2024/02/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にムメイさんが現れました。
ムメイ > (やっべぇ、と言うのが目覚めた意識の中で明確に浮かんだ言葉だ。
 確か最後に見たのは、偶には依頼も無いが外に出るかと思って出かけた先。
 川辺を進んでいたが、腐食した流木に当たった所までは憶えている。
 問題はその先が全く思い出せない事だが――
 ――要するに、自分の不注意で死んでいた、と言う事だ。)

「あっちゃあ、こりゃ何年か死んでたな俺? つーか自意識戻るまでに何年かかってんだっつー話だが」

(不死族であるから、完全に消滅させない限りは死ぬ事は無い。
 何分、元々死んでいる身である。

 ただまぁ、折角知り合った人間に逢えなくなった可能性も十二分にある。
 それについては、慣れるものではない。

 溜息を吐き出しつつ、身体を起こす。
 幸いにして包帯の腐食も進んでない、となるといつぞやの様に三桁の年数は経ってはいまい。

 いない、のだが)

「強いて問題があるとするなら、だ。
 一体どのあたりになるんだここはよ、何処に行けば出口に出られっかね」

(夜目は元々問題ないが、つい先程起きた事もある。
 方向感覚が全く分からないし、冒険者が知っている場所と言う確信も無い。

 参ったね、と溜息交じりに立ち上がった)

ムメイ > (状態そのものだが、悪くはない……と言うか、寧ろ良い方だ。
 自分の中にあった枷が砕けた様な感じはするが、調子そのものは好調。
 まぁ、死んでいて起きて調子が悪くてまた死んで……とかも過去にはあった。
 割と薄くなっている過去の事でも、印象に残っているのだ。
 なので主に高位神官に捕まったりするとそうなるのが、不死故の辛いところ。

 尤も、今の自分はただの人間にしか見えないが。
 幸い、肉体の腐食やらも起きていなかったから誤魔化せはするだろう。
 ただし、強いて言うのならば真っ先に浮かんだのは)

「借りてた宿、多分死亡扱いになって払った金全部取られてるだろうなぁ」

(昔から言う、金は天下の回り物で停滞すれば澱みを生む。
 正直、自己責任で死んでしまったのでこればかりは仕方ないのだが
 路銀は多分、昔隠したものが残っていれば御の字といったところ。
 いや、そもそも仕事を請けられるのか。
 下手に不審者扱いされたらどうするか。

 いや、それはそれで仕方ないんじゃないか? と言う尤もな思考を繰り返しつつ)

「……にしても、洞窟ねぇ。 こんなとこあったっけな?
 一応何処でも戦う可能性がある以上、ある程度は見て回ったんだが」

(傭兵だけでは食っていけないので冒険者の護衛業なんかもやっていた。
 その時に雇ってくれた冒険者に聞いた話だったのだが、こんなところは聞き覚えは無い。

 勿論、自分が知らなかった可能性も無くは無いのだが……
 割と地上までは遠くに感じる。
 となると、そこそこ知られていてもおかしくないのだが)

「……挙句に死者や亡霊も感じられん、って事は未発見か未探査か不人気過ぎて誰も来ないとかそんなとこか、ここ? ――笑えねぇんだが」

(言ってしまえば戦闘能力だけは特化しているが他はあんまり得意ではない。
 頑張れば真似事は出来るがそんなものだ。

 しいて言えば、食事は嗜好なので必須ではないというだけ。
 慰めにもならない現実が目の前に転がっていた)

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にノーマさんが現れました。
ノーマ >  
「いやー……潜ってみたはいいけど……なーんもないなあ……」

盗賊だったり何だったり、そういうのがいたりとか何か起きるかと思って適当に洞窟に飛び込んでみたものの……
結果は完全なスカ、というやつであった。

「探索にやったヤツも、そろそろ戻ってくるかな……?」

その言葉を待っていたかのように、ざわざわと辺りから小さな蜘蛛が集まってくる。

「……へえ?なんかいるって?」

どうやら人型の何かがいるらしい。
よくわからないが、とりあえず近寄ってみて、盗賊とかならシバケばいいだろう、なんて適当に考える。

「よっし、いくぞっ」

足早に洞窟の奥へと進んでいく。
どうにも人が通った形跡があまりないのに人がいる、というのは解せないところではあるが……まあ、いいか。と雑に考えながら。

「……っと、あれか」

そして、ようやっと人影を視認できるところまでやってくる。
遠目なので仔細は分からないが、あまり動くでもなく、何か考えているのか探しているのか。

「……なんだろうね、あれ」

こちらも首を傾げた

ムメイ > (取り敢えず職残ってたらいいな、職無くても着けたらいいなと半ば現実逃避じみた思考をしていた。
 やべえ、割と前の仕事も探すの大変だったのに泣きそう。

 ――そこで思考が切り替わる。
 何かの気配、魔物ではないそれ。
 それを鋭敏に感じ取れたのは、言ってしまえば種族柄だ。

 この感じ取る気配の主は、少なくとも生物である事には変わりない。
 そこまで至って浮かんだ言葉は)

