2024/05/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」にモルガナさんが現れました。
■モルガナ > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」に虹石の獣さんが現れました。
■モルガナ > 「ハッハッハッハッハッハッハッ……♡♡♡」
雄大な獣が人に寄るように、高貴な貴族だった女が舌を放り出して愉悦に唇を歪めて
自在に柔軟にうねる尾針が豊乳を絞り上げられれば胸を前に突き出す。
両腕を頭の上で組み、雄にされるままに寵愛を受ける雌の作法を魅せながら、
乳首を尾針が転がし弾いて弄ぶ触れ方を如実に学んで施してくれば身を震わせて豊乳がだぷりと弾む。
それから前脚が触れて来るが、それはあまりにも逞しいという優れた故の弊害が伴い、
己の陰核さえ愛でようとして、手が届かぬ様に声を漏らす様には確かに知性を感じて、
そこに優れた雄へ惹かれる造られた優秀故の、優れた子種を欲する本能が膣を食い締める。
「んふふうううううううううう♡♡♡ んふぇ……♡」
戒めて、こちらが躾けられるように豊乳が雄の毒尾で淫猥に絞り上げられて歪めば
それだけで脳髄が、知性が蕩けていく様を魔力で訴えてくる。
その最中、雄の体から軋む音が響く。
より、人に寄せていく。それを望んだところで出来る獣などいない。
だが、己の体から流れ込んでくる知識が獣の形を人に寄せていく。
さながら人狼。獣毛を帯びた、人も獣も併せ持つ、不完全という名の変容。
しかもしれが牝を愛でる為、学んだことを繁栄させる為ということに
触れられる前から子宮がずぐりと疼いて牝の欲望を、女の欲望を曝け出す。
子宮奥深くまで繁殖の為に結合し、咬み合いながら陰核をまさぐられる。
やがて、女の手が雄の手に添えられて、獣淫紋が浮かぶ下腹部を揉み転がして
腹から胎を嬲る手管を教えていく。
その中で、雌から流れ込んでくる新たな欲望。
乳首に尾針を刺して欲しいと。
旦那様だけの責め苦で牝として堕として欲しいと。
もはや旦那様の”欲望”であれば好んで受け入れてしまう体に堕ちてしまう悦び。
媚毒を帯びて獣の番に堕ちていく。
そして、牝もまた、雄の魔力を取り込んでより強靱な、激しい交尾に耐えられる体に変容させていく。
雄にも交尾の快楽に耽ってほしい。その欲望を己にぶつけて欲しい。穢して欲しい。
その中で、牝が貴方へ舌先を伸ばす。
獣へ、人のような粘りつくような口づけを欲して。
■虹石の獣 > (人化と言うには不完全と評するべきか
或いは、初めて人の身を模したにしては、精巧に過ぎると言うべきか
元より、形を変える事が出来る時点で、生き物としての水準を超越して居るのだろう
何よりも変容はまだ終わってはいない、雌から流れ込んでくる知識を参照し
少しずつ微修正を重ね、より、無駄を削ぎ落し、機能性を再現して
――凡そ、獣人、と呼べる様にまで至り行くのだ。
刹那、雌の乳頭へと尾の先端が沈み、尾針が突き刺さる
痛みが無いのは、乳腺を的確に貫いて居るからだろう
どくりと、滲み出す媚毒が、乳房の中にまで浸透すれば
齎す結果は、凡そ誰もが想像しうる物。 強烈に雌として、母体としての成熟を促し
熱と疼きを齎して、其の肉毬さえも性器に等しく鋭敏な器官へと変えて仕舞う
其の上で――次第に、感じられるだろう。 滲み出すなにかを。
まだその役割を果たすべきで無かった乳腺が、活性し、熱を貯め始め
――ゆっくりと、乳房が張り詰めて行くのは、注がれる媚毒のせいか、其れとも。)
「―――――――クゥルルルルル……。」
(舌が伸ばされる。 雌の顔が、近付いて来る。
其れが何を意味する物か、獣は知らぬ。 知らぬが、流れ込んでくる知識に
人間とは、そうやって番が交流を図る物なのだと知る
