2025/03/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」にシアンさんが現れました。
■シアン > 雲一つない快晴とうららかな日差し、春風が優しくなびく、お昼過ぎ。
徒歩、馬、馬車、稀に空飛ぶ箒、更に稀に見たこともない絡繰仕掛けの何か、等など、
人種やら種族やら老若男女やらが各々に各々の手段を用いて行き交う『まれびとの道』。
全域、ではないが、王都近郊の街道には警らが立っている事がある。
警備強化月間だとかそういう名目で色々と。
王都直轄の騎士であったり冒険者ギルドからの出向であったりとそこもまた多種多様。
「ん゛~」
王都の壁が遠~~~くに薄っすら見える、ような、見えないような、そんな位置に配属された冒険者は眠たそうに伸びをする。
「……お昼寝日和過ぎだろ……」
小春日和にぽかぽかと照らされて。心地よい風がさらりと肌を撫でて。草原がなびく音、小川がせせらぐ音がそよそよと聞こえてくる。
目を閉じたらそのままうっかりと眠ってしまうだろう塩梅にぼやきながら街道からやや外れた草地にあぐら座りであくびを噛み殺す。
仕事中である。仕事中でなくとも不用心すぎるが、兎角、眠るわけにはいかない。
「あともうちょぃ……」
そう、あともうすこしで勤務時間は終わる、そうしたら王都に帰って宿で昼寝すると決めつつ、
「ぁふぁ~……」
またあくびが出て今度は噛み殺せなかった。
■シアン > 眠気と戦い、懐中時計と街道を見比べることもう暫し。時計の針が定刻を刻めば、欠伸をまた一つ零しながらも撤収準備に入るのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からシアンさんが去りました。