2024/08/14 のログ
■セット > 両手で数えられる程の杭を作った後、懐から取り出したパイプ煙草に火を点ける。
「…………フー……」
詰めた薬草の煙が肺へ、体内へ広がり、今までの高揚感、興奮が嘘のように静まっていく。
焚火の火は杭を作り始めた頃と比べれば、少し弱まってきたが、暖を取るにはまだ十分な勢いを保っていた。
空を見上げれば木々の間から満月が見える。
「……何だか一段と眩しいな、今日は」
暫しぼんやりと月を見上げていたが、再び杭を作る作業へと戻っていく。
■セット > 月が失せ、空が少し明るくなり始めた頃。
男は荷物を纏め、火を消しその場を立ち去った。
……どこかで水浴びしよう、と呟きながら。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」からセットさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にエレイさんが現れました。
■エレイ > ──夜。
森の中のちょっとした広場になっている場所で、焚き火をしている金髪の男が一人。
焚き火の上で鍋に火を掛け、スープらしきものを調理している様子。
その傍らには、銀色のテントが一つ張られている。
テントの金属質な銀色の表面は、焚き火の光を反射して周囲を明るく照らしており、
遠くからでもかなり目立つだろう。
森の中でそんな目立つことをしていながら、男は全く周囲を警戒している風ではない。
はたから見ればキャンプを楽しんでいるようにしか見えないかもしれない程。