不思議そうに首を傾げる)

「うん、僕と同い年かちょっと上くらいに見えるんだけど……?
エルフ? エルフって長生きで耳が尖ってて背の高い綺麗な人ってイメージがあったんだけど。
ドラゴンって本当に……? エルフなのは本当だとしても、それは流石に嘘だよね?
あ……う……君、そんな恰好してたら蟲に刺されて大変なことになっちゃうよ?
うん、後で助けてやるって言われて置いてかれて……どれだけ待っても、戻ってきてくれないからもう駄目なのかと思ってた」

(エルフという相手の姿をじっと見つめて、お話に出てくるエルフとはなんとなく違う、と首を傾げてしまう。
おばあさんくらい、と言われて自分にはそういう存在がいないので、修道院のお婆ちゃんシスターを思い浮かべてあの人よりも?とますます不思議そうに。
そしてドラゴンにも勝てる、と言われればそれは流石に嘘だろうと、こちらを元気づけようと冗談を言ってるのだろうと笑ってしまう。
そしてこちらへ近づいてくる相手が露出多めの服を着ていることに気付いてしまうと、頬を赤らめて顔ごと視線を逸らしてしまいつつ、蟲に刺されると心配をして。
そして、置いて行かれたときのことと今になっても戻ってこないことを相手へと伝える)

エリシア > 「考えてはおくよ?
君のこと、戻ったら何処かに売り飛ばそうとしてたんじゃない?」

少年の言葉にそう返すも、本当にないので困ってしまい。
一緒に来ていた冒険者が言っていた。その冒険者が女性ならもしかしてだが、男性なら売り飛ばされそうと考えてしまうのがこの国であり。

「見た目だけね?これでも長生きだからね。
耳尖ってるでしょ?背はこれから伸びるし、綺麗なのは見ての通り。
ほんとも本当、帰ったらドラゴンの牙みせてあげるから。
蟲?そういうのは虫よけの魔術で大丈夫なんだよね。
戻ってこないんじゃないかな……だって捜索依頼が出てるんだし」

少年の視線を感じれば、一部は違うけどそうだよと言い切り。
見た目では信じられないかなと思いながら、長生きのアピールは忘れず。
そして嘘と言われるのも慣れており、戻ったら牙を見せてあげるといい。
近づくことで視線を逸らす姿にこの国では珍しいと思いながらも、虫の心配も大丈夫と笑い。
捜索以来のことを告げては怪我に魔術をかけていき、どうかな?と確認するようにして。

サエト > 「ありがとう!えっと……あ、僕はサエトって言います、お名前聞いてもいいですか?
売り飛ばすって……そんなこと……」

(エルフで年上と分かったので、言葉使いを少し改めて敬語で話すようにして、考えておく、と言われれば嬉しそうに頷く。
そして売り飛ばす、と言われればまさかそんな、と絶句してしまって)

「うん、耳尖ってるし、綺麗だし、お姉さん、エルフの人なんですね。
ドラゴンの牙……本当に持ってるなら、見せて欲しいです……僕みたいなのだと絶対に見れないと想うから。
虫除けの魔術、便利そうですね、良く薬草の採取とかも行くんですけど、虫よけの草の汁を塗っても効果があんまりないから羨ましいです。
あ……痛くなくなりました、ありがとう、お姉さん。
え、捜索依頼が出てるのに戻って来ないってどういうことですか?
もしかしたら奥で困ってるかも知れないし、探した方がいいんじゃないです……?」

(言い切る相手に耳が尖っているのも、綺麗なのもそうなので素直に頷いて。
唯一、背が伸びるということだけが懐疑的に感じたので触れないでいて。
牙を見せてくれる、と言われれば絶対に見ることの出来ない機会なので見てみたいと目を輝かせる。
魔術が使える、という相手に凄い、と尊敬の目を向けて羨ましいとも思ってしまうも、視線が下についつい向いてしまえばまた赤くなって視線を逸らしてしまう。
魔術を掛けて貰い、足から痛みが引いていくのを感じてゆっくりと足を動かせばスムーズに動くことに嬉しそうに立ち上がり、ぺこりと頭を下げて。
そして戻ってこない、と言われればどういう意味だろう、と首を傾げてしまう)

エリシア > 「サエト君ね、私はエリシア、よろしく。
奴隷制度もあるし、あり得ると思うけど?」

言葉使いが敬語、堅苦しくなったので気にしないで今まで通りで良いと告げ。
絶句する少年に、そういう町があるからと口にして。

「そうだよね、私は綺麗でお姉さんだからね。
持ってるよ、いくつかね。戻ったら見せてあげるし、運がよかったらどこかであると思うけどな。
虫よけの魔術は簡単だし、機械があれば教えてあげてもいいよ。
折れてるわけじゃなかったみたいだし,直ぐに治ってよかった。
だから、自分たちで救出が面倒だから依頼に出してるってこと。
私が受けた依頼は一人を探すって依頼だからないと思うけど……行ってみる?
先ずは上がってからだけど…私が先に行くからついてきてね」