媚毒に染められる乳房が、両掌で揉み込む度に弾力を増し続け
雌に流れ込む快楽の度合いが、其れまで以上の奔流と化しつつある中
貌の形状が、獣から人に近付く。 ――獣の風貌と印象は残しながらも。
長い舌を伸ばし、雌の舌を絡め取って、相手の口腔へと押し込み返すようにして、絞り上げながら
人間の様に、人間にしては少々荒々しいながら、人間ではなし得ぬ器用な扱き方を齎し
雌が望んだ口付けと言う物を、雄なりにかみ砕いて、与えて遣ろう
唯一――呼吸を繋ぐ事は、大変やも知れぬ。 この雌であれば、耐えられるやも知れないが。)
「………17、ばん。」
(もう一度、其の名を呼んだ。
其れと同時に、乳房を揉み絞って居た両掌が、其の背へと回され
尻肉に、指が沈むほど強く鷲掴みにして――腕の中へ、閉じ込める
抱擁、では無いのかも知れぬ。 恐らくは一層挿入を深め、奥へ吐き出そうとする本能故の行動
けれど、結果的には変わるまい。 互いの胸板で乳房が潰され、淫紋が浮かぶ腹が内から
紋様を歪ませるほどに子宮の形を浮き上がらせて、背徳的に歪む
続けざまに、再び爆ぜて精を噴き上げる熱塊から雌の身体は
腰を浮かせて逃げる事さえ、適わなくなるだろう)。
■モルガナ > 不完全、故の完全。
雌のつがいになる為の体。雌を悦ばせる為の体。牝を溺れさせるための体。
そして己も雄の為の体に歪めていく。
魔力経絡の拡張。それが、魔力を通じて繋がる雄にも伝わってくる。
それによる外見をそのままに筋肉の密度が、骨の密度が増していく。
人の密度から獣の密度へ。
それは旦那様と出会わなければいずれ至る境地へ、旦那様と共にその身を昇華させていく。
その中で、旦那様にもっと優れた仔を多くの牝の胎で孕んでもらうために、
自らの子宮から魔力の循環する感覚を雄竿へ伝えて来る。
より強い仔を、生存力に優れた仔を孕むには如何なる牝か。
千変万化に進化する旦那様の五感に、本能に、優れた牝の感覚を学んでいただく。
そして、そういった牝を効率的に捕らえる為に自らの体を使って淫猥に歪め淫辱に堕とす為の手段も。
ぷつり、ぷつりと尾針の隙間から乳液が滲み出る。
牝の魔力が、尾針に絡みついて浸透していく。
淫猥な牝の魔力が伝わって、尾針に今ひと時の感覚を生みだし、尾と乳房で交尾し擦れ合う感触に
獣欲が生じるように。
「んふぁむぅ……♡ はぶ……ちゅる♡ ちゅぁ……♡」
旦那様の両腕で弄ばれる豊乳が更に張り詰め、質量を増していく。
少しでも旦那様の大きな手に見合うサイズに、旦那様の寵愛を味わえる体に堕ちていく。
その中で己に応えて人の作法に寄せてくれるのだからたまらず舌を絡め合わせもする。
吸い付き、舐り、己の咥内へなだれ込めばしゃぶりついて、獣じみた、否、獣が咥内を
毛づくろいするかのような荒く繊細にこそぐ様に身を震わせて悦ぶ。
よく見れば、大きく胸が上下して、鼻で呼吸しているのが分かる。
人は獣と違い状況に応じて呼吸の方法を知識を以て変化させる。
そしてそれは同時に旦那様の匂いを肺一杯で味わう為のはしたない仕草でもあり。
「んふぁ……♡ 旦那、様……♡ んぁあああ……♡」
抱擁される。巨尻を掴まれ、みちりと絞り上げられる。
背中を野太い腕と化した前脚が抱え込んでお互いの体を密着させていく。
再度の種付け。それに伴う体位の変化。人の愛情の価値観では収まらぬ最大限の寵愛行動でもあろうか。
己は、旦那様が孕ませるに値する牝なのだと高揚する女の股が大きく開いて尻が沈み込む。
「んぉほおおおおおおぅぁああ……♡♡♡」
胎が、腹が、人ならざる形に旦那様の雄竿で歪められていく。
旦那様の形に歪められていくその感触に手の平の中で牝の巨尻がだぷりと震えて。
両腕を旦那様の首に回し、自らも胸板へ豊乳を押し付けて、両足は半ば旦那様の足に絡ませながら
孕み乞いの大股開き。
つがいとして、体位さえも隙間なく咬み合っていきながら、
