2024/04/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にシアンさんが現れました。
■シアン >
鬱蒼と茂りに茂る木立と葉っぱ。
お天道さまが快晴でも其処は薄暗く曇天の今は尚暗い。
舗装路なんて気の利いたものはなく獣道でもあれば上等で、
周囲からは虫の羽音や葉がざわめく音に獣や魔物の遠吠え……
視界も悪ければ五月蝿くって索敵にも一苦労する森林地帯。
入口からそれなりに歩き奥まった場所へ通ずるか通じないか。
中間地点とも言えそうな場所にある洞穴……から、
「あっちぃ! くっせぇ! あーもう……!」
文句をたんまりと吐きながら男が手団扇で顔を扇ぎながら出てくる。
獣臭を少々と血臭をたっぷり纏って顔には返り血を数点付けながら。
「聞いてた数よか二十は多かったぞ! だっっっからゴブリンはイヤなんだ……!」
ゴブリンの二個小隊程度が巣穴を建築しているため速やかに討滅を、との依頼をたった今遂行して来た。
ぱっと見は冒険者やら近所から攫われてきた小娘やらが攫われて苗床にはなっていなかったが……
彼奴らときたら同族だけでも放っておけばおくほど増えて出向いた時には聞いた数より随分多かった。
苦戦、する程ではなかったが兎に角面倒臭かった、そして単純に臭かった。
洞穴より幾らか距離を取ってから適当な、ゴブリンが住居作りに採伐でもしたらしい痕跡の切り株に尻を預けて、嘆息する。
荷物袋を漁れば竹筒で仕上げた水筒に口をつけて一気に煽り、ごくり、ごくり、ごくり、ごくり……
喉仏を鳴らして鳴らして一息に全てを飲み干してから、ぷはー! と大きな溜息と共にようやっとひと心地付く。
■シアン >
暫くそこに腰を落ち着けて休んでいたが……
鬱蒼と茂りすぎるこの大森林では風通しも良くなく偶に吹いても生温い。
額から滴る汗も群れた体躯もまったく冷えなくって寧ろ余計に汗をかく。
「ん゛~~~……」
水浴びでもしたいところだが近隣には小川らしいものもなく、
かといって、少し歩いて戻ってくるのも億劫だ。
余りに暑いわ臭いわで堪らず出てきたのだが、
討伐の証に耳やら鼻やらは削ぐ必要があるし、
ぱっと見で犠牲者は居なかったものの一応もうひと回り見て回らなければならない。
「しゃーねぇなぁもう」
水浴びは、帰り道に手頃な川でも見つけるか街道の宿場町で銭湯にでも入るとして立ち上がる。
■シアン > 面倒臭いー臭いー暑いー。
云々ぼやきながらにまた洞穴へと入っていった――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」からシアンさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」にラティスさんが現れました。
■ラティス > マグメールの街道から少し離れた川辺。
魔物なども出る場所ではあるが、その辺りでしか採取できない物もあり足を運ぶ。
川辺につけば早速、数匹のゴブリンとの不運な出会いは有りはしたが即切り捨て。
その場を離れて予定よりも少しだけ奥へと向かう。
「この辺りなら……あったあった。
これが薬の材料なんて、何に使うんだろうね」
そして目的の場所より少し奥の川辺に到着すれば、即岸付近の川を覗き込み。
そこに何かの卵の殻のようなものを見つければ、それを拾い上げて採取袋に押し込み。
何かの薬に使うらしいのだが、詳細は興味がなくて聞き流していた。
その為に、どう加工して使うのはよくわかってはいないが数が必要。
そう聞いているので、数を集めようと川辺を歩いては、見つけ拾い上げて回収をしていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川辺」からラティスさんが去りました。