素直にうなずく少年にそうでしょうと嬉しそうにして。
ドラゴンの牙は手持ちの記念品なら見せてあげると約束し、また運が良ければ店に飾っているときもあると。
魔術に尊敬の視線を感じれば、教えてあげてもと告げ、視線が下がれば少女といっていい凹凸の少ない身体、それを見られても気にした様子もなく。
そして足の痛みが引いたならよかったと安心し、戻ってこない理由を説明しながら奥に行くなら付き合うと告げ。
それは上がってからにしようと言っては上の安全確認も兼ねて先に上がると告げてロープを上がっていく。

サエト > 「エリシアさんですね、宜しくお願いします。
う……確かに、それもそうですね。
年上だし先輩の凄い冒険者さんだし、命の恩人だし」

(名前を教えて貰えば嬉しそうに笑顔を浮かべて、ぺこりとお願いしますと礼をして。
奴隷制度、と言われれば孤児院に居た頃に聞いたことがあるのでありえなくはなかったと今更ながらにぞっとしてしまう。
そして今まで通りで良いと言われても、年上だし恩人だし、と躊躇ってしまって)

「凄く楽しみです! ドラゴンの牙ってやっぱり大きいんですか?
え、教えて貰えるんですか……? あ、でも授業料とか払わないと駄目ですよね、やっぱり。
折れてたらもっと痛かったと思うから、折れてなくて良かったです……あ、治してもらったお礼もしないとですね。
あ、なるほど……どっちにしても置いていかれたことには変わりないんだ。
一人を探す依頼ってことは、僕だけを探して欲しいってことですよね、じゃあ、ご迷惑になりますし、大丈夫です。
あっ、はい。分かりました、付いていきますね……って、あ、あの、エリシアさん!?
み、見えっ……!」

(嬉しそうにしている相手に、年上であるにも関わらず可愛いな、と想ってしまって笑顔を浮かべてしまう。
牙を見せて貰えると言われれば嬉しそうに眼を輝かせてこくこくと頷いて。
魔術を教えてくれる、と言われていいんですか?と驚くものの、きちんと教えて貰うお礼をしないと、と。
そして他の冒険者たちも行方不明になっていれば、自分だけ、という依頼が出ている筈がないので置いて行かれたんだとしょんぼりしてしまう。
落ち込んではしまうものの、相手に迷惑は懸けられないと首を振って。
そして先に行くから、と言われて頷いて、相手に続いてロープを掴んで上を向くと相手の露出の多い服に、際どいところが見えてしまいそうになり慌てて下を向いてしまう)

エリシア > 「だから、組む人は選ばないとね?
そうかもしれないけどね、私は堅苦しいのは好きじゃないからね」

よろしくという少年に、こちらこそと笑い。
そういうのがあるから気を付けようと注意をし。
困っている様子の少年に、堅苦しいのは苦手と説明して。

「大きいのから手のひらサイズまで色々かな、私は小さいのを記念に取ってるんだよ。
別に要らないよ、オリジナルの魔術だし。
こう言う怪我の治療は依頼に入ってるから気にしなくていいんだよ。
そもそもね、助けるなら直ぐに助けてくれるんだよ。こんな場所に置いていくのって危ないんだし。
うん、見つけたのはサエト君だし、そうだよ。
そっか、じゃあ上がったら帰ろうね」

どうしても子ども扱いが多いので、綺麗と言われると本当に嬉しく。
それが子供っぽく見せているとは思わず。
大きなものは運ぶに荷物になるので小さなものしかないが、それでも見せてあげると嬉しそうにする少年に返し。
オリジナルの魔術にお礼なんていいからと、その程度だからと気にする少年に告げて。
しょんぼりとする少年に、危ないから助けるなら差しよからだよと、もし自分が落ちなければ助けてげようね、というように告げて。
納得した少年が大丈夫と言えば、帰ろうと笑い。
そして登り始めれば何やら慌てているのがわかるが、ちゃんと上を見て上がらないと落ちると告げ。
少年の先で衣服が食い込み、視線の毒になっているなど思いもせずで。

サエト > 「はい、わかりました……。
う……うん、それじゃあ、普通に話すね」

(選ばないと、と言われてしまうと落ち込み気味ながらも素直に頷いて。
堅苦しいのが好きじゃないと恩人に言われてしまえば、敬語で話すのは辞めることにする)

「そうなんだ、わぁ、凄く楽しみ。
んっと、本当にいいの? 助けてもらった上に、魔術を教えて貰うのに……図々しくないかな。
そう、なの? 本当に、依頼に入ってるの?
うぐ……うん、そうだよね、助けてくれるなら直ぐに助けてくれてるよね。
改めて、助けてくれてありがとう、エリシアさん」

(嬉しそうにしている様子が子供っぽく見えるものの、年上の人なので言わないでいて。
小さい、と言われても牙を見せて貰えることに嬉しそうにしている。
そして助けてもらった上に治療までして貰って、更に教えて貰うというのは図々しくないかな、と心配そうに相手を見て。
治療も含まれる、というのはこちらが気にしないようにと気を遣ってくれているのではないかと心配そうに)