深く、重く、しかし体外に響くほどの射精が轟いて旦那様の胸に顔を埋めて獣毛に嗚咽を響かせて身をガクガクと震わせる。
端から見れば、女の体は股座が旦那様の体毛に溺れ、
表情どころか顔さえも半ば埋没して正確に声さえ聞き取れない。
旦那様に抱かれるままに自ら逞しい体に身を委ねて恭順の意を示すのは、
ようやく見える背中やうなじから美しさが伺えても、もはや人の世に戻れぬ獣に取り込まれた女の幸福な末路だと
一見して明らかに披露されていく。
■虹石の獣 > (豊穣の魔力が、大地へと浸透する
生命に溢れ命を根付かせる大地は、乾き滅びた大地よりも遥かに強く
故に、雌の身体が、獣の魔力に中てられて進化を遂げるのは
有る意味では当然の摂理と言えるのだろう、其の訪れが、早いか、遅いかだけ
孕む為、雌である為の進化乍ら、壊れない為に成熟する肉体は頑健さを増し
生命としても成長を遂げて行くに等しかろう。 ――望むか否かは別として。
もし、今の女が再び刃を携え、振るうならば。
其の剣閃は間違い無く女を、全盛期たらしめる筈なのだ。
――或いは、再び相対せば獣にすら、其の刃が届くやも知れぬ程に。
だが、其の可能性を論じる事は今の所は、無意味だろう
乳房に嵌り込んだ尾針は、乳腺が受け止め切れる限界まで媚毒を詰め込んで
其の後も、まるで愉しむ様に針を幾度か抜き差し繰り返し、奥を抉る
針が引き抜かれれば、拓いて仕舞った孔と、栓を失った乳腺から溢れる物を
もう、遮る事は出来まい。
子宮に溢れかえる精の濁流は、先刻からずっと飽和を迎えて居る
僅かも漏れ出す事の無い精が、どれだけ女の魔力として喰らわれて居るのかは判らぬが
もう、女の器では、其の全てを喰らい尽くし、消費する事は出来ぬ所まで来ている筈だ
脈動の度に、次第に臨界を迎えた子宮が、両翼に連なる管の入り内を開いて行く
卵管までもが精の蹂躙に晒され、ぐぷりと開きっ放しの様相を呈すれば
――孕む事を希う女にとって、其れは。 歓喜を伴う堕落でも在ろうか。
卵巣にまで至る精の濁流が、齎す無数の授精と共に
女の側へ、獣の魔力が、臨界を超えて注ぎ込まれて行く。 ――無理やり、喰らわされる。
淫紋が、次第に一気、加熱を始めるだろう。 ――子宮から、魔力回路を魔力が逆流して行く
全身へと浸透し、脊髄を駆け上り、そして。 ――脳髄にまで。
唯一、女の人間性の残り香とも言えたサークレット。 其の装飾に覆われ、隠れる額に
――下胎の淫紋にも似た、獣の証が刻まれて行く。)
「―――――……ワタシノ、モノダ。」
(――そう、確かに言葉が響いた。
だく、だく、と獣の脈動を繰り返す熱塊が、跳ね上がる度に雌を狂わせ
そして、其の最中に。 滑る尾の先端が、無防備な雌の、菊孔へと触れては
ずん、と、一息に腸壁側から、子宮の裏側を突き上げて不意打ちし
――突き刺すのだ。 尾針を一本、腸壁を貫き、其の先端を、子宮へと。
其れがきっと女にとって。これまでの、清廉な騎士であった自らと決別する事となる
――致命的な、堕落の瞬間、か)。
■モルガナ > しかし刃は残っている。
鎧は砕かれてもそれは残されている。
だが論じるのは無意味なのは同じ。
何故ならその隆盛に至った雌の体は旦那様の肉棒を咥え込んで孕む為のものであり、
成した仔を守るための牙に刃は変わっている。
旦那様との交尾を経て豊穣の魔力を帯び続ければ、いずれその盤石に踏みしめる戦型も変貌していく。
獣の如き強靭な俊敏性を両立した形態へ。
その魅惑的に実った裸身を惜しげもなく晒して、全てを旦那様に捧げたつがいとなって。
乳房を慰み者にされる。
人のような弄び方が、まるで旦那様が己に寄り添ってくれているようで嬉しい。
その上で、恥辱を覚えさせられそうなほどに尾針を引き抜かれた乳腺から母乳が飛沫けば、
