2024/01/25 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にアウローラさんが現れました。
■アウローラ > 薄暗い洞窟を歩く若い身形の娘が一人
旅装に大きな革製のナップサックを背負い、手には樫木の長い杖、そこにカンテラを吊るして光源としている
後頭部で束ねた金髪を尾のように揺らし、ブーツで地を踏みしめる音ばかりが響く
魔物の気配はするけれど、この耳長の長命種の血を半分引く娘は攻撃魔法を一切持たない
とは言え、出会ったら出会ったで逃げきる自信はあるけど
「採集依頼を請けたとは言え、複雑だねぇ、このダンジョンは」
魔物の影響なのか、ここを住まいにする変わり者でもいるのか
歪に広がる洞窟の奥で取れる特殊な鉱石の採集が娘の請けた依頼
腰にはピッケルを持ち、魔力探知の波を薄く拡げている
魔力に適した鉱石があれば共鳴するように反応するだろうから
それを探して、一人こつこつと奥の方へと降りていく
「うーん、お腹空いてきた、もうそろそろお昼かな?
安全地帯でもあればいいのだけどー……」
どうかな、ときょろりと視線を巡らせる
■アウローラ > ──見つけた安全地帯に腰を下ろして、持ってきた果物を取り出す
噛り付きながらしゃりしゃりと咀嚼して喉を潤すついでに腹も満たす
くぁ、と欠伸を零しながら、カンテラの中で揺れる火をぼーっと眺めていた
休憩をしたら探索を再開
時折カツン、カツンとピッケルを振るって石を彫りつつ奥へ、奥へと
「わお」
魔物を避けながら奥へとたどり着けば、魔法の媒介に適した結晶鉱石が洞窟内を薄く光らせていた
まるで宝の宝庫のようだ、ときらきらと目を輝かせた
「これだけあるなら、ちょっとぐらいは自分用に掘ってもいいよね」
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にゼオンさんが現れました。
■ゼオン > 拡がっていく魔力探知。その中に一つの波長が紛れ込んでくる。
貴女の放つ探知を察したように、一度立ち止まってからそちらへと向かい始める。
魔力の気配は微弱。だが移動は早い。
まるで小鬼か小動物よりも機敏に機動力を以て近づいてくると共に、それ等とは違う重い足音が近づいてきて。
「ぅおーい。誰かいるかー? 王都の奴なら敵じゃねえってー」
魔物の縄張りの中、まるで緊張感のない声が足音のする方から聞こえてくる。
もし様子を伺えば、軽装で腰にブロードソードを携えただけの男が頭を掻きながら周囲の様子を伺うだろう。
「っかしぃな。この辺に頭良さそうな魔力の気配感じたんだけどなぁ。」
頭が良い。それは周囲に警戒を怠らない魔力の使い方、ただ攻撃魔術にだけ行使するそれとは違うという意図なのか。
■アウローラ > 「うん?」
拡げた魔力探知に引っかかった気配にピッケルを振るう手を止めた
まるで"いる"ことを理解した上での動きに思える
遠くから響く重い足音にピッケルから杖に持ち直し、カンテラの火を消した
即座に展開するのは風景と同化する透明化魔法
とは言え、あくまでも視界から見えなくするというもので、気配や音で居場所を特定することは難しくはない
そうして聞こえてくるのは男の声
こんな奥の方まで一体誰かね、というように視線を向ければ、ガタイのいい男がそこにいた
金髪に褐色肌、冒険者らしい装いと武器を持つそんな人物を見て、顎に手を当てる
杖を軽く振るって、風を使う
「こんな奥地に一人できたのかい?」
姿は見せないまま、彼の背後から若い娘の声がするだろう
声だけを彼の背後へと届けているのだ
■ゼオン > 「おっ。美人の声。そうそう。一人でさ。
受けようと思ってた依頼が先越されてさ、んでも魔術触媒に適正あるって結晶、自分の目で拝んでおきたいなーって思ってさぁ。」
遠目に観察していればおよそ魔力と縁がなさそうな鍛えこまれた腕。
その男は軽率な物言いとは裏腹に、頭部後方に魔法の光を携えながら、
好奇心を口にしつつ、周囲や足元を見渡して。
「言うほど危険じゃあなさそうだけど、確かにここに採掘に来るにゃ街の奴等は
色々面倒だしデメリットたっぷりってぇーか。
あ、俺ゼオンてんだけど」
不意に、貴女の方角へ顔を向ける。僅かな息遣いや、気配を悟っているのだろう。
「美人さんは名前なんてーの?」
■アウローラ > 「へえ、もしかしたらわたしが先んじてしまったかな?
