2024/05/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にオークさんが現れました。
オーク > 森林地帯、土でできたドームの傍らに跪く緑肌の巨漢。ごそごそと中を探っているようだ。

「どれどれ……? ゴブリン?にドワーフ、人……間?らしいのが二体。あの翼はハーピーか?
うーん、よく見えませんねぇ……」

ゴブリンの雌は固有種のマグゴブリンにとって一番のご馳走だ。一番近しい種族の雌。
オークエルフたる己でも、エルフ種ならともかくドワーフやトロールとなると食指をそそられない。
ゴブリンも同様に、体躯が違い過ぎるとやり辛くはある筈だ。
マグゴブリンとレディ・キラーは明確な敵対関係にある。繁殖のための素材が競合しているのだ。
互いに巣を発見した場合、凄惨な殺戮が発生する。この魔物学者は今の所、彼等が共存している姿を見たことはない。

巣の中は薄暗く、よくわからない。中途半端に陽光が差し込むため暗視ができないのだ。人間と思しき一体を掴んで引きずり出す。
遠方から略奪を牽制する羽音が聞こえるが、立ち上がり巣に足をかけた。近づいたら壊すという意思表示。
何度か同じことを繰り返し、羽音が近づく意思を見せなくなったところで被害者を運ぶ。
とはいえ、助かったと考えるのは早計だ。まだ学者の観察対象になったに過ぎないのだから……。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からオークさんが去りました。