「――出られるかこりゃ」

(普段であれば強者ならば戦いたいとか、そう言ったものなのだが。
 あまりに人の世の中で生きた上で死んだのだ。
 生活基盤整えなければ、とか極めて世知辛い思考の中で感じ取った光明。

 本人からすれば奈落に垂らされた蜘蛛の糸だ。
 その蜘蛛の糸が罠であっても力尽くで解決すればいい。
 罠で無ければ無理に戦う気も無いのだから。

 そういう思考の元で、首を傾げる相手に、敵意が無い事を示すように近づき)

「あー、済まん。 ここってどの辺か教えて貰って良いか?」

(包帯の巻いた片手を上げながら、友好的に第一次接触を試みる。
 何分大柄かつ厳ついので、コミュニケーションは大事なのだ。)

ノーマ >  
「……おや」

片手を上げて近づいてくる、相手。
ある意味、場所にそぐわない気さくな感じで近づいてくる。
こんなところで野盗もへったくれもないだろう、とは思うものの怪しさ全開はある。

「ま、いっか。その時は踏み倒せばいいってことで。」

女の思考は割と脳筋であった。

「やー、こんにちは。
 どのへんも何も、洞窟なんだけど?」

当然のことをそのまま投げ込む。

「洞窟の何処って話なら……まあ、奥の方だけど。
 潜ってきて場所もわかんなくなるなんてどうしたの?」

ぱっと見は普通の人間にも見えるが……どこか妙な感じのする相手に、警戒よりもむしろ好奇心を抱きつつ問いを重ねた。

ムメイ > (自分の問いかけに対して、洞窟と言われればそりゃそうだわな、と頷く。
 同時に、人間とはちょっと違うな、と思う。

 ただ、人間社会に溶け込んでいる形だろう。
 服装からして冒険者、と言った所か。

 ここで言葉遊びや言葉選びをすれば良いのだが、それが出来る程ではない。
 なので、やる事は一つだ)

「あー……お互い、『ヒト』じゃねえんだ。 困っているんで助けてくれ」

(そう言って、魔族らしい気配を見せる。
 人の形をした死そのものの気配、なのだが戦う意志が全く無く
 それどころか本当に弱り果てた表情を浮かべて見せて)

「間抜けな話だが、俺は一回死んじまってな。
 しかも原因は流木だから自分の間抜け以外に無いんだが……
 川で流木にぶち当たって死んだもんで、ここまで流されちまったみたいなんだよ
 加えて喜びヶ原に居たって位で――正直、死んでから何年経ってるか分かんねぇもんでな」

(初手で手札フルオープン、全ぶっぱ。
 元々駆け引きとかは得意でもなければ不得意でもないが、事情が事情だ。
 加えて、相手は多分自分が人間ではないと気付いていると見ていい。

 改めて口にしても本当に間抜けな事情を話しつつ、両手を挙げて闘争の意志は無い事を見せて)

「起きたのはついさっき、なもんで可能なら教えて欲しい――そんなとこだよ」

ノーマ >  
「へえ?なるほどねぇ?」

なんとなく、「人でな」さを感じてはいたがお互い様だったらしい。
そういうふうに来るのであれば、気が楽といえば楽だ。
系統は違うにしても、同輩……といえなくもない。

「んー、そっかー。
 ってなると……どう答えたもんかなあ。
 いや、あんたが死んだのがいつかもわからないし、細かいこともわかんないからね?」

軽く肩をすくめる。

「まあ、喜びヶ原っていうことならそこは正解。
 ここは、喜びヶ原にある洞窟のかなり奥。
 ひょっとしたら終点、くらいかもねえ」

当面、自分が確実に教えられる情報を口にする。
場所としては、こういうものだ、と。

「その感じからして、死んでからめちゃくちゃたってるってほどじゃなさそうだけど。
 んー、どうなんだろね」

ムメイ > 「区分としちゃ不死者、こっちの国だと……アンデットとやら、になんのかね
 正直、時代で呼び名が変わるんでどれがどうとは言いがたいが
 今回死ぬ前はマグメールって国で、流れの傭兵や冒険者の護衛をやってたんだよ」

(判って貰えたなら、と気配を引っ込めて普通の人の気配に戻す。
 本人自体が死んでいるからと言って、死の気配を漂わせるのは失礼だ。
 故に相手の言葉を待てば、細かい事も判らないと言われてそれでいいと頷き)

「んじゃ、多分川から死体が見つからずにずーっと流されたパターンだな
 包帯が朽ちてないから、多分ギリ五年は経過してないと思う
 ――いや、助かった。 主に再就職できそうで」