君も少しは採集していくかい? きっと売れるよ」
美人の声、と称する男にふふふ、とおかしそうに笑いながら声がする
光源に魔法の光を使っている様子から見るに、魔法や魔術に覚えもあるのだろう
無骨にも見えるが、魔法剣士という存在だろうか?
なんて考えていたら魔力の筋を辿ったのか、気配を察知したのか、こちらに顔が向けられて口元に弧を描く
トン、と杖で軽く地面を叩けば、透明化を解いた
小柄な身体に白磁の肌、金髪碧眼という顔には幼さも少し残る若い娘
特徴的なのはその長い耳だろうか、大きなナップサックを背負っており、手には杖とピッケルを持っている
「一般人が中々採掘に来れる場所ではないからね、ここは
ゼオンだね。わたしはアウローラだよ」
にこりと笑みを浮かべて、足元に落としていた採掘した鉱石が転がっている
■ゼオン > 「かもしんね。でもまいんじゃね? こういうのは早い者勝ちっしょ。
売れるかー。どこで取引してるか教えてくれりゃ、かな」
肩を竦める仕草をして依頼の取り合いは気にしてる様子もなく。
しかし売れる、と言われれば会話の口実なのだろうか、そんなことを口にして。
ともあれこちらの口ぶりには好印象だったのか聞こえてくる声。
気配のする方へ視線を向けていたら見込み通りの美少女が現れる。
「やっべ。想定以上の美人じゃん。アウローラねぇ。可愛い名前じゃん。
そっちこそ一人でここまで来てんの? 腕利きかよ。すげえな。」
顔を見れば思った以上の手ごたえなのか、おぉーと感嘆の声一つ。
耳からしてエルフかはーフエルフか、どちらにせよ魅力的。
ただ手にしているピッケルを見る限りただただ非力と言うわけでもないのだろう。
……自衛の手段もないのにここまで来る筈もない。そうでなくても常時魔力探知を広げていて、
中々に経験値が高い。
(っべぇなー、こういう美人エルフがエロい顔すんの見てぇなぁ……)
腰を掻く仕草をしながら、忍ばせていた小瓶を引き抜く。
無味無臭、揮発性の高い媚香の蓋を開いて閉鎖空間に広げ始めて。
「てかさ、彼氏とかいんの? マジで放っとく男いねえっしょ」
■アウローラ > 「ふふ、普通にギルドに降ろしてもいいだろうし、商人ギルドに売り払うのもありじゃあないかい?
とはいえ、市場価格が崩れない程度にしてくれると助かるね」
貴重な鉱石だ、大量に持ち出して大量に売りさばけばその分価値が下がってしまう
ま、そういう点は冒険者ならわかっていそうだが、果たして彼はどうなのかと向ける青い双眸
閉鎖空間と言えど鉱石が点在するそこそこに広い空間、浴びせるわけでもないなら多少はムラっとするくらいか
揚々と語る彼の口調は軽く、そして男がいるのかという問いかけには数度目を瞬かせた
「はは、ここにきて聞くのが男性遍歴とはね。
初対面で容姿を褒め、軽いノリで経験があるかどうかを確かめる……
ふむ、さては君、わたしとセックスがしたいのかい?」
見た目通りの若い娘なら、顔を真っ赤にして慌てふためいたかもしれないが、何せ長命種の血を引いている
恥じらいというものはとっくのとうに捨てたし、なんなら貞操観念も並の誇り高いエルフよりはだいぶ緩い
とはいえ、無理矢理を好まない面もあり、確認という点ではかなりドストレートだ
■ゼオン > 「俺も依頼受けたわけじゃねーし、そこでガツガツ掘ったら不義理ってもんっしょ。」
そうは言いつつ、実際はただ掘るのは面白くないだけ。
ここに強い魔物がいて阻んでいるならまだしも、ただ散歩して帰ってくるようなノリは好んでいない。
だからこそ相手に話を合わせて頷きもしながら、媚香の効果のほどを伺う。
結果としては見込み通り。少し呼吸に変化がある程度。
露骨に薬の作用を及ぼしたのでは、こういう美人に後々警戒されてしまう。が、
「……へぇー。ローラって案外ノリいいのな」
こちらの言葉の意図を汲み、真正面から真意を切り出しにかかる様に好色な笑みを浮かべて。
「セックスもしたいけどローラがエロい子としてる時の顔ってどんなのかすげえ興味出たから?