「あ、あの、えっと、うぅ……わかりました」

(衣服が食い込んでしまっているのを何といえばいいのか分からないままに、上を見るように、と言われてしまえばちらちらと食い込みを見てしまっては赤くなりつつ、相手に付いて上に上がっていくものの、着いてすぐは立ち上がれなってしまっている)

エリシア > 普通に話す、そう言う少年にそれでいいと頷き。
脱出するまでの間、ずっと堅苦しい言葉使いでは疲れてしまう。
なので少しでも普通に、砕けた口調のほうが緊張もほぐれるという考えで。

「本当だよ、だから楽しみにしててね。
本当にいいよ、このぐらいは些細だし、新人からお金を取ろうって思わないからね。
救出ってそれだけでも大変だから、報酬も高めになってるんだよ。
もし、落とし穴の蓋が閉じてたらさすがに探せなかったしね?
もう、本当に気にしなくていいんだよ」

実物を見たことがなければ何の牙かはわからないかもしれないが、それはそれ都市。
救助は依頼、魔術はついでだから気にしなくていいと心配そうにする少年に笑い。
救出依頼は報酬が高いことも告げて安心させようとして。

「また落ちたら今度こそ折れるかもしれないからね」

ちゃんと上を確認しないと壁の出っ張りなどで落ちる危険を説明しては先に登っていき。
登るときの動きでどうしても食い込んだりお尻が揺れたりとしながら上がってしまえば、すぐに少年が上がりやすいようにと手を伸ばして引き上げていき。
上につけば戻れたねと笑い、直ぐに立ち上がらない様子に疲れたかなとみてしまって。

サエト > (見た目は同い年くらいに見えるので、年上だと意識しなければ砕け気味の口調で話すことはそこまで苦にはならないことに安心しながら話が出来ることにほっとする。
それでも、恩人で先輩なので砕けすぎないように、とは気を付けていて)

「うん、楽しみにしてる。
えっと、それじゃあ、もっと経験を積んで新人じゃなくなったら改めてお礼をさせてね。
落とし穴に蓋……うん、それは、そう、だね。
うー……気にしなくていいと言われても、気になるものは気になるから……やっぱり大きくなったらお礼、させて?」

(気にしなくていいと言われても、分かりましたと素直に受け入れられないので、大人になって新人じゃなくなったらお礼をさせてね、と言って。
落とし穴に蓋をされていたら、と思うとぞっとしてしまう。
依頼料が高いから、と言われるとこの場では引くことにして頷いておくことにする)

「う、うん、分かった……んしょっ、ありがとう、エリシアさん」

(また落ちたら折れるかも、と言われてしまうと流石に蒼褪めてしまう。
何度も経験したいものではないし、挫いたり背中を打ったりしただけであれだけ痛かったのだから、折れてしまったらと思うと想像したくなくて。
それでも上を向けば食い込んでいたり、お尻が揺れていたりとしているのがどうしても目に入ってしまい、手を差し伸べてくれて引き上げられる頃にはお礼を言いつつも、顔が真っ赤になってしまっている)

「うぅぅぅぅぅ……」

(見られていると、早く立ち上がるようにと言われているようにも感じてしまって。
ベルトポーチを前に回して少しでも相手の目に入らないようにしつつ、立ち上がるも何処か腰は引けていて股間を隠すような動きになってしまう)

エリシア > 自分からすれば子供、孫のような年の少年に敬語で話されるほど違和感があるものはなく。
砕け気味の口調に戻れば、よかったと安堵の息を吐き嬉しそうにして。

「その為にもちゃんと帰らないとね。
んー…それならいいかな。新人じゃなくなったらね?
遺跡っていうか、ダンジョンだと罠の再利用って感じでふさがるのもあるだよ。
それなら帰ったら一緒にご飯にする?それでお礼でもいいよ」

新人でなくなったら、その言葉にそれならいいかなと考え。
ここではそんなことはなかったが、そういう遺跡もあるからねと教えておき。
大きくなったらという少年に、それなら一緒に食事をしてお礼にしようと提案して。

折角あと少しでなのに、また落ちて怪我をしては大変と少年に告げ。
あの痛みを何度も経験をするのも嫌だろうという配慮、ただ別の配慮は全く欠けていることに気が付かないままであり。

落とし穴から無事に脱出し、後は帰るだけなのに少年の変な様子に首を傾げ。
ようやく立ち上がったが、何故かベルトポーチは前に回され腰が引けている。
そのことにようやく、少年が今どうなっているかと理解して顔を赤くし。

「い、命の危機があったらそうなるっていうしね」

そう口にしては恥ずかしそうにしてしまい。
休んでいく?と視線を泳がせながら口にして。

サエト > <<場所移動>>
エリシア > 【場所移動いたします】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からサエトさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からエリシアさんが去りました。