孕む前から仔を育む準備が出来たことを誇らしげに唇を歪めて乳液を拭き散らかす。
そして胎は深く深く満たしていく子種からいくらか魔力に変じていくも、
もはやそれもしなくなっていく。
旦那様との仔が欲しくてたまらない。少しでも多くの子種を蓄えたい。
牝の魔力から、子宮が如何に満たされて、卵子が己の胤で抉られて結実していくかが伝わってくる。
人でありながら、渦巻く子種に刺激されて更に排卵してしまう。
人でありながら、獣同然に複数の仔を孕み始める。
人から流れ込む知識ではありえぬことと、人の身を捨てて旦那様のつがいと胎が落ちたことを受胎で牝は示していた。
「んぐぁああああああああああああ……♡♡♡ はぁあああああ……♡♡♡
旦那、さまぁ……っ♡♡♡ もっと抉って……♡ 魔力でぇ……♡ 歪めて……♡」
自ら吸収を止めた身に、旦那様の方から魔力が強制的に流れ込んでくる。
まるで己を独占してくれるかのようで歓喜に打ち震えながら獣淫紋が激しい熱を帯びていく。
子宮を自ら増幅路にすることで受胎した仔達を何より守る堅牢な聖域とする一方で
旦那様の浸蝕魔力を自らの意志でも吸収し始める。
一人と一柱の共同作業。
身を打ち震わせて端正だった顔立ちを淫辱に歪めて口元から涎を垂らしながら
旦那様の魔力が胎から腹へ、胸へ、首へ至り、脊髄全てを蝕んでいく。
蝕む。染まる。旦那様の魔力で貴方のものだとマーキングされる行為が嬉しい。
隠しようのない歓喜が流れ込む魔力を逆流して旦那様へ伝わってくる。
「んいいいぎいいいいいいいいいいいいいいい♡♡♡」
身を仰け反らせながら、顔を振り上げた牝の頭からサークレットが剥がれ落ちる。
それは人であった頃の最後の矜持の証。
そこには代わりに、旦那様からの素敵な贈り物が、旦那様の牝にされた証が浮かび上がっていて。
「……っ♡♡♡ ……はい……♡」
確かに、旦那様から響く言葉。それは人の身に、感覚に寄せた宣誓。
逆に牝は、獣に寄せて、覚えたての言葉であるかのように、ただ一言返して。
はしたなく雄の寵愛を求める牝の尻孔へ尾針が穿たれる。
腸壁を穿ち、強靱な仔を孕む子宮へ毒が直接打ち込まれる。
その瞬間、牝の体から毒への抵抗が一切失われていくのを獣は感じるだろう。
全霊で旦那様の媚毒を受け入れる、人としての体が歪められる。
より多く、より早く仔を生み落とす胎に堕ちていく。
もはや、人の世界のことなど忘れて、人としての義務を放棄する。
17番という人以下の扱いで生まれてきたのは、
人の理から離れて旦那様のつがいになる運命だからだったのだと実感しながら。
■虹石の獣 > (雌の、有り様が歪められ、変えられて行く其の瞬間
浮かべた其の表情こそがきっと、幸福、と言う物なのだと、獣は覚える
剥がれ落ちた装飾、其の瞬間雌が纏う物は完全に失せ
人間から、一匹の獣姫に堕ちた事を、示すのだろう
子宮へと撃ち込まれた媚毒が、仔を孕む中に浸透し行けば
獣の受胎と出産に耐え得る、強靭な器官へと更なる変質を、進化を遂げる
卵巣は数多の排卵に耐え得る事で、通常よりも肥大化を始め
耐え得るが故に痛みではなく、膨大な快楽へ繋がるよう認知を歪める
既に、数多の授精を経て、一層強靭な命が、雌の胎に根付こうとしている中で
尚も熱塊を叩きつけ、狂い行く器官を愛でに掛かるのは
本来獣にとって其れが唯一の、確実な方法だから、か。)
「――――――……クゥルルルルルル…、……クゥルル…。」
(そうして――時は、過ぎる。 吐精と受精と受胎とを何度も何度も繰り返し
獣の腕の中で女は、ひたすらに雌として"愛される"
例え、獣の側にそんな意図や意識が、愛と言う概念が無かったとしても
抱かれる中に優しさを覚え、雌の身と快楽とを齎され、何より、番として大切に扱われれば
其れは、女にとって愛情と、何が違うのだろう。
魔力が永遠に循環するが故に、治癒力は普段以上に整えられ