無理矢理押し倒してもいいけど、多分今見たい顔は違うんだよなー。
出来れば後々もセフレになってほしいってか?」
そう言いながら、一歩引く。
作法を心得ているわけではない。
だが、先にここで採掘を行って、大分経っている節を感じる。
であれば、警戒を怠らない手合、その気になれば撒くことも出来るだろう。
……こちらとてその気になればどこまでも追いかけて捕らえて犯すことはできるだろうが、
今みたいのはそう言う顔じゃない。
アウローラがトロトロに蕩けた顔が見たいのだから、逃げる気があれば逃げても良いと仕草で譲歩を示して見せて。
■アウローラ > 「ふぅん? なるほど、なるほど。
だというのであればわたしとて覚えがある感情だ。
可愛い娘の爛れた欲情に蕩ける様は、甘美な美酒のごとく愛いものだとも」
ノリがいいと言われればうんうんと頷きながら共感するように笑みを深める
果たして自分がそんな表情を見せられるかどうかは彼の腕次第ではあるが
セフレになるかどうかも、相性次第よな、と軽く杖を揺らしながら告げる
背負っていたナップサックを降ろして、荷ほどきをしながら採集した鉱石は麻袋に入れて鞄の中にしまう
その気になれば互いに世界の果てまで鬼ごっこに興じることも出来ようが、そんな面倒は御免だ
「セックス自体は別に嫌ではないのだがね、どうせなら温かい部屋の滑らかなシーツの上で交わるほうが君好みの顔も出来よう。
終わったあとに酒や果実があればわたしはもっと嬉しい。
そういう紳士的な行為をしてくれるのなら、エスコートを受けようか」
そう言って一歩引いた彼の下へと近づいていく
身長差は30cm弱か、透き通る青空を映したような娘の青い目が男を見上げて、金色の瞳と交わる
目の前にいるのは若く見えようとも彼の数倍も長く生きている長命種
どうせスるなら、硬い岩場よりも寝台がいいと注文をつけながら、さてどうする?と男の理性に問う
■ゼオン > 「え? マジ!? おっけおっけ! ヤッた後に酒飲みながら話すのもいいねぇっ。
街道の出張所、じゃあ味気ねえから近くにあるちっせぇけど貴族向けの宿ある街あるからさ、
そこで美味い酒でも飲みながらヤろうぜ」
金なら俺が出すからさぁ、とセフレさえも相性次第と言われれば上機嫌で支払いを持つのだと頷いて。
「そういや鉱石はまだ必要? 俺ぁ鉱石よりローラゲットしたからもういいけどさ」
と、うっかり先ほどの会話が口説く口実なのだと歯に布着せず漏らしてしまう有様で。
貴女がそのままついてきてくれるなら、街道迄赴いて、日が暮れる頃には宿に着き、
豪勢な酒をふるまいながら関係を求めて
■ゼオン > 【部屋移動いたします】
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からゼオンさんが去りました。
■アウローラ > 「んふふ、気前がいいねぇ。美味しいお酒は大好物だよ」
貴族向けの宿ともなれば贅沢も出来よう、と満面の笑みで頷いた
しかも支払いまで持ってくれるのなら何の問題もない
鉱石も必要分取ったと頷けば、共に洞窟から出て、彼の案内で件の町へと向かうとしよう──
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からアウローラさんが去りました。