(まだ冒険者や傭兵は必要とされてるなら何よりである。
 つまりそれだけ働いて、人の世界に溶け込む事が出来る。

 ありがたい、と言うように頭を下げてから)

「……そういや、お前さんの名前は?
 俺はムメイって名乗ってる。
 地域によっちゃ餓者髑髏とかって呼ばれてるけど、そんな感じの奴だ」

(相手の名前を聞きつつも、まず先に名乗る。
 赤い髪の女性に対し、そうやって笑って見せた。
 そうしてから)

「……んー、一個訊くんだが。 何か礼は要るか?
 助けてもらった以上、礼をしたいんだが――金はねぇんだ」

(死んでいたので無い、所持金は僅か。
 残っていたのは鎧の裏に張り付けていたからだ。
 実際、困り果てていた中で助けて貰ったから彼女に何かしてやりたいのだが)

ノーマ >  
「はー、アンデッドかあ……
 そっち方面はかじったことないから、いまいち詳細は知らないんだよねー。
 と、ああ。マグメールね。少なくとも国は変わってないよ。安心して。
 再就職も……まあ、そうだね。し易いんじゃない? なんなら冒険者ギルドくらいは案内するけど」

不死者。アンデット。
記憶の中には刻み込まれているが、実物となるともしかすると初めてお目見えかもしれない。
当然、そのへんの力だって持ってはいない……が、そもそも下手に取り込んだらどうなることか。

「ムメイ、に……餓者髑髏、か。そっちは東方っぽい感じだね。
 あー……一応、うちのことも紹介しとく?不死者でも魔族でもないんで、ちょいと違う存在なんだけど。
 まあとりあえず名前からか。
 うちは、ひとまずノーマって名乗ってる。」

自己紹介、というかどういう存在か、まで明かされた上に名前まで名乗られるとこちらも正体を言ったほうが良かろうか、という気になる。
ここなら他に人もいないし、バラしてもいいだろうか。

「礼?いや、別にいいよ。
 そもそもムメイを生き返らせた、とかならともかく……別に会って話をした程度でしょ?
 気にしない気にしない。」

ひらひらと手をふる。
生まれのせいか、育ちのせいか、生き方のせいか。
どうにもそういう欲が薄いところがある。

「そっちこそ。この程度の話でいいの?」

ムメイ > 「あー、なんかこっちだと俺みたいなタイプは珍しいらしいな。
 不死者やら亡霊やらで似たようなの見た事ねぇし
 俺もこれはどっちかって言えばガワみたいなもんだしな」

(そういって自分の肉体をとんとん、と叩いて示して見せた。
 言ってしまえば、この身体は服みたいなものだ。

 問題があるとすれば、本体を休眠させている為に自意識がある服。
 当然、死ねばそのまま死んでしまう。
 生きている間に死を予期していれば、ある程度蘇生のタイミングも図れはするものの、事故死だと何時復活するかは自分でも判らない。
 割とそんなものなのだ。)

「場所が移築したって訳じゃないなら、多分大丈夫。
 恐らく昔の情報が無くなってなければ、申請し直せば問題ないだろうし、傭兵は――まぁ、気が向いたら誰か雇うだろ」

(彼女の言葉に大丈夫だ、と言いつつも酷い雑な事を言い出した。
 脳筋気味の返答であるが、少なくとも職が無い危機は脱した。
 そうして、彼女の名前を聞いて)

「ノーマか。 ……魔族とも人間とも違うみたいなのは判るが、お前さんみたいなのにはとんと逢った憶えもないな――差支えなきゃ、教えてくれるかい?」

(後学の為にも知っておきたい、と言いつつも言いたくないなら言わなくていい、と言う意味合いで前置きをする。
 加えて、彼女自身もそこそこ使う方だと言う感じがする。
 だから個人的に興味はあるが、嫌がるならば無理強いはしない。
 そんなところだ)

「意外かも知れないが、これでも魔王とやらに数えられちまってるんだよ俺。 それに、指針も無くなってた俺からすりゃすげぇ助かった。 いや、本当何でだかわからねぇけど……だからまぁ、そうだな――」

(相手の言葉に対して返すのは、主観の違いだ。
 実際、彼女が来なかったら出るには出てもどうするかで悩んでいただろう。
 或いは、別の国へ行ったかもしれない。

 んー、と考え込んでから、指を鳴らしてみせた)

「そうだ。 もし、ノーマが何か困った事があったら手伝ってやるよ。
 つっても、戦う事しか出来ないけどな俺」

(そう言って笑って見せる。
 おおよそ一般的なアンデットの持つ陰気なイメージとは全く逆。
 寧ろ明るい位に彼女へ笑って、そんなんでどうよ? と提案してみた)