時折蔓が敷き詰められた寝台から、謎の木の実が鈴なりに生えて
女の空腹を満たす事すら、賄われる事になろう
そうなれば最早、満たされて居る事の方が当然。 貫かれ、交尾している状態こそが、当然
――今頃、他の騎士達は既に異変に気付き、女を探して居る筈で在ろう
されど、最早手遅れに過ぎない。 獣は一つ所に留まらず、居城を変える
数日前、女を運び込んだ洞窟とは、また異なる、更なる森の奥深い洞穴にて。)
「―――――……モウ、限界カ…?」
(――流暢な、言葉。
響いた言葉は、確かに雌へと向けられた物だ。 ――精に満たされ、魔力に満たされ。
そして今は。 其の胎を、仔に満たされて居るだろう、雌への。
幾匹を孕んで居るだろう。 否、孕んで居るのか、獣なのか人の形なのかすら、判らぬだろうが
獣からは、何も言わぬ。 今も尚、熱塊で貫き続けて居る其の胎が
堪え切れなくなったらば――言え、と。 ……雌自身の判断と望みに、任せて居るのだから)。
■モルガナ > 一柱たる雄の孕巫女から、姫で、伴侶へと堕ちたその姿。
それが、牝が旦那様へ魅せる”人を孕ませる作法”なのだと。
つがいとして咬み合う形に歪めていく。旦那様だけの牝にしていく。
その結果、どれだけ牝が幸福に満ちた人生を与えられるかその身で示して。
より強い胎に、より多く孕む胎に、仔を成す悦びとメスの悦びを結び付ける魔胎へと変貌を遂げる。
そこへ、さらに、牝は自らの胎に旦那様からいただいた魔力を注ぎ、生まれる子等へ変化を与える。
受胎して仔が形を成すまでの間、旦那様の白濁を滋養として取り込む。
母より先に父に膨大な滋養を授けられることで強靭な種を残す。
その上で、滋養を溜め込み、成長は急速に。
それは牝が旦那様の寵愛を少しでも長く味わう為の機能。
熱塊を受け止めて旦那様という雄を満たす為の胎に堕としていく。
昼も夜も分からぬほどに、旦那様と愛し合う。
まだ仔達は育たない。親の営みを邪魔しない良い仔達が育つだろう。
旦那様の周りには豊穣が満ちる。だから”餌”にも困らない。
そうでなくとも大地は豊穣を注ぎ続けられて満たされて、より強靱な胎へ絶えず進化を繰り返す。
住居を変える際、あろうことか牝は旦那様から賜った豊穣の魔力を操る。
旦那様と深く繋がったまま、その身を蔦で覆う。
もはや姿さえ旦那様のもの。故に旦那様の邪魔とならぬよう、自ら蔦で体を縛り上げて
新たな新居へ至る。
繋がり合う中で、獣姫の魔力から”戦術”を学ぶだろう。
人が神より簒奪する集団戦、持久力、技術の発展。
だがそれ等を凌駕する獣姫の卓越した知略。
故に、捜索する者達のサイクルも、行動基準も全て露見し、決して見つかることはなく。
「―――――――クゥルルルルル……♡♡♡ ……クゥルル……♡♡♡」
鈴のような声で牝が”鳴く”
ずっと孕んでいたいが子供達もそろそろ成長の兆候を見せていると。
それに捜索しているであろう騎士団の中にも”孕み胎”候補が数名いること。
もっと旦那様に沢山牝を孕ませてほしいこと。
その上で、もう一度だけ激しく交尾したいと。
鳴き声を圧縮言語めいて多量の情報で応えながら、旦那様の牙に首筋を差し出す。
牝が命を絶つ懇願をしているのではない。獣が得た牝の排卵を促す為の仕草を
旦那様のつけてくれる疵を欲しての仕草。
やがて、その一帯は長い間人の手から離れるだろう。
雄大な獣とその眷属。眷属の母たる魔胎の獣姫による神域が構築されていく。
強い雌を獣が、眷属がつがいと変えてさらに増えていく。
人の時代を獣の時代が呑み込み始める日は近い。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」からモルガナさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」から虹石の獣さんが去りました。