2024/01/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にゴーザさんが現れました。
■ゴーザ > 深夜。
一応人里にて新年の祝いとやらは済ませて、塒である洞窟へと帰る途中であったが、腹ごなしがてらの運動でもしようかとズシンズシンと重い足音立てながらうろつき回っている。
そうでなくても3mあまりの巨体が目立たない訳もない。
何らかの魔獣か何かが嗅ぎつけてくれば御の字だ、出来れば問答無用で戦える相手がいいがとか考えながら
きょろきょろと辺り見回し。
「まあ、何だ・・・吾輩も暇ではない。一刻も早く、あやつに追いつかねばならん。
いつまでも足踏みしておるわけにもいかんからな・・・」
だからと言って特に急いでいるわけでもない、倒すべき相手も魔族だから寿命がどうとか七面倒くさい
しがらみとは無縁である。
それでもただただ強くなりたいだけの白魔族には、無為に過ごす時間は退屈極まりないものだから、
手ごたえのある闘争相手を求めて歩き回る。
とはいえ、生半可な獣であればその存在感に怯えて近寄ろうとはしないだろうから、比較的安全ではあるのだが。
■ゴーザ > 闘う気があるなら、相手が何だろうが気にするつもりはない。
そもそも、あまり人の通らないであろう森林地帯をうろついているのだから、道に迷いでもしない限り
まともなヒトに会う訳がないのだ。
自分と同じような戦闘狂か、人目避けて動かねばならないようなはみ出し者だろうか。
何だったとしても自分と闘ってくれるなら文句はない、それが相手にとっては真剣な殺し合いだろうが
白魔族にとっては願ったり叶ったりだ。
「さて・・・どうやらこの辺では吾輩の相手になるようなのはおらんようだな。
いっそ遺跡やなんかを漁ってみるか、『冒険者』やらとかち合うのは面倒臭いんだがなあ・・・」
野良の魔獣などそうそういるものではない、安全な住処求めるか縛り付けられているかで遺跡に籠っている方が圧倒的に多いのだ。
問題なのは、白魔族にとってはそこに眠っている財宝や魔法の品とかはどうでもいいガラクタでしか
ないので、それを目当てに潜ってくる探索者たちとは色々と意見が合わない。
一度、キメラとかいうのを倒したときに見つけた壺を叩き割ったところ、それを探しに来た冒険者たちに
猛抗議を食らってしまった。
結局割れてしまったものは仕方ないからと諦めて帰ろうとする彼らに、せめてもの詫びにと
キメラの頭3点セットと剝いだばかりの皮を渡して何とか事なきを得たが、あんな気を遣うような真似は
二度と御免だと溜息一つつくと、ついでに体中の排気孔からブシュっと僅かに空気が漏れる。
■ゴーザ > 「闘技場はなあ・・・あのルールが今一つ肌に合わんと言うか何と言うか・・・
背に腹は代えられんから、いざとなったら仕方ないが・・・」
見世物になるのはまあ構わないのだが流石に魔族の姿のままで行く訳にはいかないのと、時々殺してもOKとか言われるのが納得いかないらしく、ブツブツ呟きながらではあるが住処のある山の方へと歩み進めて。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からゴーザさんが去りました。