ノーマ >  
「ガワ?ってことは、それって見た目だけで本質は中身……って感じなの?
 亡霊……って言葉出たけど、どっちかっていうとそっち系ってことなのかな?
 あ、秘密だったらごめん。」

なにしろアンデッドなんてものに会うのも初めてなら、会話するなんて機会もレアだ。
ついつい、好奇心をくすぐられてしまう。

「んー……ムメイが生きてた頃のことがいつかは知らないからわかんないけど。
 タナール砦でバチバチやったりとか、傭兵の行き先なら色々ありそうだよ?」

自分もウワサでしか聞いていないが、そこらでは戦いがずっと続いているらしい。
結構な戦闘をしているらしいので、ある意味自分の出番なのかもしれないが……

「あー、そりゃまあそうだろうねえ。
 うちは……っても、うち自身、正確なところはよく知らないんだけどさ。
 どっかの王族がお金かけて、自分の戦力とし作り出した『魔法生物』ってやつらしいんだ。
 なんか連中に言わせると戦う力を中心に作ったから『戦闘生物』らしいんだけどさー。
 ま、そんなわけで。新種のイキモノってやつだから、そりゃまあ覚えもないだろうねえ」

どの分類にも当てはまらない、新たな人造生物。
そのうえ、途中からコンセプトがブレブレになったらしいので、そりゃまあ類似商品もないわけである。

「へー、魔王!物語とかでは見たけど、へー……やっぱいるんだねえ……
 ということは、やっぱ強いの?残酷、とかそんな感じじゃなさそうだけど。
 ……ん。そもそもなんで傭兵とかしてたのさ。魔王が?」

魔王、と聞いてローテンション気味の女のテンションが上がる。
物珍しいものはやはり気になってしまう。彼女の数少ない楽しみである。

「あはは、なんだ。そんなところまで似てるの?
 うちもさっきのとおり、戦うしか能がないんだよねー。
 お陰でパーティー組んだニンゲンにはちょいちょいメイワクかけちゃうんだけど」

困ったもんだよね、とけらけら笑った。

ムメイ > 「本体はまぁ、でかいんだわ。 ほら、スケルトンっているだろ?
 俺、宿屋の屋根よりでかい位のサイズなんだよ
 んで、死後にこうなった――っぽいからな
 流石に云百年前なんで思い出せん部分もあるからアレなんだがな
 今回みたいに事故って死んだりした事もあるし」

(好奇心の儘に問いかける彼女へ、あっさりと回答する。
 そもそも自分が魔族だと言う事を知っている人間はほぼいない。
 なので聞かれなければ答えないだけで、聞かれれば普通に言う。

 ヒトではないと看破した際に、情報不足とはいえ初手フルオープンした様に、別に隠す事ではないのだ)

「あ、ラッキー。
 それならまだそんなに経ってないわ。
 俺もこの国に流れてきたクチだから、俺が来た頃もやってたし
 いや、前に事故死した時、別の地域だけど硬貨すら古銭になってたからなぁ……」

(ひょっとして年単位じゃないのか、と言う希望が出てきた事に安堵する。
 それならまだ籍残ってるかもしれない。
 話している間に光明が出た事に安堵する。
 笑えないのだ、この手の時間のズレは学んだ常識が常識でなくなるから)

 「はー、魔法生物、ねぇ?
 俺は死んでも戦ってばかりで、そこまで頭良くねぇから判らんが、見た目は人間にしか見えんよ
 ただまあ、良い女ってのは間違いなさそうだが――相当遣うみたいだしな」

(普段の状況なら、それこそ一手手合わせを望む程度に。
 それをしないのは、いや流石に恩人にそれやるのは気が引ける。
 そういった意味では割と常識的な部類である。
 ただ、そういった存在がいるのならばいずれ戦う事もあるだろう、と頭の中でストックして)

「俺が知らん間に数えられてた、ちょっと暴れた位なんだがな
 なもんで、特に部下とか領地とかは持ってないんだ
 つーか、それなら俺がぶん殴りに行く方が良い
 そっちの方が楽しいし、傭兵やってんのはその方が強い奴と戦えるからな」

(ちょっと喧嘩売ってきた連中滅ぼしただけなんだがな、と呟く。
 早い話が、純粋な暴力だけで魔王と数えられるようになってしまっただけ。
 自分の生き方や、やり方を変える気は全くないのだ。

 それに文句を言うのならば、力尽くで黙らせると言うだけだ。)

「あー、それなら似た者同士って事か。
 しかしそうなると返してやれることなんて――」

(そう言ってから、彼女を改めて見返してみる。
 そうなると返せるものなど、傭兵の流儀になる)

「――どうだ、暇なら酒でも飲みに行くか?
 多分それくらいの金なら、隠してある場所に残ってるだろうし」

(出会えた記念に一杯奢る位はさせてくれ、と声を掛けた)