メグメールの「まれびとの道」などの街道を少し離れれば、一気に危険度は増していく。
鬱蒼とした森や、洞窟、古代の遺跡やダンジョンなどが数多くこの地帯には存在している。
そこには当然魔物がおり、人が襲われることもある。
しかし、冒険者などにとっては仕事の場とも言えるだろう。
※魔物が出てくるような森、野原、川、ダンジョンなど、ご自由に設定してください。
参加者(0):ROM(1)
Time:16:57:52 更新
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」からラヴィニアさんが去りました。
■ラヴィニア > スライムを啜り終えると、もうひとつと近くの茂みに手を伸ばす。
で、そこに隠れていたスライムを引きずり出すと、大事そうに両腕で抱えて、
また噛り付いてスライムを啜るのだ。
1匹、2匹、と、魔力が身体に満ちるまで。
何匹でも何匹でも少年はスライムを食らい続けるのだった。
■ラヴィニア > 人間(?)いざとなったら何とかなるらしい。
メグメール(喜びヶ原)の何処かに存在するという「妖精の泉」に小さな人影が一つ。
どこぞの洞窟で炭っぽい?砂っぽい塊をたらふく食べた後に、
それでもまだ食い足りぬと食い物の匂いを探してさ迷い歩き、
偶然たどり着いたのがこの「妖精の泉」。
無限に湧き出る魔力が潤沢な水。
妖精なのか精霊なのか今の身体ではよく判別できないが、
確かに存在する存在の気配を感じながら、小柄な人影はスライムを啜っている。
空を見上げれば木々の隙間からは冷たい月の輝きが射し込み、
キラキラと瞬く星々も見える雲一つない明るい夜。
そんな夜に食べる冷えたスライムは格別であった。
泉の傍にある座るのにおあつらえ向きの大樹の切り株。
細い両腕で抱えるに十分なサイズの薄青い色のスライム。
久々に人心地つけた気がした。
がぷっとスライムの端に改めて食らい付く。
ギザギザの歯をスライムの肉に食い込ませ、切り口を作る。
そしてそこから勢いよくスライムをすする。
ずるずる、ちゅるちゅる、しゅわしゅわ
当たりを引いたようで、スライムの冷たくとろとろの液体の後に酸か何か不明ではあるが、
こう、口の中がしゅわしゅわする。
これは美味しい。
ここの環境が良いのか、啜っているスライムの液体は十分な魔力を有しており、飲み込む度に身体に魔力が満ちていくのがわかる。
持ち帰って養殖するかこれ。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 「妖精の泉」」にラヴィニアさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からシャルティアさんが去りました。
■シャルティア > 魔獣の尻尾を自分に巻き付けて、少年はくぅ、くぅと眠りにつく。 魔獣は結局この厄災から逃れられることはなく、勝手に「ともだち」として覚えられるのだ
■シャルティア > 魔獣からしたらたまったものではない、ないのだが少年は魔獣にもとてもとても友好的ではある。 魔獣が起きたらいっぱい撫でであげてそのもふもふのお腹をもふもふしよう。と一方的に思ってはいるのだ、先程のはあくまで「悪い子」へのお仕置きである。
魔獣からしたら理不尽で不条理でどうしようもなくお仕着せがましい友好でありただの厄災であるが
「お外さむいね、でもわんわんと一緒ならあったかいね」
起きないかな、と一方的に話しかけながら顔を覗き込む。 魔獣は気絶したままなのか、それとも目覚めたが少年に気取らせないために狸寝入りをしてるかは定かではない。
起きぬ魔獣を良いことに、尻尾の付け根をつかみ、ぽんぽんさわり、お腹のほうももふもふとさわってみる。 温かいし柔らかい。 少年は猫吸いのように魔獣に顔を押し付ける
「むー……むー、くちゃい。 おっきな犬とかイノシシとか熊はニオイするー。」
さすがに猫吸いのようにはいかないらしい。 とはいえ嫌悪感があるわけでもなく、後ろ足に背を預けるようにしつつ尻尾に座り直して
■シャルティア > 「もう、急にがおーしちゃだめだよ?」
尻尾の付け根をもふもふと叩く。 魔獣からしたらたまったものではないのだが、この自由な暴君に捕まったが最後、逆らえばゲンコツをくらい、大人しくしてればその暴君にべたべたと懐かれる。 野生の存在からしたら恐怖でしかない。
「きょうね、遊んでたらここまで着ちゃって疲れちゃった。 ここで寝ていい?」
当然返事はない。 少年は立ち上がって魔獣の顔のとこまで着てじーっと見つめ、まだ眠っているとほっぺたを膨らませて、尻尾に戻って座る。
洞窟の中は雨風はしのげるし、獣とくっついてれば温かい。
更に元々なつっこい少年からしたらこの魔獣も『なつくべき隣人』なのだ。
起きたらいっぱいなでなでしてあげようと、尻尾にすわったまま足をぱたぱたさせて、魔獣をじーっと見ていて
■シャルティア > 王都から離れた山岳地帯の森の中の洞窟。
人里から離れむしろ集落としては魔族の国のほうが近い位置かもしれない。とはいえ自然しかない魔族からも人間からも興味を持たれない森だ
自然の風穴が大きくなったそこは魔獣の住処である。
狼というには更に大きなそれ――体長ではなく、体高で3m近いだろうか、地獄の番犬もかくやという真っ黒な体毛に背から尻尾にかけゆらりとゆらめく炎。
火炎属性を持つ巨大な魔獣は、自分のねぐらに迷い込んできた小さな存在を見下ろす。
少年、というよりは、子供――という感じの幼さを見せる少年は、巨大な魔獣を見上げている。 人懐っこそうな顔立ち、短くふにふにしてそうな手足。 フードなしの貫頭衣。
育ちの良さそうな少年は、眼の前の巨大な魔獣を恐れるような雰囲気はない。 まるで大きな犬を見るように見上げて
「ふえー、おっきい、わんわんおっきい♪」
――少年が声を出した刹那
ッガアアアアアアアアア!!!!
