2025/01/25 のログ
■グスタフ > 夏場は木こりが利用する山小屋を拝借していた男は。
遠い馬のいななきに気付いて顔を出した。
なにやら面倒ごとの予感。好奇心に物見遊山でかけつけて。
木の上から指を丸くして望遠鏡代わりに見た姿に、ニヤリとして。
足早に駆け寄っていく。姿の見えないくらいの遠くから声を掛ける。
「どうした、なにかあったのか!」
騎士らしい野太い声で駆け付けてやる。
近付けばニヤニヤした大男の顔が見えただろうが、声は真剣そのもので。
■ノア = セシル > 絶望の中聞こえた声と足音に、俯いていた目をパチと開いて振り返り
「 !! 魔物に襲われたのっ、助け ─── ……グスタフ、 ? 」
声の主を視認すると同時、よそいきの声色は平常通りのものへと変わった。借りなど作りたくないのに借りばかりが増えてしまうことへ、不満げに眉を顰めるけれど… 見知った貴方の姿に安心した様子も隠せず、へたりとその場に座り込んでしまう。
「 ………………っ、どうせならこうなる前に現れてっ! 」
そんな減らず口を叩くも、緊張から解き放たれ 瞳を安堵に潤ませて。
■グスタフ > 「おう、流石に気づいたか。いや、まあ派手に――やられたな」
近くに町などない。野党も魔物を恐れて夜はこの辺りにはいない。
街道沿いとはいえ、危険な場所だ。
「俺は、事が起こった後にどうにかするのが、主な仕事なんでね」
座り込んだ彼女に手を伸ばして、ちょっとだけ悲しそうな声で。
そういって引き上げると抱きしめた。
「……キミが無事だったのだけでも良かったよ」
■ノア = セシル > 悔しいけれど、貴方の頼もしさを思い知らされる。闇夜の中取り残され いつまた魔物に遭遇するかわからない状況に、貴方が現れたのだから
「 ………何よそれ、 」
手を引かれるまま貴方の腕の中に収まると、潤んだ瞳を隠すように顔を埋めた。抱き締められる温かさに、ふぅ… と細く長く息を吐いてから
「 お願い、安全な所まで護衛して… 」
聖騎士相手に贅沢な依頼を。更にもう1つ、貴方の顔を見上げながら 後方の一頭も指差して
「 ……………あの子も。 」
■グスタフ > 「仰せのままに」
恭しく大げさに了解の意を示すと、手綱を握って馬を連れて。
「男だけじゃなく、馬の乗り方も教えてやろうか」
軽口をたたいて小突かれながら二人で去っていった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道「まれびとの道」」からノア = セシルさんが去りました。