2024/02/24 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にミルラさんが現れました。
ミルラ > (妖精の泉と呼ばれる場所が森の中にある。
 魔物避けの香を焚きながら背中の鞄には空の瓶をいくつかつめてそこまでやってきた一人の少女。
 金髪を一つに結び、上向く睫毛の下には湖面のような瞳。
 防寒に備えた厚手のジャケットを着込んで、目的地までたどり着けばはぁ、と息を吐く。

 元々はサウロという青年騎士であるが、時折こうして少女姿になるのは呪いめいた体質のせい。
 非力で、体力もそう多くはなく、戦う力もない一般人だ。
 だからこうして外に出るような雑務は珍しい方。
 本来なら男の時の仕事だったが、何度か来たことのある場所だし、そう遠くもなかった。
 十分に準備してきたので一人でも大丈夫なはずだと判断し、引き受けた。)

「……でも、護衛をジャミルに頼めばよかったな」

(対等な相棒の名を零しながら苦笑する。
 遠方から、別の任務を終えて帰ったばかりの彼を引き連れるのは、少々気が引けた。
 鞄から瓶を取り出して、泉の縁に膝をつき、蓋を外して澄んだ水を汲む。
 朝には出たけれど、陽の昇りからしてもう昼頃だろうか。
 せっせと作業をして、空瓶に水を汲み終えたものから、割れないように布に包んで鞄に詰めていく。)

ミルラ > (作業を終えて鞄の中に詰め終えた後、ようやくひと息吐く。
 そう言えばこの泉は魔力が通っているのだったか。
 噂の妖精の姿は今の所見当たらず、少し思案してからブーツの紐をほどいて脱ぐ。
 ズボンの裾を捲り上げて、白く滑らかな隆線を描くふくらはぎまで晒せば、爪先からちゃぷり、と泉の中へ。)

「ひぇ、冷た……っ」

(まだ名残り雪もちらほら残っている季節。
 晴れているとは言え、泉の中はやはり冷たい。
 これが夏場とかなら、とても気持ちいいのだろうけれど、と思いつつ。
 ここまで歩いてきた足の疲労を落とすように、足を浸す。
 傍の鞄のサイドポーチからハンカチに包んだビスケットを取り出せば膝に広げて、
 休息も兼ねた補充タイムだ。
 ざく、とナッツの入った硬めのビスケットをかじり、小さな口の中で咀嚼する。
 メープルが混ぜられたもので、ほんのりと甘味があって美味しい。)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にさんが現れました。
ミルラ > 【移動します】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からミルラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からさんが去りました。