洞窟全体を揺らすような咆哮が響く。 侵入者と思ったか、それとも哀れな肉塊が自らやってきたと思ったか。
魔獣はその大きな口をあける。 下からちろりと炎が生まれ――そして
「―――めっ!」
どごんっ!
少年が浮いた。 ぴょいっとジャンプしたかと思えば、その巨大な魔獣の頭上まで飛び上がり――その頭にげんこつを落としたのだ。
たったそれだけで、魔獣は地面に顎から叩きつけられる。 頭を強打されたことと顎から地面にたたきつけられたせいで脳震盪を起こしたのかそのままうずくまって動かない。
生命まで奪ってないのは、かろうじて背中から尻尾までの炎が消えてないことでわかるぐらいだ。
「おっきな声だしておどかしちゃ、め!でしょ! 人間さんならびっくりしちゃうでしょ!め!」
びし、と指をさして少年はお説教する。 もちろん脳震盪をおこして気絶してる魔獣にそんなものは聞こえてるわけもないし聞こえていてもそんな滅茶苦茶な道理と説教をされても困る。ここは自然の洞窟でこの魔獣はこの森から出たことがないこの森の実力者だ。
「まっくろで強そうなんだからお口開けて怖がらせちゃだめだよ! わかった?」
ぷんすかと少年は怒ってる。 魔獣が食らいつこうとしていたとかはどうでもいいらしい。 残酷なまでに自分の我儘な感情を押し付ける。
とはいえ偶然ここに迷い込んで邂逅した魔獣を討伐しにきたわけではない。 というより人間にも魔族にも猫にも犬にも魔獣にも懐っこいのだ。 少年はようやく、気絶してる魔獣に気づいて、むーと頬を膨らませて、魔獣の尻尾の燃えてないとこに座る。 まるで暴君か魔王である
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」からラヴィニアさんが去りました。
■ラヴィニア > ぼりぼり、ぼりぼり、ぼりぼり
無意識に手近にあった黒い石ころを口に放り込んで齧る。
味は苦くて美味しくないが、口寂しいのでちょうどいい。
無表情のまま口を動かし、どうやって火をつけようか悩む。
悩んでいる間も時間は刻々と過ぎていき
少年と火のつかぬ焚火のにらめっこは続くのだった。
■ラヴィニア > 空を見上げても空は見えず見えるのは岩肌。
横を見ても、下を見ても剥き出しの岩肌。
メグメール(喜びヶ原)に点在する洞窟の一つ。
王都に向けて歩いていたはずだ。
途中で冒険者ギルドの出張所があったはずだ。
そこに向けて歩いていたはずなのだが、急な雨の気配に走りだした結果――…今ここにいる。
おかしい。
確か街道の地面にいくつもあった足跡を見て、足跡の行き着く先こそ王都のハズ……筈。
とにかく、今夜は空を見上げても雲厚く。
雨の匂いがしたから雨宿りに洞窟にいる。
近くから拾ってきた乾いている木の枝。
あとは小さな石を幾つか円状に並べて中央にその枝を積み重ねて、
最後に火をつけて焚火の完成である。
火をつける。
人形のように感情の乏しい表情のまま首をかしげる。
火種になりそうなもの、何かあったか……と。
金属系はすべておなかに収めてしまったし。
火を起こすような魔法は使えない、使えたとしても現在魔力不足で出力不足になるのは目に見えている。
どうしようか。
入口に近しい付近にいるのだけど空は雨雲で真っ暗で、
射し込む光もない状態で一人膝を抱えている。
幸い水には困らなくなりそうだけども、流石にこのままだと寒すぎるので。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 洞窟」にラヴィニアさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 野営地」からレイチェルさんが去りました。